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ユービーアイソフトが2023年度に過去最高の売上高を記録―『R6S』と『アサシン クリード』が大きく貢献

今後の戦略として「オープンワールドジャンルにおける復権」と「ライブサービスゲームへのさらなる注力」を掲げました。

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ユービーアイソフトが2023年度に過去最高の売上高を記録―『R6S』と『アサシン クリード』が大きく貢献
  • ユービーアイソフトが2023年度に過去最高の売上高を記録―『R6S』と『アサシン クリード』が大きく貢献

ユービーアイソフト(Ubisoft)は、2023年度の決算報告書を公開しました。売上高は前年比26.8%増の23億ユーロ、営業利益(IFRS)は3億1,360万ユーロ(前年は5億8600万ユーロの赤字)でした。

通期および第4四半期の純売上高は過去最高の数値となっており、それぞれ3,000万人以上のアクティブユーザーを抱える『レインボーシックス』シリーズと『アサシン クリード』シリーズが好調を大きく後押したとされています。

『レインボーシックス シージ(R6S)』は、9年目を迎えながらもユーザー獲得数、アクティビティ、視聴率、収益化などさまざま面において「すばらしい結果」を出したと言及。セッション日数は前年比+38%と大幅に増加し、プレイヤー1人当たりのセッション日数も24%増加しました。

『アサシン クリード』シリーズは、『アサシン クリード ミラージュ』のリリースや『アサシン クリード ヴァルハラ』のXbox Game Passへの追加などが功を奏し、シリーズ全体の四半期アクティブユーザー数が前年同期比で2桁増と躍進。予約数も前年比で30%以上増加しました。

決算報告では、継続的に行っているコスト削減に関しても言及されています。「厳格な採用管理、組織の簡素化、的を絞った組織の再構築」などを実施した結果、2024年3月末現在の従業員総数は19,011人となりました。直近1年半で1,700人以上が減少したことになりますが、従業員の定着率は改善し続けているとのことです。

さらに、投資の集中性を高めるべく『Tom Clancy’s The Division Heartland』の開発中止を決定。『XDefiant』や『レインボーシックス』シリーズなどにリソースを再配分したとしています。



今後の戦略としては、オープンワールドというジャンルにおけるリーダーシップを取り戻すことと、GaaS(Games-as-a-Service)へのさらなる注力を掲げました。

今年度にリリース予定となっているタイトルでは、11月15日リリース予定のシリーズ最新作『アサシン クリード シャドウズ』、8月30日リリース予定の『Star Wars Outlaws(スター・ウォーズ 無法者たち)』が前者に該当し、9月サービスイン予定の『レインボーシックス モバイル』、年内サービスイン予定の『The Division Resurgence』、5月21日にプレシーズンが開始となる『XDefiant』が後者に分類されます。

同社は継続的な売上確保のため、今後も質の高いタイトルのリリースを継続するとしています。

《蚩尤》
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