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『ポケカ』本戦落ちた…でも高まる熱が抑えきれない!「チャンピオンズリーグ2020」現地レポ【決勝進出者インタビューあり】

2019年9月22日、東京ビッグサイトにて行われた『ポケモンカードゲーム(ポケカ)』の大型大会「チャンピオンズリーグ2020 東京」。現地の様子をお届けします。

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2019年9月22日、東京ビッグサイトにて行われた『ポケモンカードゲーム(ポケカ)』の大型大会「チャンピオンズリーグ2020 東京」。このイベントでは関連グッズ&会場限定商品が販売される物販コーナーや対戦コーナー、これから『ポケカ』を始めたい方にうってつけの初心者コーナーなど様々なブースが設けられており、文字通り一日中『ポケカ』漬けになれる場となっています。

そんなイベントの中でもっとも大きな注目を集めるのが、プレイヤー同士のガチ対戦が行われる「チャンピオンズリーグ(以下、本戦)」です。優勝者には『ポケカ』世界大会への出場資格が与えられるほか、上位者にも成績に応じたポイントが付与されるこの戦い。ここで得たポイントによって年間のランキングが競われるため、多くの『ポケカ』プレイヤーが自慢のデッキを持ち寄って熱いバトルを繰り広げる…というわけです。

実はインサイド編集長である「すえなが」と筆者も、この本戦への参加を狙っていました。しかし2018年頃から『ポケカ』プレイヤーが急増していることもあり、本戦参加には事前の抽選が必要に。我々は「道端に落ちているゴミを拾う」「重い荷物を抱えて階段をのぼろうとしているお婆さんを探す」「会議中は真面目な顔をする」など、出来る限りの努力をしたのですが徳が及ばず、二人とも抽選に外れてしまいました。

「あー、参加できたらベスト16は固かったわー」
「我々が参加しない大会に、どんな意味があろうか。いや、ない」

本戦に出れない悲しさのあまり、絵に描いたような強がりが雄大な山脈に流れる湧き水のごとく、こんこんと溢れ出します。なお、すえながは本戦出場回数0回、筆者も予選完走経験無しのトリガーハッピーであることを、ここにそっと書き添えておきます。許して、それくらい残念だったの。

しかし、筆者はここでふと、「そういえば本戦に出場しない大型イベントって、久々かも」ということに気付きます。確かに出場できなかったことは残念です。けれど、自分が出れない分、他の誰かが出場できるわけですし、筆者はそこに幸せを感じられるような人でありたいと思います。また、本戦独特の緊張感から離れ、ゆったり自分のペースで大型イベントに参加するのも良いかもしれません。

そこで今回は、そんな目線で「チャンピオンズリーグ2020 東京」のレポートをお届けしようと思います。結論だけ述べると、めちゃくちゃ楽しかったです。

◆朝がゆっくりなのはサイドイベント勢の特権かもしれない



当日はちょうどお昼頃、会場である東京ビッグサイトに到着しました。本戦に参加される方は午前8時過ぎに集合する必要があるため、それに比べると非常にゆったりです。これまで本戦に参加していた際はいつも、「このデッキで大丈夫かな」という不安で夜更かしになり、睡眠不足の状態で現地入りすることが多かったのですが、今回はグッスリ眠れたので頭もスッキリ!

最近はジュニア・シニアリーグの参加者も増えているそうです。


会場に入るとちょうど試合が行われていたので、心の中で「みんな、がんばれー」と応援しながら、筆者は「ポケカくじ」のコーナーで運試ししたり、物販を覗きに行ったりと、ゆったりとした時間を過ごします。これもまた、本戦に参加しない人ならではのイベントの楽しみ方と言えるでしょう。


“爆アド”とはいきませんでしたが、くじが楽しい…。ついつい並んでしまう魔力がありました。

『ポケカ』ギャラリーのコーナーでは、2010年の「BW」から現在の「サン&ムーン」シリーズを振り返るパネルと、これから始まる「ソード&シールド」で活躍するであろう「ポケモンV」の展示が! スペシャルキラカードの「ピカチュウ」も額縁の中で、眩しい光を放っていました。欲しい。




