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今どきゲーム事情■中村彰憲:あのチェルノブイリ原発を完全再現した『S.T.A.L.K.E.R』続編、ついに8月リリース!

〜『Prologue S.T.A.L.K.E.R:Clear Sky』、昨年のE3から

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筆者は、8月末に控えた『Clear Sky』販売に先立ち、GSCのPRシニアマネージャ、オレッグ・ヤボースキー氏にウェブインタビューを敢行した。ここからはその模様をお伝えする。



中村:2007年のE3では、『Clear Sky』についてAIとゲームエンジンをかなり売りにしていましたが、その後の開発状況について教えてください。

オレッグ・ヤボースキー(以下オレッグ):手りゅう弾を投げ入れる能力だけど、NPCはオープン空間だけではなく、窓の中や亀裂の間などにも強く投げ入れることもできるようになった。これで敵は前よりずっと手ごわくなったよ。この他に加わった機能は、チームとして動くということさ。グループで伏せたり、障害物の回避、敵の弱点の発見など、戦闘上の戦術も使えるんだ。これらを実現するために1000以上のアニメーションが追加されたんだ。これによってキャラクターの動きが、より自然に、現実に近い動きの再現ができるようになったんだ。

さらに一歩先をいくのが、A-Lifeが主導する「派閥間戦争機能」だ。ゾーン内のSTALKER、全派閥が、テリトリーやゾーンに関わる機密情報のために戦争をしてるんだ。しかもプレイヤーの介入があるないに関係なくね。『STALKER』とは違い、『Clear Sky』の人物は、派閥ごとに組織として動く。すべての派閥が、リーダー/トレーダー/バーテンダー/ガイドなどで構成された本格的なもので、戦隊はミッションを実行するべく、ゾーン内を捜索し、キャンプしてたりするんだ。ときにはギターを弾いて盛り上がったり、ウォッカを飲んだりね!

賞金稼ぎとして、プレイヤーはさまざまな派閥と協力し、ゲーム内の各STALKERと絡みながらそこで起きるあらゆる可能性を楽しむことができるよ。

メールインタビューに今回も対応してくたオレッグ氏。相変わらずコメントは軽快だ ※クリックで拡大画面を表示


中村:ゲーム内エリアも拡大したとのことですが、実際、どうなんでしょう?

オレッグ:今回は、「紅い森(Red Forest)」「失われた都市」「リマンスク(Limansk)」など、あらたな地区を追加するとともに、前作での最大地区もさらに巨大化したりしているよ(600万ポリゴン以上になっているんだ)。また、いくつかの地域は、前作をプレイした人にとって馴染み深いものになっているけど、それでもゲームの新シナリオに合わせ再デザインしている。

一般的に僕らはゾーン全体を「チェルノブイリ原発を中心とした巨大なパイ」に例えているんだけど、今回はこれまでとは違った味のパイを経験してもらうつもりだよ。『Clear Sky』では、より異形的で身の毛のよだつような雰囲気を味わうことができる。

あるSTALKERの拠点。剥製のようなものも……
Copyright (c) 2008 GSC Game World All rights reserved. Developed by: GSC Game World. ※クリックで拡大画面を表示


中村:ゲームエンジン「X-Ray 1.5」についても教えてください。

オレッグ:このエンジンでは、DX9レンダラーに多くの改良を施して、より高描画なテクスチャーのサポート、被写体深度エフェクト(Depth of field effect)、スクリーンスペース環境光遮蔽(screen space ambient occlusion)、新ライティングシステム、ダイナミック天候変更システム、急勾配視差マッピング(Steep Parallax Mapping)などが実装されたよ。しかも、DirectX10最適化モジュールも入れてある。これによって、全体的な雰囲気や世界観のリアリティを向上させるさまざまな新技術のサポートが可能となったんだ。

具体的には、物理演算に正確なボリュームフォグ(Volumetric fog)、ダイナミック湿式表面(Dynamic wettig surface)などさ。これによって、水が上空から落ちてくるときの水面の表現や、太陽光、ボリュームライト(volumetric light)などを実現しているんだ。

廃墟もここまで巨大だと神秘的ですらある
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中村:あらたに加わった武器は何がありますか?

オレッグ:『Clear Sky』では数多くの武器が追加されたよ。自分自身気に入っているのは、携帯型マシンガンかな。すごいだろ? もっともすごいと思っているのは、それぞれの武器ごとに最大16もの改造を可能とした点さ。これは今回あらたに加わったNPC、メカニックスに依頼することで実現するんだ。プレイヤーは武器の改造を通じて自分だけの、頼りがいのある銃を手にすることができるんだ。

中村:開発の全体的な進捗はどうでしょう?

オレッグ:現在、ゲーム開発については最終段階にあるよ。デバッグやゲームバランスの調整、あとはローカライズだね。

広大な世界はすべてがリアル
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■オレッグ氏のゲームライフ in ウクライナ

《中村彰憲》
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