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『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』レビュー!ラグビー、マラソンなどおすすめ競技6種目も紹介

シリーズ最新作『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』が発売。一足先にオリンピックの興奮を味わえる本作のレビューをお届けします。

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『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』レビュー!ラグビー、マラソンなどおすすめ競技6種目も紹介
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スーパーマリオシリーズとソニック・ザ・ヘッジホッグシリーズのキャラクターたちが、オリンピックを舞台に競演する人気シリーズの最新作が登場。リオ五輪以来4年ぶりとなる『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』が本日発売となりました。

本稿では、最初にゲームの概要を簡単に説明したのち、筆者が実際にプレイした上でぜひおすすめしたい6種目&ミニゲーム2種の内容を紹介していきます。

時代を超えた「東京オリンピック」を堪能しよう


さまざまな競技をリアルに近い動きで楽しめる!


「東京2020オリンピック」公式ライセンスゲームとなる本作は、同大会を舞台にマリオやソニックたちがさまざまな競技にチャレンジ。陸上・100mや水泳といった定番の種目に加え、本作からは「東京2020オリンピック」で新規採用された「スケートボード」「サーフィン」「スポーツクライミング」「空手」も加わり、合計21の競技が収録されています。

それらの競技を、おなじみのボタンプレイはもちろん、ニンテンドースイッチの特性を活かした「体感プレイ」(Joy-Conを1~2本用いて操作する方法)でも楽しめるのがポイント。より実際の競技シーンに近い動きでプレイすることができます。


実際の競技よりさらにアクション性を高めた「ドリーム競技」3種目や、東京タワーや渋谷スクランブル交差点といった東京の名所で楽しめるミニゲームも収録。ゲームらしい遊びや、“東京”を感じられるコンテンツが詰め込まれており、バラエティ豊かな内容です。

レトロな雰囲気も堪能できる「東京1964年競技」


本作のストーリーは、クッパとエッグマンが仕掛けた罠によって、マリオとソニックが1964年の東京を舞台にしたゲームの世界にトリップさせられてしまうシーンから始まります。マリオとソニックの二人は、もとの世界に戻るためにゲームの中で奮闘。このストーリーを進めると、ミニゲームやゲストキャラクターが解放されていく仕組みです。

キャラクターはそれぞれ「走るのが速い」などの競技ごとに特性を持っています

本作では1964年の東京オリンピックを舞台にした「東京1964年競技」も楽しめます。こちらは画面がドット絵で描かれており、東京1964年競技のみの種目も含めて、全部で10種目を収録。往年のゲームファンにとって、懐かしい雰囲気が堪能できます。


さらに東京1964年競技には、当時のTV放送を再現したような実況音声が入っていたり、「アナログテレビ」というオプションをONにすると画面の隅が少し暗くなったりと、昭和39年の空気感が味わえる凝った演出も。友人同士だけでなく、世代を超えて楽しめる作品となっているのです。

おすすめ競技6種目&ミニゲームを紹介


さて、ここからは「東京2020年競技」「東京1964年競技」「ドリーム競技」「ゆうぎじょう(ミニゲーム)」から、おすすめの競技をピックアップして紹介しましょう。

スポーツクライミング(東京2020年競技)


今大会から新種目として追加されたスポーツクライミング。実際の大会では3つの種目が行われますが、ゲーム内では制限時間内に登った高さを競う「リード」形式になっています。


プレイヤーは、壁についているクライミングホールド(手や足を引っ掛ける突起)に、タイミングよくボタンを押しながらキャラクターの手をかけて登っていきます。Joy-Conを使った操作では、実際に左右の手を伸ばしながらルートを決めていきます。慣れるとリズムよく、サクサクと登れますよ。

道中にある星型のスペシャルホールドに手をかけると「スペシャルクライム」が発動可能になり、一気に高さを稼ぐこともできます。ただし、ルートによってはスターが取れなくなってしまうので、どのように進むかが記録を伸ばすポイントになっています。


ラグビー(東京2020年競技)


オリンピックに先駆け、国内外で話題となっているラグビーも収録。ラグビーという球技を遊べるゲームもなかなかないのではないでしょうか。

東京2020オリンピックと同じく、ゲームでも7人制となっています。こちらは2人での対戦も可能で、それぞれが選んだ4人のキャラクターと3人のブンブン、もしくはエッグポーンでチームを組む形です。


パス、ラン、キック、タックル、回避と、基本的な動きはすべて詰め込まれています。筆者がプレイしたところ、特に中盤でのボールの奪い合いが熱く、思わず声が出てしまうシーンも。キャラクターたちも「足が速い」「タックルが強い」など能力上で差別化されているので、チームの組み方で個性を出すこともできます。ランでかき回すもよし、タックル強者で固めてボールを奪いまくるもよし。本格的な7人制ラグビーが楽しめますよ。



アーチェリー(東京2020年競技)


