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【E3 2010】Xbox LiveもKinectで大幅にパワーアップ

マイクロソフトのXbox Liveは何度も変貌を遂げてきましたが、Kinectの登場に合わせて新要素がまたもや追加されます。先日のE3で、マイクロソフト主催の説明会でその詳細がデモンストレーションとともに紹介されました。

マイクロソフト Xbox360
【E3 2010】Xbox LiveもKinectで大幅にパワーアップ
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マイクロソフトのXbox Liveは何度も変貌を遂げてきましたが、Kinectの登場に合わせて新要素がまたもや追加されます。先日のE3で、マイクロソフト主催の説明会でその詳細がデモンストレーションとともに紹介されました。

Kinectはユーザーの体・動作、そして声を認識するXbox360専用の周辺機器です。カメラベースの仕組みで、手や腕を動かせばスクリーンで同じ動作が1対1で反映されます。この斬新なテクノロジーはXbox Liveと融合し、ゲーム以外にも幅広く活用が想定されていることは明らかです。

Xbox Liveの画面操作が手で行えることは、ゲームユーザー以外の人々にアピールすると担当者は説明しました。まず、Liveアカウントへサインインしたい時は手を軽く一度振ります。ユーザーは、ゲームや写真コレクション、またはHDDに保存された映画など、アイコンに手をまず当てて、数秒待つとそのアプリケーションが起動され、次の画面へ進みます。手の位置を保つ際に、小さな輪が表示され、対象のアプリケーションに進むことをユーザーに知らせてくれます。また、アプリをスクロールさせたりしたい場合には画面を正面にページを素早くめくるような動作で右左、そして上下に手を動かすことで行きたいアプリが選択できます。

トム・クルーズ出演のSF映画「Minority Report」の未来技術が現実になったような操作は確かに新鮮で思わずかっこよく思うかもしれません。実用性の高いVideo Chat機能も注目されるべきです。「電話より楽しい会話」を目標に開発されたビデオチャットですが、HD近くの高解像度で両側を映し、声も鮮明に聞こえます。お互いの所在地の天気や、話の種も表示され、これらの要素を通して会話がはずむ楽しさを生むこと、そして人と人の繋がりを深くすることを目指していると語られました。ほかの魅力的な要素に、映画や動画を二人で見ることもできます。

上記は利便性の高いフィーチャーですが、最も印象的な仕様は正面から上下左右に頭を動かせば、ユーザーの視界に沿ってカメラも動くことです。なお、Xbox Live Gold Memberであれば、またはMSNチャットIDを持っていれば、世界の誰とでもチャット機能が使用可能です。(Kinectがない場合に音声のみのチャットが使用できるかは説明されませんでした。)

そして、新コンテンツには、Live Gold Memnerに米国の人気チャンネルESPNがバスケ・アメフト・メジャーリーグの試合の生中継放送や近日のハイライト、スポーツ番組などを無料提供するサービスが加わります。Xbox Liveの米国ユーザーの多くはスポーツファンであることに、このサービスは売り上げに好影響を与える魅力的な要素かと思われます。生中継を含めるこのサービスは現在では米国に限定されていますが、この先、Xbox 360が発売されている世界各国の人気番組をそれぞれの地域に合わせての提供も検討中だと述べました。

テクノロジー面からは、Kinectには無限の可能性を秘めているように思えます。ですから成功する可能性はその活用法にかかっています。今回紹介されたものは登場したばかりで新鮮ですが、冷静に考えて見ると基本的な機能にも思えます。ぜひこのようなコンテンツを土台にして更なる素晴らしい使い道が開発されることを望みます。
《オーラ・カイ》
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