韓国HanbitSoftはオンラインゲーム『スパイクガールズ』においてコスチュームコンテストをスタートしています。
『スパイクガールズ』は萌え系美少女が足を使ってバレー風の球技で試合するオンラインゲーム。コスチュームコンテストでは着せてみたいコスチュームを応募することで様々なプレゼントが当たります。『スカッとゴルフ パンヤ』の例を紐解くまでもなく、萌え系オンラインゲームで重要となるのがコスチューム。いくらあっても足りないというわけで、クローズドβテスト(正式サービス開始前に、人数を限定して行うテストプレイ)の時点であっても数を揃えておこうとする判断は正しいといえるでしょう。
韓国CJインターネットはMMORPG『プリウスオンライン』においてクローズドβテストのテスターを募集しています。
『プリウスオンライン』は記憶を失った謎の少女「アニマ」と彼女が召喚する巨大ロボット兵器「ギガス」がキーとなる、90年代の日本アニメを思わせるストーリーが特徴。少女「アニマ」がプレイヤーと交流することでパワーアップするという育成要素を打ち出しています。
韓国HanbitSoftはMMORPG『AIKA ONLINE』でクローズドβテストのテスター募集をスタート。
『AIKA ONLINE』はプレイヤーのパートナーとして美少女妖精が登場。妖精はプレイヤー次第で様々なタイプに成長していきます。PVも妖精の姿からスタートするなど、完全に妖精イチオシ。コスチュームや装飾も色々なものが用意されており、バリエーション豊かな育成を楽しむことができそうです。
『スパイクガールズ』『プリウスオンライン』『AIKA ONLINE』のいずれも、日本風の美少女キャラクターが前面に押し出されているのがポイント。欧米風キャラクターを韓国的にアレンジした絵柄がメインだった時代からすると大きな変化です。韓国ゲームを日本でサービスする際には、ゲームのビジュアルが大きな問題となってきましたが、これらのゲームはそのままの絵柄でも日本サービスが可能でしょう。ここで問題になるのが、アジア圏以外の場所ではどうかということです。美少女と育成要素を押すこれらのゲームがワールドワイドに戦えるのか否かは、今後の日本ゲーム界を占う上でも重要なポイントとなるのではないでしょうか。
『プリウスオンライン』『AIKA ONLINE』はどちらも美少女の育成がキーとなったMMORPG。美少女育成タイトルが同時期にぶつかり合うということで、これはもう“美少女育成戦争”と呼んでも良いでしょう。
両タイトルでは奇しくも同時期にPvP(プレイヤー同士の戦い)をフィーチャーしたテストが行われます。美少女と育成は日本的な要素ですが、PvPはそうではありません。育成とPvPを取り入れるのは幅広いニーズに応えているように見えますが、そうならない可能性も秘められています。
決闘という形にしろ、自分と美少女が他者に負けるというのは、人によっては「蹂躙された」と感じるのではないでしょうか。確かに育成モノの大メジャーである『プリンセスメーカー』でも、冒険や武術会など戦う要素は取り入れられていましたが、相手はCPUでした。CPU相手なら受け入れられる負けも、自分と同じはずの「他の誰か」に「負かされた」としたらどうでしょうか。
しかも今回負けるのは自分一人ではなく、自分と美少女が負けるのです。美少女との絆の強さでパワーアップするゲームであれば、絆にも優劣がつきかねないのです。PvPを好む韓国プレイヤーとしても、これはあまり類を見ない体験なのではないでしょうか。
PvPをあまり好まない日本市場的な感性が特殊なのか。逆にPvPを好む韓国市場的な感性が特殊なのか。『プリウスオンライン』『AIKA ONLINE』のPvPはプレイヤー同士の戦いであると同時に、二つの国の感性のぶつかりあいでもあるのではないでしょうか。
編集部おすすめの記事
PCゲーム アクセスランキング
-
第8回「CRカップ」順位結果まとめ!『Apex Legends』インフルエンサーの祭典で頂点に輝いたのは?
-
誰でも自分にピッタリなセンシが決まる!?初心者FPSゲーマーが試すべき“完璧な感度”の見つけ方
-
『RPGツクール MV』では近未来・SF・現代・軍事・ホラーの素材を収録!点数は200%以上増量
-
【特集】『無料で遊べるPC用ホラーゲーム』20選―国内&海外の極上フリーゲームを厳選!
-
『FF14』ヒーラーは重荷すぎる←そう思っている人集合! コレだけ抑えておけば“なんとかなる”7つのポイント
-
“岩手の巨人”ことSPYGEAに大歓声!「RAGE VALORANT」で名シーンふたたび
-
熾烈を極めた第4回「CRカップ」の順位発表まとめ!『Apex Legends』インフルエンサーの祭典で栄冠に輝いたのは…?
-
『Apex』プロシーンに激震…“アジア最強チーム”に『CR』Sellyが電撃参戦!
-
「Steam Deck」を徹底レビュー!全く新しい携帯ゲーミングPCで実際に数週間ゲームをプレイしてみてわかる美点と欠点
-
『FF14』アナタにオススメのジョブはどれ? きっと見つかる、ジョブ診断!