CTA DigitalはWii用周辺機器「Inflatable Kart」を6月27日に発売すると発表しました。実際に乗り込めるカートで、ハンドル部分にWiiリモコンをセットすることでリアルな運転感覚が楽しめるとされています。
EA SPORTSはWii用ゲーム『NHL Slapshot』を北米で9月に発売すると発表しました。53cmのホッケースティックが付属しており、これを振り回してパスやシュート、ボディチェックが可能。スティックの上下にWiiリモコンとヌンチャクをはめ込むことで両者からの信号を三角測量の要領で検知、Wii Motion Plusなしでも詳細な動きを実現できるとのことです。
ここしばらくはWii用周辺機器の動きが活発です。CTA DigitalはWiiでボート漕ぎ運動を楽しめる「Wii Rowing」を発表。EA SPORTSは心拍計をセットにした『EA Sports Active 2.0』を秋に発売します。
ホッケースティック、心拍計、ボウリングのボール、アメフトのボール、カート、ボート、そして本家任天堂が出すWii Vitality Sensor・・・と周辺機器の多くは「身体」に関連しています。
「身体を動かす遊びをするには専用の周辺機器が必要」という認識が浸透しつつあるのでしょうか。Wiiはゲーム機であると同時に「身体を動かす遊びが集まるハブ」としての機能が生まれつつあるのかも知れません。
「身体を動かす遊びをするには専用の周辺機器が必要」という認識はゲーム業界が待ち望んでいたものではないでしょうか。独自の周辺機器を用意することで遊びの幅が広がりますし、何よりもお金が動きます。周辺機器メーカー NykoのマーケティングディレクターであるChris Arbogast氏は「Wii用の周辺機器は現世代で 最も高い利益を上げており、Wiiと音楽ゲームで周辺機器業界はここ 10年にないほど儲かっている」とコメント。来るべきモーションコントロール時代には服や小道具を売ることで利益を出せるとしています。
この周辺機器市場を見逃す手はありません。巨大市場である北米でもここしばらくは前年比マイナスが続いているのですから。
身体を動かす遊びに関し、Wiiユーザーの財布の紐が緩くなりつつあるかも知れない・・・といっても喜んでばかりはいられません。様々な周辺機器はゲームの幅を広げる可能性がありますが、専用の周辺機器を次々と買っていたのでは出費もかさみます。住宅事情も見逃せない要素です。53cmのホッケースティックを振り回し、カートを置くにはそれなりのスペースが必要。日本のメーカーの動きが鈍いのもこうした部分に理由があるのではないでしょうか。
「大は小を兼ねる」といいますが、この場合は逆でしょう。小さいスペースしか占有しないのであれば、狭い部屋にも広い部屋にも置けます。小型化と洗練は日本のお家芸。日本の住宅事情でも使える、一目で見て面白い周辺機器が作れれば、日本と世界の両方に通用するものになるかも知れません。
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