フリーのターン制格闘ゲーム『Toribash』がWiiウェアに移植されます。
『Toribash』は、20の関節を持つラグドール(ぬいぐるみ)が戦うターン制の格闘ゲーム。
手足や腰にある関節に対し曲げたり伸ばしたりといった指示を出して相手に打撃を与える……という、オリジナリティに溢れた内容。強い一撃を繰り出すために予備動作が必要になるなど人体の動きがシミュレートされており、「ゲーム側が用意した技を出すのではなく、自らの身体を動かして技を生み出す」風変わりなゲームとなっています。
PCやMacintosh、Linux用にフリーで公開されており、ダウンロード回数は2000万回を突破。Wii版ではWiiリモコンで関節に指示を出し、リプレイの送信などが可能となるほか、追加要素が用意されるとのこと。
作者であるHampus Soderstrom氏は、EUROGAMERSのインタビューに対し、Wiiにおける格闘ゲームの不足を指摘。年内にはWiiウェア版『Toribash』を発売するとしています。
動きはリアルで、血しぶきが飛び散ったり、首が吹っ飛んだりと残虐描写も多いのですが、登場するのがラグドールのせいか、どこかブラックユーモア的な雰囲気のある『Toribash』。Wiiウェア版の日本配信は未定ですが、気になる人はフリー版を遊んでみるのも面白いのではないでしょうか。
《水口真》
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