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玩具市場は4年ぶりに前年上回る―日本玩具協会調べ

社団法人日本玩具協会がまとめた2007年度の国内玩具市場規模は6709億円(前年度比103.0%)となり、4年ぶりに前年を上回りました。ビデオゲームに押されて伸び悩んでいた玩具市場ですが、明るい光となります。しかしながら、既存の玩具小売業では前年売上高を下回っているところも多く、市場全体で先が見えたとまではいかないようです。

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玩具市場は4年ぶりに前年上回る―日本玩具協会調べ
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社団法人日本玩具協会がまとめた2007年度の国内玩具市場規模は6709億円(前年度比103.0%)となり、4年ぶりに前年を上回りました。ビデオゲームに押されて伸び悩んでいた玩具市場ですが、明るい光となります。しかしながら、既存の玩具小売業では前年売上高を下回っているところも多く、市場全体で先が見えたとまではいかないようです。

市場の推移


2007年度に最も大きな伸びを示したのはカードゲーム分野で、「遊戯王OCGデュエルモンスターズ」「デュエル・マスターズTCG」などが牽引して、前年度比40.5%アップの545億円となりました。次いで大きかったのは女児玩具で、「Yes!プリキュア」やクッキングトイ、ビーズ類が貢献し、前年度比113.0%でした。また、男児キャラクター玩具も「仮面ライダー電王」「ポケットモンスター」などの伸びで111.5%となりました。

ただ、話題の商品となることも多い、ハイテク系トレンドトイの分野は、前年に「たまごっちプラス」という大ヒット商品があった反動や、ヒット商品の不足から50.3%と、ほぼ半減という結果でした。

この調査は日本玩具協会の会員企業および東京おもちゃショーの出展企業の出荷額をベースに調査・推計したものです。

ちなみに昨日発表になった第1回の日本おもちゃ大賞2008は、トレンディー・トイ部門「∞にできるシリーズ」、共遊玩具部門「おみせでおかいものおしゃべりいっぱいアンパンマンレジスター」、ハイターゲット・トイ部門「マイクロスロットカー Owner's ベーシックセット」、ベーシック・トイ部門「びゅんびゅんサーキット」、イノベーション・トイ部門「アイクロップス」という結果でした。
《土本学》
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