たとえばオンラインゲームのサポートを提供するISAOは、「Support Sec Ver.2」を展示しています。これはサポートに関するメールやサポートウェブなどを統合的に管理するシステムで、複数のサポートスタッフが関わるGM業務を支援するものです。前バージョン(Ver.1)で使いにくかったところを修正し、新バージョンとして登場します。
また、9月20日にプラネックスコミュニケーションズと共同で「VCE2対応オンラインゲームルータ」の開発に着手したと発表したコミュニティーエンジンも、オンラインゲームのミドルウェアを展示しています。マルチプラットフォームが特徴ということで、Windows PCとWiiが同じ仮想空間に接続しているというデモをおこなっていました。
CDNetworksは、オンラインゲームにつきもののクライアントソフトの配布やパッチ配信、プロモーション映像の配信に欠かせないコンテンツ配信ネットワークサービスを出展。ファイル配信サーバをネット上に分散配置することで(サーバが物理的には集中設置されている場合でも、さまざまなプロバイダと接続することでネット的に分散されています)、ネットへの負荷を軽減しつつ、大量のデータファイルをより短時間にエンドユーザに配布するというサービスです。
このほか、みずほ銀行やみずほインベスターズ証券がビジネス的な展示をおこなっています。
オンライン関連のニーズは今後高まる一方でしょうし、ゲーム開発費が上昇していくと、資金調達スキームも従来の制作委員会方式ではない新しいものが出てくる可能性もあります。こうした展示にも注目してみてはどうでしょうか。