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「ナノスーツ」マイスターが大乱闘! EA、『クライシス』日本最強プレイヤー&日本代表決定戦を開催

エレクトロニック・アーツは10日、東京・秋葉原のUDXギャラリーにて、シューティングゲーム『クライシス』の日本最強プレイヤー決定戦と世界大会に向けた日本代表決定戦を開催しました。日本最強プレイヤーとなったgimeia選手、fumio選手、soar選手、KayzE選手の4名には最新CPUやビデオカード、マザーボードなどの豪華賞品が進呈されました。また、日本代表となったfumio選手、bariantg選手、KayzE選手、DrivESHooT選手、yoppi選手、ek-R選手、SK2選手、PoNz選手の8名は3月15日にシンガポールで開催される世界大会に招待されます。修練を重ねてさらなる活躍を期待したいところです。

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エレクトロニック・アーツは10日、東京・秋葉原のUDXギャラリーにて、シューティングゲーム『クライシス』の日本最強プレイヤー決定戦と世界大会に向けた日本代表決定戦を開催しました。日本最強プレイヤーとなったgimeia選手、fumio選手、soar選手、KayzE選手の4名には最新CPUやビデオカード、マザーボードなどの豪華賞品が進呈されました。また、日本代表となったfumio選手、bariantg選手、KayzE選手、DrivESHooT選手、yoppi選手、ek-R選手、SK2選手、PoNz選手の8名は3月15日にシンガポールで開催される世界大会に招待されます。修練を重ねてさらなる活躍を期待したいところです。

日本最強4名


FPS(一人称視点射撃)ゲームの『クライシス』には、他のFPSにはない特長として、ナノスーツという戦闘服があります。ナノスーツはオンライン対戦時は全員が着用しており、戦況に応じて機能を切り替えて使います。平常時は"アーマーモード"で、受けたダメージを軽減、"スピードモード"に切り替えると移動スピードが上がります。"ストレングスモード"は筋力をアップし、パンチの破壊力を上げたり、ハイジャンプしたり、重い物を投げられるようになります。"クロークモード"は光学迷彩機能です。身体が透明化されますが、ダメージを受けたり、攻撃を行うと自動的にキャンセルされ、"アーマーモード"に戻ります。それぞれの機能を使用中はスーツのエネルギーゲージが減少します。ただし、時間の経過と共にゲージは回復し、さらに体力も回復します。

マルチプレイは全員がライバルとなるインスタントアクションモードで行われました。制限時間は15分。ライバルを倒した数を競います。他のFPSと同様に射撃のスキル、身のこなし、武器の選択などのスキルが求められます。『クライシス』ではさらに、ナノスーツのモード切り替えをいかに上手く使うかが勝利の鍵になります。ちなみに、クロークモードで透明になったとしても風景が揺らぐため識別は可能です。シングルプレイの敵は上手く騙されてくれますが、マルチプレイの場合はほとんどのプレイヤーが気付いてしまうので、よほど遠くにいない限り役に立ちません。試合の参加者は全員がそれを熟知しているようで、クロークモードを濫用するプレイヤーはほとんどいませんでした。

トラックボールで参戦する選手やゲームパッドを使いこなす選手も


一方、「再出現ポイントからスピードモードでライバルに近づく」という動作はほぼ全員が実行しています。『クライシス』のマルチプレイのマップは広いので、いち早くライバルの居る場所に近づき倒していかないとスコアを上げられません。高いところからのスナイパーショットは自分が倒されるリスクを下げられますが、ライバルが見えなければいたずらに時間が経ってしまい、スコアアップにならないのです。そのため『クライシス』では「いち早くライバルに近づき、倒して逃げる」という動作が重要となります。「"スピードモード"でライバルに接近し、"ストレングスモード"でパンチして一撃で倒す」そんな思い切ったプレイが射撃よりも有効な場面が多く見られました。しかし、ナノスーツの切り替え動作に失敗し、ストレングスモードに切り替わらずに相手に近づき逆襲される場面もありました。ナノスーツの切り替えをいかに的確に行うか、これがスコアに反映されたようです。上手い選手はナノスーツの切り替えメニューが一瞬しか表示されず、素早く切り替えています。

