人生にゲームをプラスするメディア

D3パブリッシャーに対するバンダイナムコゲームスのTOBが成立

バンダイナムコゲームス及びD3パブリッシャーの親会社であるディスリーは、バンダイナムコゲームスが2月13日〜3月16日に実施していた株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表しました。これにより、3月23日付でディスリーはバンダイナムコゲームスの筆頭株主となり、現在の筆頭株主であるフィールズと代表取締役の伊藤裕二氏は主要株主に該当しなくなります。

ゲームビジネス その他
バンダイナムコゲームス及びD3パブリッシャーの親会社であるディスリーは、バンダイナムコゲームスが2月13日〜3月16日に実施していた株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表しました。これにより、3月23日付でディスリーはバンダイナムコゲームスの筆頭株主となり、現在の筆頭株主であるフィールズと代表取締役の伊藤裕二氏は主要株主に該当しなくなります。

D3パブリッシャーは1997年に設立されたTSUTAYAのカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のグループのカルチュア・パブリッシャーズのゲーム事業部が起源。SIMPLEシリーズで急成長しました。その後、CCCの事業再編の際に部長を務めていた伊藤氏らがMBOの形で独立してD3パブリッシャーと改称しました。2004年にパチンコ・パチスロ大手のフィールズが買収し、持株会社制に移行していました。

D3パブリッシャーはアメリカやイギリスなどに海外法人を持ち、日本とは異なる独自のタイトル展開で、『Naruto』や『Ben10』といったフランチャイズをヒットさせています。バンダイナムコゲームスは欧州アタリの販売部門に出資するなど、海外展開を強化する方針を打ち出していて、主力事業に特化したいフィールズと思惑が一致しました。

TOBの結果、バンダイナムコゲームスの保有割合は95.17%となりますが、当初から2段階で完全子会社化する方針で、取得できなかった分も現金交付などで取得する予定です。ジャスダックの上場は廃止になる見込みです。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 『シェンムー』聖地巡礼ガイドマップを制作した横須賀市にインタビュー! 担当者ふたりの情熱がファン垂涎のアイテムを作り上げた【特集】

    『シェンムー』聖地巡礼ガイドマップを制作した横須賀市にインタビュー! 担当者ふたりの情熱がファン垂涎のアイテムを作り上げた【特集】

  2. 『クラッシュ・バンディクー』や『ラスアス』のノーティードッグ、公式グッズサイトをオープン

    『クラッシュ・バンディクー』や『ラスアス』のノーティードッグ、公式グッズサイトをオープン

  3. 2018年12月発売の新作ゲームは何を買う?―注目タイトルまとめ!

    2018年12月発売の新作ゲームは何を買う?―注目タイトルまとめ!

  4. イケメンはこうして作られる!「「その口…塞いでやろうか…?」250人のイケメンをLive2D化してわかった、成人男性キャラの魅力的な見せ方」セッションレポート【alive2019】

  5. NESTAGE、「wanpaku」「TVパニック」など14店舗を閉鎖

  6. 【CEDEC 2011】イスラム世界とゲーム、課題と対策法は

  7. 『FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア』を支える中国のデベロッパー・・・バーチャスインタビュー(後編)

  8. 【ゲーム×法律】ゲームの利用規約違反で制裁、どこまで許される?

  9. 「愛・地球博」のポケパークの詳細が明らかに

  10. コナミが韓国製音楽ゲーム『DJMAX』シリーズを訴える

アクセスランキングをもっと見る