縮小1年目はサンタモニカで開催されたこともあって(さらに会場があちこちに散らばったため、不満は移動に集中)縮小した現実は余り明らかになりませんでしたが、今回はかつての会場に戻り、露になったようです。会場のあちこちで、現実を見たという声が聞かれました。Joystiqは2004年の写真と比べる形で今年の状況を紹介しています。これを見れば何が変わったか一目瞭然です。
招待者は一部のメディアに限られ、イベントにメーカーが期待する、年末の商戦を左右する小売業者や株価を決めていくアナリストの参加はほぼありませんでした。
エレクトロニック・アーツCEOのJohn Riccitiello氏は「このようなE3は非常に残念です。昔のようなE3に戻るか、さもなければプライベートなイベントをやらなければならないでしょう」。
ユービーアイソフトの北米代表のLaurent Detoc氏は「今年のE3は酷いものでした。かつては世界がE3に集まっていたのに、今では地下でこっそりやってるみたいなものです」。
さらにShiny Entertainment創業者のDavid Perry氏は付け加えます。「Riccitielloの意見に賛成です。コンセプトは壊れ、費用は相変わらずかかり、メッセージは希薄になり、誰もがうんざりしています。チケットポリシーは酷いもので、業界の誰もが集う場ではなくなりました。ただ、私達にはまだGDCが残されているのは幸運なことです」。
Wedbush MorganのMichael Pachter氏はこう述べています。「何人かのESAメンバーと話をしましたが、彼らの多くは過去に戻った方がマシだと考えています。今のE3は終わりへの道を歩んでいます。業界は早いペースで動いていて、修正するチャンスはそう多くありません。無論2年前のような6万人の来場者は制御できるレベルを超えていました。でもESAは6万人と5000人の間で上手いバランスを取る必要があります」。
ESAのMike Gallagher会長は見直しを行うことも明らかにしています。来年はどのような形になるのか行方を見守りたいと思います。
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