東京制作部は浅草橋の任天堂ビルの中にあり、『ドンキーコング ジャングルビート』を開発中です。2003年7月に、立地調査や通勤、業務形態など様々な部署と相談の上、設立されたのがこの東京製作部です。
NOMの小泉氏と清水氏へのインタビューによれば、元々1986年のディスクシステム発売の頃から東京に開発部を作る構想はあったそうですが、ゲーム開発が忙しく設立する機会がなかったそうです。今回は『マリオサンシャイン』が完成した頃に話が出て、清水氏らが手を挙げたそうです。スタッフも宮本氏の「時間をかけてでも熱意、能力のある人を採用したい」という意向でずっと採用を受け付けているそうです。
清水氏はスタッフについて、コミュニケーションが重要な要素で、各ブースの中央には丸テーブルがあり、すぐに会話ができるようになっているそうです。小泉氏は「スタッフの人数が増えたため、フロアが分かれて、スタッフ間のやりとりができなくなってきます。誰が関わっているということもわからないとかいうことが最近は多いんですね。でもコミュニケーションを意識的に取ろうとしなくては、いいゲームは作れないと思っています」と話しています。
冬発売予定の『ジャングルビート』に関して清水氏は「最近のアクションゲームは難しくなってきているので、操作が簡単なゲームを作ろうと思っていたんです。『少ない入力で身体を動かす』というゲームを作れたら、ということでこの形ができてきました。一見ゲームには見えず、でも「これはなんだろう? 触ってみたい!」と思えるようなものを作りたかったんです」と話しています。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ゲームビジネス アクセスランキング
-
【CEDEC 2010】ゲームに込めた情熱・技術を海の向こうまで正確に伝えるために GDD/TDDを書こう
-
任天堂が65歳定年制を導入
-
昔遊んだ人も集えるゲームに『ストリートファイターIV』小野プロデューサーインタビュー
-
8kgの機器を背負って25分のVR体験…!USJ『モンハン』アトラクションの“マジ狩り”っぷりにハンター騒然
-
スクウェア・エニックス、河津氏が取締役を退任
-
「キミの心の応援団長」バーチャルYouTuber富士葵が込める想いとはーーキーマンインタビュー
-
任天堂ミュージアムに行ってきました!
-
【DEVELOPER'S TALK】音ゲー、コーデ、キラキラ感。3DSタイトル『プリティーリズム マイ☆デコレインボーウエディング』にみるミドルウェアで実現した女児向けゲーム開発のこだわりとは?
-
『FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア』を支える中国のデベロッパー・・・バーチャスインタビュー(後編)
-
バンダイナムコグループ合同入社式メッセージ、171名が入社