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『スターオーシャン6』のプレイで思い出した“あの頃の楽しかったRPG”─広大な冒険、加わる仲間、強敵との戦いが、楽しい上にストレスフリー

シリーズ最新作であり、これまで以上の関心が寄せられている『スターオーシャン6』。新作につきものの期待と不安が入り混じる発売直後のタイミングで、本作をいち早くプレイした体験をお届けするプレイレポートをどうぞ!

ゲーム 特集
『スターオーシャン6』のプレイで思い出した“あの頃の楽しかったRPG”─広大な冒険、加わる仲間、強敵との戦いが、楽しい上にストレスフリー
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■多彩かつ立体的なフィールドに冒険心をくすぐられ、VAによる移動でストレスフリー

アクション性がありながら、根本にRPGらしさを感じさせるバトルを用意した『スターオーシャン6』。ですが、本作のRPG的な魅力は、戦いだけに限りません。

まず、3D空間で描かれたフィールドですが、エリアごとに区切られた形になっています。横方向の広がりを主軸とするデザインではないものの、奥行や上下も取り入れた空間的な広さを提供しており、一定区域ごとのエリア別でも手狭な印象は受けません。

VAは移動時でも使え、ボタンを押すだけで相当な距離を進んでくれるので、VAでの移動がメインになりがち。ですが、この高速移動を駆使しても世界を狭く感じたことはなく、高低差もあるダイナミックな地形は移動し甲斐のある構造になっています。

また、区切られたフィールドを逆手に取り、標高の高い山間や雪山など、エリアによって景観がガラッと変わることも多々。こうした千差万別のフィールドに出迎えられるたび、壮大な世界を冒険している実感が積み重なっていきます。

しかもフィールド上には、宝箱や素材、VAのアクションを強化するアイテムなどが点在しており、これらを見つけ出す“探索の楽しみ”も用意。さらに探索とVAの相性が非常に良く、高所に移動してアイテムを見つけようと思えば、VAで一気に駆け上がれますし、視界を遮る巨木の向こうにもアッという間に移動できます。

探索に伴いやすいストレスを極力軽減してくれるVAのおかげで、見つける楽しさだけに専念できるのは、本作ならではの魅力のひとつ。また、フィールド上にいる敵とエンカウントしてもVAで一気に逃げ出せるので、戦闘したくない時に戦いを強いられるストレスとも無縁です。

なだらかな草原、荒涼な岩肌に囲まれた大地、見上げるような樹木が並び立つ森林、海を臨む崖……広大な世界の片鱗を演出するロケーションと、立体的な地形に潜む探索要素の相乗効果で、心地よく冒険心をくすぐってくれます。

■スピーディなアクション、だけどやっぱり「RPG」だった『スターオーシャン6』

こうしたバトルとフィールドに支えられた本作のプレイ感は、メリハリの効いたテンポのおかげで、つい遊び続けてしまう心地よさがあります。

物語はまだ冒頭から続く問題を追いかけている段階なので総評とはいきませんが、未開惑星に不時着したレイモンドと、この惑星に住むレティシア王女、それぞれの立場や文化の違いから来る会話のやり取りはSFならではの醍醐味。『スターオーシャン』だからこそ描けるであろうこの先の展開に、期待するばかりです。

物語自体も、謎の襲撃から始まったレイモンド側の問題と、隣国との緊張感が高まる中での王女としての行動、それぞれの事情につかず離れずで関わっていくため、展開にもメリハリが効いており、飽きさせない構造になっています。

また、3Dモデルのデザインや戦闘中のモーションなども良好で、バトルの迫力に華を添えてくれます。会話時のモーションはややオーバーリアクションで、舞台の芝居を見ているようにも感じましたが、3Dモデルでは豊かな表情変化が難しいので、その点を補うための演出なのかもしれません。

戦闘面の特徴や魅力は既にお伝えした通りですが、個人的には戦闘中のエフェクトが少々気になりました。派手なので心地よさは当然ありますが、その分視認性が下がっており、複数の敵味方が一か所に集まると状況の把握は困難でした。

こうした気になる点がいくつかあったもののプレイ感は良く、また本作ならではという味わいも多かったため、トータルで見れば好印象です。進行に応じて増えていく仲間も、ただ頭数が増えるだけでなく、戦い方がかなり変化に富んでおり、新たな立ち回りをアレコレと考える楽しさがあったのも嬉しいポイントでした。

例えば、4人目の仲間となったニーナは、理術によるHP回復などを得意とするサポート系のキャラクター。ほかのメンバーとどれくらい異なるかといえば、彼女のVAアタックは敵をロックオンできず、その代わり味方に向かって突撃。その突撃が成功すると、味方のHPが回復するという特殊仕様です。

さらに、APを消費して一定範囲の味方を回復したり、一時的に攻撃力や防御力を増加させるバフを与えるといった立ち回りも可能。一応攻撃もできますが、近接戦闘型のレイモンドやレティシアの立ち回りとは全く違います。

このほかにも、近距離と中距離を使い分けたり、発動すれば強力なものの詠唱が必要なので、その間をどうやって凌ぐかが鍵になる攻撃型理術を使うキャラなどがおり、誰かが仲間になるたびに「このキャラクターはどんな戦い方ができるんだろう」といった喜びが湧き上がります。

こうした仲間を引き連れて挑む戦闘は、雑魚相手ならそれほど警戒する必要はありません。ただし、フィールドにいる大型の敵や、シナリオ進行で遭遇するボスとのバトルは要注意。相手を侮ったり、攻撃偏重で闇雲に突進ばかりすると、あっさりとやられてしまいます。

操作していないパーティキャラはAIに任せる形になりますが、攻撃を食らうことも多く、ボス相手だとフォローしないと自分以外全滅、という展開も珍しくありません。

手痛いボスの攻撃で、徐々に減っていく仲間のHP。それを見過ごせばパーティは半壊し、戦力的な意味でも窮地に立たされます。それはさながら、回復せずに全員で「攻撃」コマンドを選んだ時のターン制RPGのよう。

この窮地を乗り越えるため、操作キャラをニーナに切り替えて回復に奔走。壊滅の危機を脱した後は、アタッカーへ切替え、再度攻撃に励む。3Dアクションのテンポ感で進行しつつも、本作の根っこにあるのはやはり「RPG」なのだと、個人的に強く感じた瞬間でした。

スピーディーでテンポもいいリアルタイム性を軸としながらも、公式サイトの記載は「ジャンル:RPG」を掲げる『スターオーシャン6』。RPG黄金期に感じた“あの頃のワクワク感”を思い出す20時間を、たっぷりと味わわせていただきました。

同じように感じる方がいるかは分かりませんが、見るべき長所や魅力があるのは確かなので、手を出すか迷っている方は、まず体験版のプレイをお勧めします。ただし体験版は、ニーナが加入する以前の序盤のみのプレイなので、その点ご注意ください。ニーナ加入から一気にバトルの楽しさが広がるので、なんとも口惜しい……!


『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』はPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox one向けは発売中、PC(Steam)向けには10月28日に発売予定です。

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