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暴力ゲーム規制にソフトハウスが悲鳴-「他の国に行けと言われているのと同じ」

ドイツのソフトハウスは「我々に他の国にいけというのか」と訴えます。

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ドイツのソフトハウスは「我々に他の国にいけというのか」と訴えます。

ドイツは暴力ゲームを厳しく規制しますが、シュツットガルトの乱射事件を受けて当局が態度を硬化させています。『カウンターストライク』や『WarcraftIII』などが“Killer Game”と見なされるようになり、ゲームイベントも中止に追いやられました。

ドイツに拠点を構えるデベロッパーであるCrytekのCEOを務めるCevat Yerli氏は、こうした規制に関して「ドイツでのアクションゲームの禁止は、これを作るアーティストを締め出すようなもの」「我々は他の国に移転することを強制されているも同じだ」とのコメントを発表しています。

Crytekは『Far Cry』『Crysis』といったFPS(一人称シューティング)で知られるメーカー。作り手からこうしたコメントが出るのは異例ですが、現地では『カウンターストライク』や『WarcraftIII』など特に暴力描写が過激ではないゲームも問題視されるなど、かなりナーバスな状況となっている模様です。

既にドイツではデモ行進などの運動が行われており、7月末時点で64000以上という多数の署名が集まっています。

暴力ゲームの適切なゾーニングは必要ですが、規制が度を超えると現地のゲーム産業自体を萎縮させる可能性があります。当局とゲーム業界、両者が納得いくラインが引かれるのかどうか、これからの議論が注目されます。
《水口真》
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