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【E3 2008】『ロストプラネット』のハリウッド映画化が明らかに、カプコンプレス発表会

カプコンは、E3初日である7月15日(火)に開催された

ゲームビジネス その他
【E3 2008】『ロストプラネット』のハリウッド映画化が明らかに、カプコンプレス発表会
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カプコンは、E3初日である7月15日(火)に開催された
「カプコンE3 2008プレス発表会」にて、ゲーム『ロストプラネット』を原作としたハリウッド映画『Lost Planet:The Movie』を製作することを発表しました。



プロデューサーは、映画『スパイダーマン』シリーズ全作品のプロデュースを務めたアヴィ・アラッド氏、脚本には『X-メン』第一作目を手がけたデイビッド・ヘイター氏を起用。製作会社はシーサイド社が担当し、同社を通じて、フィロソフィア株式会社、代表取締役社長でギャガ創業者としても知られる藤村哲也氏が、映画のエグゼキュティブ プロデューサーの一人として加わります。配給はワーナーブラザーズです。今回はこのプレス発表会の模様をリポートします。

『ロストプラネット』には優れた映画として必要な”材料”がすべて整っている!

冒頭に『Lost Planet:The Moive』のプロデューサーを務めるアヴィ・アラッド氏(以下、アヴィ)が同作品の映画化に携わるまでの経緯について説明しました。アヴィは「優れた映画に必要なすべての材料がそろっているゲーム」と『ロストプラネット』を大変高く評価。

「気のりしない英雄の存在、裏切り、シネマチックで且つここ十数年映画化がされていない氷の惑星という情景、失われた都市、地球温暖化、そして『ロストプラネット』という大変なじみやすい〜なんとなく以前聞いたことがあるような、且つもっとストーリーを聞きたくなるような〜ネーミング。これら全ての要素が、私たちの心を掻き立てたのです」と同作品に関わる自らの心境を伝えました。

一方、今回脚本に関わる事となった、デービット・ヘイター氏(以下、デービット)はこれから、2年半にも及ぶこのプロジェクトに関わる事の喜びをしめしながら、アヴィからの”相談”を受けて、『ロストプラネット』をプレイしたとき、如何に自らが衝撃を受けたかについて説明。「世界、特にエネルギー問題に対する真摯なメッセージが巨大なキャンバスに描かれていること、しかもストーリーだけでなく優れたメインキャラクターとともに描かれていることに驚きを受けた」とコメントしました。

最新テクノロジーを駆使して、これまでにない世界観が表現できるのがうれしい

もともとジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』の大ファンだというデービット。今回、『ロストプラネット』の舞台が極寒の氷の世界だということも気にいっているようです。

「最新のテクノロジーを駆使してそのような世界観をより壮大に、数千倍も優れた形で表現できることがとてもうれしい」と語っています。

一方、『ロストプラネット』のエグゼクティブ・プロデューサーを務めた、カプコンの常務取締役執行役員の稲船啓二氏は、『ロストプラネット』開発時、、チーム内のモチベーションを高めるために「ハリウッドで映画にしても恥ずかしくない、または、ハリウッドで映画にしたいと思わせるようなゲームを作ろう」という目標を掲げてゲーム制作に取り組んだ事実にふれ、そのためにハリウッド映画において必要な要素を分析。その結果、インパクトのある世界観、ラブストーリを含むひねりのあるストーリーをゲーム世界にとりいれつつ、ハリウッドとの差別化をはかるために、日本が一番得意としているものの、これまでアニメーションでしか描かれる事がなかった巨大ロボットをCGできっちり表現することを企画段階におりこんだという経緯を説明しました。



また映画化のオファーについて言及した際、アヴィがこのゲームの良さについて正しい理解をしてくれていたことに触れ、「自分がやりたかったこと、このゲームにもりこみたかったことを一流のプロデューサーがわかってくれたというのは映画も大好きな身としてはすごくうれしかったです。」と自分の心境を語りました。

ハリウッドでの成功がカプコンの歴史に大きな影響を与えてきた



一方、今回、このプロジェクトを実現するためにカプコンとハリウッドの橋渡しをしたのが、フィロソフィア株式会社代表取締役社長の藤村哲也氏です。藤村氏は、ギャガコミュニケーションズの創業者としても知られ、長年ハリウッドと日本との橋渡しで活躍を続けてきたことでも知られています。

藤村氏は、今回のプロジェクトを「最近ハリウッドでは日本のIPのアダプテーションを進めるのがトレンドになってきている。その中でも最も大きなプロジェクトだ」と
本プロジェクトの規模について改めて言及。これだけのスタッフを一同に集めたプロジェクトの一員として関わっていくことの意義をあらためて伝えました。

最後に、代表取締役である辻本春弘社長がこれまでも『ストリートファイター』シリーズや『バイオハザード』シリーズを映画化し成功をその手にしたというカプコンの歴史に触れつつ、その中でハリウッドでの成功が、同社のゲームのとっても戦略的に役立つ事について言及。



アラッド氏との連携については「アラッド氏はコミックのコンテンツを映画化し、その価値を最大化することで成功してこられました。当社はアヴィ・アラッド氏のチームと組むことによって、ゲームのコンテンツを映画化し、ゲームと映画の戦略を融合して、あたらしいしくみをつくりたい。」とブロードバンド時代におけるカプコンのマルチコンテンツ戦略について抱負を述べました。

これまでも様々なゲームタイトルがハリウッドで映画化されてきましたが今回の発表はチームとしての団結力を強く感じることができました。この「チーム力」が優れた作品となって、公開時に実感できるといいですね。彼らの英断に改めてエールを送りたいと思います。
《中村彰憲》
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