アテネ2004年大会で山本博氏が銀メダルを獲得したことを機に、国内でも脚光を浴びるようになったアーチェリーも本作で楽しめます。


Joy-Conを2本用いる体感プレイでは実際の動きと同じく、片手を前に出し、もう片方の手を後ろに引いて矢を放ちます。もちろんマトの中心に近いほど高得点が出るのですが、構えている間にも風が吹いたり(あるいは止んだり)するので、プレイヤーは刻々と変化する状況に対応しながらベストタイミングを探ることとなります。

また、1セット(2射)ごとにマトとの距離が離れていき、遠くなればなるほど重力の影響を受けます。風を読み、タイミングを見計らう緊張感は、実際の競技そのもの。そのぶん、マトの中央を射抜いたときの快感も大きいものです。


マラソン(東京1964年競技)


1964年の東京オリンピックでは、円谷幸吉氏が銅メダルを獲得したマラソン。ゲームでは、「東京1964年競技」で遊ぶことができます。


プレイヤーは、オートで走る選手をうまく操作しながら、42.195km先のゴールを目指します。コースには自分の他にも多くの選手がいるので、ぶつからないように走らなくてはいけません。一方で、集団の後ろにつくとスリップストリーム(前の選手を風よけに使い、風の影響を受けないようにすること)が発生し、スタミナが回復します。


ボタンを押すと走る速度がアップするものの、スタミナも大きく消費してしまいます。コース内にある給水所でドリンクを獲得し、スタミナを回復させながら効率的に走っていきましょう。シンプルでありながら、マラソンにある要素がしっかり押さえられている印象です。

柔道(東京1964年競技)


1964年当時、日本のメダルラッシュとなった競技が柔道です。柔道の醍醐味である選手の力と技、駆け引きは、ゲームでもしっかり再現されています。


移動を含めいくつかの操作があるのですが、「つかむ」「つかみ返す」の駆け引きが特に重要です。一方がつかむと、キャラクターの頭上に重心バランスが表示され、お互いの十字キー操作で、つかんだ方はバランスを崩そうとし、つかまれた方はバランスをまっすぐ保とうとします。うまくバランスを崩せば、豪快に投げることも可能です。


一人プレイもできますが、この競技が盛り上がるのは対戦プレイだと感じました。つかみ合いの駆け引き、つかんでからの応酬など、見た目以上に読み合いが発生する点が特徴。ぜひ、その技を競い合ってみてください。

ドリームシューティング(ドリーム競技)


オリンピック競技とは異なるテイストのゲームが楽しめるドリーム競技。そのうちのひとつ「ドリームシューティング」は、TPSのようなゲームスタイルになっています。

参加者は4人での個人戦か、2人vs2人のチームに分かれ、からくり屋敷を模したステージにあるマトをどんぐりで撃ち、制限時間内に獲得したポイントを競い合います。TPSとは書いたものの、本格的なTPSほどシビアなエイムが要求されるわけではないので、安心してください。


一定時間が経過すると、撃てば高得点が獲得できる巨大な奴凧が出現。アイテム「マルチショット」を集めておけば、一気にポイントを稼ぐことができます。

実は、相手チームのキャラクターを撃ってひるませることも可能です。凧出現中に相手キャラクターを撃ち、動きを止めることも大事。チームワークが鍵を握る競技です。


渋谷スクランブルサーチ(ゆうぎじょう)


最後に、「ゆうぎじょう」で遊べるミニゲーム2本を簡単に紹介します。「渋谷スクランブルサーチ」は、渋谷のスクランブル交差点を舞台に、指定されたキャラクターを見つけるというゲームです。

回を重ねるごとにスクランブル交差点にいるキャラクターが増え、見つけることがより困難に。一人プレイではありますが、集まったみんなで探して楽しめる一本です。



博物館スニーキング(ゆうぎじょう)


マリオが博物館に忍び込み、監視の目をくぐりながら最上階を目指すミニゲーム。途中、鍵を手に入れないと進めない箇所があるなど、さまざまな仕掛けが仕込まれています。

ライトを持った監視役のキャラクターは基本的に一定の動きをしますが、中には早足で移動してきたり、予想外のタイミングで振り向いたりするキャラクターもいて、非常にスリリング。残りライフなどはないので何度でも挑戦でき、そのぶんクリアするまでずっとプレイしてしまうタイプのゲームです。


複数人でのプレイがおすすめ!


上記で紹介した競技は、本作に収録されている競技のほんの一部。どの種目も実際の競技の動きや醍醐味がしっかりゲームプレイに落とし込まれていて、競技を知っている人が楽しめるのはもちろん、知らなかった人も「こういうスポーツなんだ」と新たな発見にもなるはず。その意味では、来年の東京2020オリンピックがもっと楽しくなる一本とも言えるでしょう。

このレビューを書くにあたり、一人でも複数人でも遊びましたが、個人的には複数人で遊びたい作品です。対戦でしのぎを削ることはもちろん、協力プレイで喜びを分かち合ったり、CPUの強さに驚いたりと、本当にスポーツをやっているかのような、感情を共有する楽しさがあります。

友達同士はもちろん、兄弟姉妹や親子といった家族同士でも大いに楽しめるはず。オリンピックの盛り上がりを、一足先に体感してみてはいかがでしょう。
《ばかいぬ》
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