日本人初のF1ドライバーであり現在は「チーム・クニミツ」の監督・高橋国光氏、日本人初F1フル参戦を果たしたドライバーで現在は「NAKAJIMA RACING」の総監督・中嶋悟氏、元F1ドライバー・片山右京氏、モータースポーツジャーナリスト・川井一仁氏。そして、司会進行は来週鈴鹿で開催されるF1グランプリ日本戦の場内実況を担当するピエール北川氏。
発表会のトークショウでは、片山氏と川井氏が『F1 2010』の魅力を紹介。そして片山氏は会場内に設置された本物のF1マシンに組み込まれたゲームをプレイし、その腕前を披露した。『F1 2010』はFIAから公認を受けた唯一のF1レースゲーム。登場するドライバーやマシン、サーキットなどはすべて本物と同じだ。片山氏は「BMWザウバー」のマシンに乗り、鈴鹿サーキットを3周するレースに挑戦。結果はトップから2.1秒遅れの2位だった。
レース後に片山氏は、「いまはトークをしながら走ったが、本当はひとりでじっくり遊びたい。Gがかからないところは本物のF1マシンとは違うけど、マシンの動きとしてのシミュレーションはかなりしっかり作られている」と太鼓判を押す。また、「いまのF1マシンは僕が走ってたころと空力デザインが違うので、セッティングを詰めてから走りたい」と、まだまだ走り足りない様子だった。
それを聞いた川井氏は、「ザウバーやルノーのようなシミュレーションを持っていないチームにとって、このゲームは有効だと思う。また、まだ開催されていない韓国グランプリのコースもテスト走行できる。僕はもう走らせてもらいましたが、韓国のコースは高速コーナーが多くて楽しかった」と補足した。
高橋国光氏と中嶋悟氏は実際にプレイしなかったが、共に『F1 2010』には興味津々。高橋氏は「いいゲームが世の中に出てきた。これで子供たちが遊んでくれるとうれしい」と未来の日本人F1ドライバーを期待する。一方、中嶋氏は「本当は今日遊びたかったが、マスコミの前で右京には負けたくなかったから、練習してから…」とプレイしない理由を語り、会場の笑いを誘った。
なお、『F1 2010』の発売日は2010年10月7日。価格はプレイステーション3とXbox 360版は7700円で、PC版は8000円。
(※掲載した写真はすべて開発中のものです)
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