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岩田社長インタビュー/Aamulehti紙

フィンランドの新聞Aamulehtiの娯楽関係を扱う週間版Valoは1月27日にパリで開催されたプレスカンファレンスの際に収録された岩田社長のインタビューを掲載しました。なかなか読み応えのある面白いインタビューです。

ゲームビジネス その他
フィンランドの新聞Aamulehtiの娯楽関係を扱う週間版Valoは1月27日にパリで開催されたプレスカンファレンスの際に収録された岩田社長のインタビューを掲載しました。なかなか読み応えのある面白いインタビューです。

技術について

過去20年間に渡ってビデオゲームは直線的な進歩/拡張を遂げました。言い換えれば、技術や機能の向上によってパブリッシャーはよりリアルで豪華なゲームを開発することが可能になりました。すぐ最近までこのような拡張が続いていた為に、ゲーム業界に関わる人は皆、非常に楽観的な未来があると信じていました。

しかし任天堂は別の考え方をしています。任天堂はそのような成功した図式が既に飽和点に達してしまったと確信しています。それが任天堂が別のアプローチを取ろうとする理由です。もっとも任天堂にとっては常に異なるアプローチをするのは当然のことなのですが。しかし、過去の踏襲が可能と考える人たちにとっては、何か変なことをやろうとしている、という風に映るかもしれません。

変わることについて

何か新しいことをやろうとする時には常にリスクが付き物です。しかし、以前と同じ事をやっていればゲーム人口は減っていく私達は考えます。そこには明るい未来はありません。ゆるやかな死に向かうことは望みません。

私達はそうはなりたくないので、今までと異なることに挑戦しなくてはならないのです。任天堂にとって幸運なことはそのような挑戦に耐えうる財務的な基盤を持っていることです。

完璧なビデオゲームについて

私にとって完璧なゲームとは、若い人も年配の人も、男性も女性も、ベテランのゲーマーも初心者の人も誰もが一緒に楽しめて、他の人を楽しませることの出来るゲームでしょう。私は任天堂のアプローチは少なくともある程度はその理想に近づいていると思います。

暴力的なビデオゲームについて

私達はある程度までそれらを認めなくてはなりません、それがゲーム業界を牽引しました。それは、それらのゲームが顧客の予期しなかったような驚きを与えることができた故の成功だと思います。では私達は同様の暴力的なゲームを作るべきでしょうか? しかし既に驚きを体験したユーザーに更に驚きを提供するのは困難な事でしょう。

結局、私達はどんな成功したゲームに続いていこうという気持ちはありません。言い換えれば、成功したゲームがあったとしても、いわゆる続編というものを作るつもりはありません。

女性のゲーマーについて

例えば日本ではこれらのデータを調査する為のオンライン会員を持っています。欧州でも同様のVIP会員制度があります。私達がニンテンドーDSを購入したユーザー層を調べると、一般的には子供のユーザーが多いと信じられていますが、女性のユーザーが多いことが理解できます。また、より高い年齢層のユーザーもDSを購入しています。

したがって、これらのデータから私達は新しい顧客を獲得しているということが分かります。

将来のゲームについて

ニンテンドーDSや他のどんな製品を発売する際でも、任天堂は常に市場を拡大したいという同様のコンセプトを持っています。私はより多くの人々がゲームを楽しむことを望みます。別の言葉で言えば、ゲーム人口が増えて欲しい。また、新しいユーザーは、既存のユーザーとは異なる人たちでしょう。熱心さという面では、そういう新しいユーザーはコアゲーマーとは比べ物にならないでしょう。

しかし新しいユーザーもゲームが生活の一部であることに気付くでしょう。またそういうユーザーも、まるで目の前に居るかのように、地球の裏側にいるユーザーとワイヤレスで通信をしたいと望むようになることでしょう。
《土本学》

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