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【E3 2008】「ニューXboxエクスペリエンス」について開発担当者に聞く

マイクロソフトはE3会場で、メディアブリーフィングで発表されたばかりの「ニューXboxエクスペリエンス」について、開発を主導する上級副社長のジョン・シェパード氏と、シニアプログラムマネージャーのロブ・グルール氏から、個別にインタビューと操作デモを受けることができました。本稿ではこれらをまとめる形で、「ニューXboxエクスペリエンス」の実態についてレポートしてみましょう。

マイクロソフト Xbox360
【E3 2008】「ニューXboxエクスペリエンス」について開発担当者に聞く
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マイクロソフトはE3会場で、メディアブリーフィングで発表されたばかりの「ニューXboxエクスペリエンス」について、開発を主導する上級副社長のジョン・シェパード氏と、シニアプログラムマネージャーのロブ・グルール氏から、個別にインタビューと操作デモを受けることができました。本稿ではこれらをまとめる形で、「ニューXboxエクスペリエンス」の実態についてレポートしてみましょう。



「ニューXboxエクスペリエンス」とは、Xbox360に実装される新しいダッシュボードを含む、新サービスを総合した概念のことです。その内容は大きく「GUI風のダッシュボード」「アバター」「コミュニティ機能」の3つに分けられます。本サービスはオンライン配信による無料アップデートの他に、新作ゲームディスクに同梱され、ゲームの起動時に自動アップデートされる形が予定されています。配信は今秋の予定です。



まず「新ダッシュボード」について、PSシリーズのXMBにも似たクロス状のUIが実装されることになりました。縦項目に「My Xbox」「Community」「Primetime」「Games」「Videos」が並び、横項目に個々のコンテンツが大型のアイコン形式で並びます。従来のダッシュボードもXboxガイドボタンを押すと表示され、今までの操作に慣れた人向けに残されています。

ただし、これは開発中の画面であり、今後さらなる作り込みが予定されています。たとえばサウンドは無音で、画面のアニメーションも最低限、背景も白すぎる印象を受けました。シェパード氏に質問すると、まだまだ開発中の段階で、気になった点はどんどん指摘して欲しいとのことでした。ぜひ本サービスでは、操作のワクワク感や、操作ガイダンスを促すような演出を加えて欲しいところです。

また新たにゲームディスクをハードディスクにフルインストールすることが可能になりました。これで「騒音問題」も解決するというわけです。ただしゲームの起動には認証用にディスクが必要となります。発売済みの全Xbox360タイトルがインストール可能とのことで、後述する「Xbox LIVE Party」と並んで、正直言って驚かされました。もっとも、20GBモデルではハードディスクのインストール容量がすぐに不足すると思われるので、120GBへの増設が必須になりそうです。



続いての特徴「アバター」では、英レア社によるアバターを制作し、さまざまなゲームやサービスで使うことができます。アバターは4頭身で、アメコミ風ながら、リアルすぎずディフォルメすぎず、日本で受け入れられるギリギリの範疇という印象を受けました。残念ながらパーツ構成は全世界共通で、アバターも人間型のみ。地域個別のパーツやデザインも不可なので、「萌えキャラ」などは作れないとのことでしたが……。読者諸氏の印象はいかがでしょうか? シェパード氏も日本での反響を非常に気にしている様子でした。
 
ともあれ、アバターの登場は非常に大きな進化だと言えるでしょう。もちろん今後、対応ゲーム中のキャラクターとして使用も可能となります。また現在は検討中とのことでしたが、今後ゲームのプロモーション用に特別アイテムが無料配信といった可能性もありそうです。アパレル業界などとのタイアップでロゴ入りTシャツなどが有料販売される、などもあり得るかもしれません。

そして最後の「コミュニケーションサービス」です。これには大きく「ビデオマーケットプレースの拡張」「Xbox LIVE Party」「Xbox LIVE Primetime」があります。「ビデオマーケットプレースの拡張」では、新たにNBC Universalほか6社が参入し、ビデオレンタル大手の米Netflixとの独占契約も結ばれました。残念ながら日本ではサービス開始の目処すら立っておらず、うらやましいの一言です。



しかも革新的なのが「Xbox LIVE Party」機能で、これらのストリーム動画やゲームを最大8名までのユーザーが共有して視聴したり、プレーできるようになることです。ボイスチャットやテキストチャットなどで、感想を言い合うこともできます。バーチャルなリビングルームがXbox Live上にできるイメージでしょう。

またゲームの場合はオンライン対応タイトルであれば、フレンド登録した相手をリアルタイムに呼びだし、次の対戦に加えるなどの行為も可能になります。オンライン上で友達が『Halo3』を遊んでいたら、呼び出して、次は『UNO RUSH』をプレーするように登録する、といった使い方が可能になるのです(しかも『UNO RUSH』は、作成したアバターを表示させてゲームができます。アバター対応タイトルは順次増加予定です)。こちらも全Xbox360タイトルに対応します。これまたビックリです。

最後に「Xbox LIVE Primetime」についても紹介しましょう。これは不特定多数のユーザーが参加できるインタラクティブ・コンテンツで、デモでは「1vs100: LIVE」や「Video Game Trivia」といった、バーチャルTVショウをXbox LIVE上で楽しむといった構想が語られました。ただし、これらは地域ごとにサービス内容が異なっており、日本での展開は未定です。さらにテレビ番組などではなく、不特定多数のユーザーが参加できる内容ならジャンルを選ばないとのことで、写真や動画の共有サービスなどが登場する可能性があるかもしれません。

このように、「ニューXboxエクスペリエンス」は非常に強力な内容で、OS屋としてのマイクロソフトの面目躍如といった印象でした。中にはゲームではなく、本サービスを中心にXbox360を楽しむユーザーが出てくるかもしれません。特に映像配信で先行する米国では、その可能性が高いといえます。また、こうしたサービスはゲームよりも静的なコンテンツなので、コントローラーよりもリモコンでの操作に適しています。もちろん販売中のXbox360 ユニバーサルメディアリモコンでの操作にも対応しています。
 
ただし一つ残念なのは、このリモコンの形状が複雑すぎて、直感的に使用できないこと。うちでも購入後ずっとほったらかしで、埃をかぶってます。ここは、ぜひボタン数を絞った、シンプルなリモコンを発売して欲しいところですが……。シェパード氏に質問したところ、「我が意を得たり!」とばかりに両手の親指を立ててくれました。もしかしたら、近い将来に新しいメディアリモコンが登場するかもしれませんね。

(ディスクドライブに関する記述を修正しました 22日12:49)
《小野憲史》

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