日本最強プレイヤー決定戦は予選がABCの3グループ。それぞれ上位4名が決勝に進出しました。Aグループは2回もサーバトラブルに見舞われ、やや不完全燃焼な幕切れに。結果は2位以下に大きく差をつけてgimeia選手がトップ。BグループではMieharu選手の健闘が見事でした。マップを熟知し、再出現してすぐに武器のあるポイントに急行。接近−パンチ攻撃も鮮やかに決めます。序盤から上位に位置し、途中でランクを大きく下げたものの、後半の5分で次々にライバルを倒してスコアを上げています。SK2と熾烈な首位争いを繰り広げ、結果は2位となりました。CグループはFPSゲーム競技会の常連fumio選手が登場しました。リラックスアイテムの鉢植えを置いて余裕を見せます。競技会慣れしているせいか、射撃中心の戦法で順調にスコアを稼ぎ、予選最高スコアの44ポイントで勝ち抜けました。決勝戦はプレイヤー全体のレベルが上がり、さすがのfumio選手も苦戦。上位グループと僅差のトップ争いを続けます。結果はAグループトップのgimeia選手が51ポイントでトップ。Cグループのfumio選手が3ポイント差の48ポイントで2位、3位はAグループ2位のsoar選手で、やはり3ポイント差の45ポイント。4位もAグループ3位のKayzE選手で40ポイント。4位のKayzE選手と5位になったSK2選手の入賞争いも見応えのあるスコア展開でした。Bグループで魅せてくれたMieharu選手は残念ながら6位に終わりました。

(左)実況解説はプロゲーマーのUnleashed氏。オーディションで起用された女性アシスタントさんも絶妙な相の手(右)ゲーム大会常連のfumio氏は怪しげな鉢植えを置いた


日本最強プレイヤー決定戦とは別枠で日本代表決定戦が行われました。その理由は、世界大会のレギュレーションが20歳以上だったためです。日本最強プレイヤー決定戦に参加した選手のうち、20代以上の希望者で再試合が行われました。ちなみに日本最強プレイヤー決定戦で優勝したgimeia選手は19歳とのこと。「出たかったのに……」と残念そうでしたが、規則には逆らえません。来年も開催されることを期待しましょう。

日本代表決定戦は8人ずつ2グループで予選を開催。上位6人が決勝に進出し、12名で決勝戦が行われました。Aグループはfumio選手、PoNz選手、ek-R選手が熾烈なトップ争い。結果はfumio選手が1位、続いてPoNz選手、ek-R選手。なんとそれぞれ1ポイント差でした。BグループはSK2選手が22ポイントでトップ通過。2位以下が接戦でした。 Caliph-jp選手とyoppi選手が共に19ポイントで2位、KayzE選手とbariantg選手が17ポイントで4位。6位のAkihideは1ポイント差の16ポイント。さらに1ポイント差でkolibrisが7位。予選通過を1ポイントの差が分けるという厳しい結果になりました。

今回最高の12人で開催された日本代表決勝戦。スタートから順調にスコアを伸ばした選手はfumio選手。再出現ポイントがたびたびMOARというエイリアンの強力な武器のそばになり、運を引き寄せた格好です。MOARは通称「冷凍ガン」で、相手を一瞬で凍らせてしまいます。fumio選手は巧みに相手とのポジションを1対1に持ち込み、MOARで一発冷凍。それだけでライバルを倒したにもかかわらず、弾丸系兵器で粉砕してから次の獲物を狙うといういやらしい戦いぶりでした。fumio選手、楽しんでいます。昨年のEスポーツスタジアムのWarsowでは何度も2位に甘んじていましたが、今日はトッププレイヤーの調子を取り戻していました。結果はfumio選手が36ポイント。2位に7ポイント差をつけて堂々のトップです。

決勝戦のもうひとつの見所はPoNz選手とCaliph-jp選手の入賞争いでした。決勝戦は同スコアの18位で8位タイ。しかし日本代表枠は8人のため、8位と9位の線を引く必要がありました。被キル数ではCaliph-jpが14、PoNz選手が20でした。ゲームのスコアランクもCaliph-jp選手が上位と示していましたが、キルスコアのみ評価するレギュレーションにより再試合が行われます。比較的狭いマップとはいえ、『クライシス』での1対1の戦いは珍しい試合です。集団戦とはひと味違う緊張感で行われた試合は、1ポイントを互いに奪い合う接戦となり、観戦者も固唾を飲みます。結果はPoNz選手が6ポイント、Caliph-jp選手が5ポイント。僅か1ポイント差でPoNz選手の逆転勝利となりました。

(左)日本代表プレイヤー8名(右)ゲーム用グローブとマウスケーブル空中ホルダを使っていたPoNz選手。タイマン勝負で勝利!


『クライシス』は美麗なグラフィックで人気がありますが、それ故に要求されるPCのスペックが高く、他のFPSに比べるとユーザーが少ないようです。いわば、誰もが手に入れられないスーパーカーを使ったレースを見ているようなものです。しかしながら、今回のゲームは見応えのある試合内容、的確で判りやすい実況解説が行われており、プレイヤーではなくても楽しめるよう配慮されていました。ハイスペックマシンの価格が下がれば、この観戦をきっかけとした新規プレイヤーが増えるかもしれません。協賛したNVIDIAさんにもがんばって頂いて、高性能低価格のビデオカードや、それを搭載した市販PCが登場することを期待したいと思います。
《杉山淳一》
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