会場となったステラボールの入り口には大きく「LEVEL5」のロゴが掲げられ、多くのお花が届けられていました。入り切れないほどの来場者がおり、パブリッシャーとなり、『レイトン教授と不思議な町』を大ヒットさせたレベルファイブの次なる一手に注目が集まっている事を伺わせました。
今回はレベルファイブから「5つのサプライズ」として、少しずつサプライズを明らかにしながら進められました。
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まず登壇したのは日野晃博社長。まずは一年前にパブリッシャーへの参入作品として『レイトン教授と不思議な町』を発表したのを振り返りながら、67万本の出荷というヒット作品となった事を報告。大きな拍手を集めました。そして早速新作タイトルの発表に移り、『レイトン教授と悪魔の箱』の映像が上映されました。
『レイトン教授と悪魔の箱』は、「開けた者はは必ず死ぬ」という悪魔の箱を中心にストーリーが展開され、それに合わせた謎解きが随所に散りばめられます。映像では前作と同様に表現力豊かなアニメーションで物語が語られました。ROMは前作の2倍の容量を使用、謎解きの数、ストーリー、アニメーションの量など、「ナゾトキ×映画級」というコンセプトで、スケールや出演者など、あらゆる面で超大作と呼べる内容になっているそうです。そして、メインストーリーに関わるナゾを全て新規で制作したそうです。
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ここで本作の監修をした東京未来大学学長、多湖輝先生が登壇します。
「とにかく日野社長はめちゃめちゃな拘りの人。私も相当拘る方だけど、この人には適わない。千葉県で3日間合宿してナゾを作りました。要するに前作はストーリーと余り関係ないような問題が出てたんだけど、今回はストーリーに合った問題を作れ!と。そりゃ無茶だ、と言っても聞かない。おかげでこっちが頭の体操をさせられたようなもの。でもそれで素晴らしい作品ができた。自分も推理作家を目指して沢山の小説を読んだんだけど、ストーリーの展開が読めない。日野さんのクリエイティビティ、新しい考えるエネルギー、レベルファイブのスタッフの映像に命をかけてる所には心から敬服しています」
「過酷な要求によくも耐えて、今日皆さんにお見えできて、自分で自分をほめてやりたいと思うくらい、絞られ絞られ、頭の底の底までみんなで知恵を出し合って素晴らしい作品が出来たんじゃないかと思ってます。ぜひ皆さんのお力添えでこの作品を大ヒットさせて頂きたいと思います」
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続いて前作にはなかった要素としてテーマ曲としてSalyuさんの「iris(アイリス)〜しあわせの箱〜」が採用されました。日野氏によれば「全てのシナリオを読んで書いて頂いた」ということで、世界観にあった素晴らしい音楽となっていました。Salyuさんはビデオで会場にメッセージをくれました。
「作品に参加させていただいたことをとても嬉しく思っています。作品から伝わってくる愛を、私も注ぎ込んで曲にしたつもりですので、是非楽しみにしておいてください。また、歌に加えて作品の声優もさせていただく事ができました。私がドコにいるか探してみてください(笑)」
ここで最初のサプライズ。前作の大泉洋さん(レイトン教授役)、堀北真希さん(ルーク少年役)に加えて、映画級の出演者が登場するというのが1つの目のサプライズとして披露され、それぞれ出演者からビデオメッセージがありました。
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大泉洋「今回の『レイトン教授と悪魔の箱』はとても楽しくて、台本読んだだけでワクワクドキドキする内容でした。是非頑張ってみてください。解かないとストーリーを追えないので、頑張って私の声を入れた声を沢山聞いて貰えると嬉しいです」
堀北真希「こんにちは。今回もルーク役をやらせて頂いた堀北真希です。今回は2度目の挑戦だったので、前回よりも余裕を持って、役を考えながら挑戦することができました。お芝居もそうですが、ゲーム本編も楽しみにしています。皆さんも楽しみにしていてください」
大後寿々花「カティア役の大後寿々花です。私は一作目も大好きでよくプレイしていたんですけど、ナゾを解いた後の達成感というか気持ちいい感じがすごく楽しかったです。2作目はもっとバージョンアップしていますので楽しみにしていてください」
大沢たかお「アンソニー役の大沢たかおです。今回このオファーを受けることになった理由は2つあって、1つはアンソニーというキャラの美しくも悲しい姿にとても共感したからです。それと、僕は前作のナゾを全部解いて、そろそろ次のナゾに挑戦したくてウズウズしてました。早く出してもらうには声をやった方がいいのかな?ということで。レイトン教授との攻防戦もドキドキ、ハラハラしながら展開していきます。誰にでも楽しめて奥の深いゲームです。是非楽しんでください」
次に2つ目のサプライズは、映画化、しかもアニメではなく実写の映画になるということです。日野氏によれば「魅力的なレイトンの世界をゲーム以外にも広げて行けないかとかなり前から構想していた」ということで、映画版に関しては映像業界のビッグネームの力を借りて進めているそうです。これらのプロジェクトは小学館でポケモン映画などを指揮している久保雅一さんが中心となっているそうです。次に登壇したのは久保さんです。
「レイトン教授のシリーズは第二弾、第三弾と続いていくことになると思いますが、そうなってくるとコミック・インターネット・映画・テレビ・マーチャンダイジングといったマルチメディア展開が次なる飛躍の為には重要になってきます。この展開は一見簡単な世界だと思えますが、海外を含めればドラゴンボールやポケモンくらいしか成し得ていない事です。ポケモン映画は10周年を迎えましたが、それを実現するためには、ここで言えないような秘密が幾つもあり、実はそれはレイトン教授にも含まれているものです。素晴らしいコンテンツを生み出すクリエイターは明らかに天才で、その天才が協力的であるのは一つのポイントです。映画は日野さん自身がシナリオを書き恐ろしいスピードで進んでいます。小学館グループではレイトン教授をドラえもん、コナン、ポケモンに続く4つ目の柱にしたいと思っていて強力な支援をしていくという事でここでお伝えしておきます」
発売日は11月29日、価格は4800円に決定。ゲーム以外への強力展開も明らかになった「レイトン教授」でした。次は『イナズマイレブン』です。
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