イベントでは映画「バイオハザードIV アフターライフ」の最新トレイラーやメイキング映像、そして世界初公開という実際の映画内シーンも披露されました。もちろん、会場では3Dグラスが貸し出され、全て3Dの大迫力で観賞することができました。
アンダーソン監督は今作について「3Dということを意識して、アクションを詰め込んだ、エレガントな作品を目指した」とコメント。「初めて映画を撮った時と同じような興奮があった」と話しました。監督は家庭のエンターテイメントも映画館も大きく変わるインパクトのあるもので、無声から音が入るようになった時や、白黒からカラーになった時と同じようなブレークスルーではないかと3Dを表現しました。
「dot park」は人の創造性に焦点を当てたイベントですが、監督自身の映画監督への道のりも語られました。「私はイングランドの小さな工業都市の生まれで、映画もテレビ産業も何もないところでしたが、映画というものに衝撃を受け、5歳くらいの頃からずっと監督を目指してきました。その頃から友達を俳優に見立てて撮影の真似ごとをしてきました。それが仕事になるのは20年以上先の事でしたが、今は本当に恵まれていると感じます。夢を実現するにはブレないこと、常に努力すること、そして何度拒絶されても自分を信じる事が大切ではないでしょうか」
また、主演の女優ミラ・ジョボビッチさんからの映像も届き、「今はインスピレーション次第で誰もがスターになれる時代ではないでしょうか。カメラとパソコンさえあれば自分の映画も発表できます。そういうクリエイターに期待したいですね」と話していました。
ちなみにアンダーソン監督では「バイオハザード」がきっかけで結婚した夫婦の仲。その「バイオハザード」に出演を決めたのはゲームだったそうです。「ゲームの『バイオハザード』が好きで、いつも弟と夢中になってました。弟がいつもコントローラーを握って、私は後ろで指示を出すような・・・(笑)。弟は普段私の映画に余り興味を持ってくれないのですが、バイオハザードなら気に入ってくれるんじゃないかと思って出演を決めたんです」(ジョボビッチさん)。縁って大切です。
最後に3Dへの意気込みとして監督は「今後は全ての作品を3Dで作りたいと思っています。ソニーは『バイオハザード』をゲームで遊んでいましたし、ソニーのカメラで撮影をしてきました。そういう縁の深い企業で、かつ、撮影機材から映画スタジオまで、テクノロジーとクリエイティビティの両方を同時に持つ他にはない企業です。3Dは40年に一度しかない革命だと信じています。今後も協力してその普及を推進していきたいと思います」と語ってくれました。
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