◆公式配信を見ていれば待ち時間だって楽しめる


会場を一通り回り終えた後は、当日参加を受付けている「サイドバトル」のコーナーへ。我々が並んだ「4人リーグバトル」には既に行列が出来ていましたが、待ち時間なんて公式の生放送を見ていればへっちゃらです。

公式配信のスクリーンショット(5時間33分あたり)


ちょうどその頃は「第2期ポケカ四天王」の一人であり、2018年シーズンの日本チャンピオンにも輝いた「ヨネダ タクヤ」選手の試合が流れていました。対戦相手の「ハヤシ マサユキ」選手も 好成績で勝ち上ってきた猛者であり、見逃せないマッチアップです。試合は両選手譲らずの展開でしたが、最後はヨネダ選手が気合の勝利。3枚目の「カプ・テテフGX」が場に置かれた瞬間、行列のあちこちで歓声やどよめきが起こりました。筆者も思わず「3枚目!?」と声を上げてしまった一人。うーん、このライブ感がたまりません。

ベスト16という見事な成績を収めたヨネダ選手をパシャリ。痺れる試合をありがとうございました!

そしていよいよ、我々にも「4人リーグバトル」の順番が巡ってきました。懐から取り出すは、「本戦に出場するならコレ」と決めていた「サーナイトGX」デッキ。結果は2回参加して、4勝2敗。本イベントではバトルの成績に応じてプレゼントが貰えるのですが、前々から欲しかった「ジラーチ」が手に入って思わずニッコリです。



◆1ターンも見逃せない決勝戦!


気付けば「チャンピオンズリーグ2020 東京」もいよいよ終盤となり、残すは「マスターリーグ」の決勝戦を残すのみとなりました。決勝にコマを進めたのは、「ルカリオ&メルメタルGX」による鉄壁の守りで多くの対戦相手を弾き飛ばしてきた「シマダ ダイチ」選手と、圧倒的な高火力で相手陣地を焼き尽くす「レシラム&リザードンGX」擁する「シマ ヒロマサ」選手!

タイプ相性的には鋼VS炎となり、炎有利な展開が予想されましたが試合は波乱に次ぐ波乱となり、誰もがその決着を予想できない状態に!全員が固唾を飲んで見守る中、最後にシマダ選手が優勝の座を掴みました。







10月4日には本大会で活躍したカードが多数収録されるハイクラスパック「タッグオールスターズ」が発売されるので、それを買って上位入賞者のデッキを参考しつつ、自分だけの構築を考えてみるのも良いでしょう。とにかく、もっと『ポケカ』したい、もっと対戦したいという熱が高まり続けた1日でした。

「スタンダードレギュレーション」の改正や、新シリーズ「ソード&シールド」の展開を控え、今度ますます大きな盛り上がりが予想される『ポケカ』。次回の大型大会は、12月21日に開催される「チャンピオンズリーグ2020 愛知」となります。ガラっと環境が変わる中、どんなポケモンが活躍するのか。今からワクワクが止まりませんね。

左からシマ選手とシマダ選手。

なおイベント終了後、インサイドはドラマチックな決勝戦を戦い抜いたお二人にインタビューを実施。お二人ともお疲れの中、ご対応頂き本当にありがとうございました。試合を振り返る選手の声をお届けします。

─今日1日を振り返って、いかがでしたか。

シマ選手:
今日は2018年12月に開催された「チャンピオンズリーグ新潟」以来、久々の参加でした。先着や抽選の件でなかなか大会に出場できないことが悔しく、『ポケカ』から離れようかなと思った時期もありましたが、仲間が支えてくれました。

今年、その仲間が世界大会に行ったので、来年は自分も行きたいという思いが生まれました。そこから世界レギュレーションを見据えた練習をするようになり、シマダ選手と対戦する機会も頂きました。そうしたオフシーズンでプレイングを磨いていたことが良かったのかなと思います。

今日は優勝するつもりで来ましたが、最後にプレイミスをして逃してしまったことが凄く悔しいです。後ほど今日のプレイを見返しつつ、今後の大会でも結果を残して2020年の世界大会会場であるロンドンに行けるよう、これからも頑張っていこうと思います。


シマダ選手:
こちらのミスが原因で2戦目に負けてしまい凄くショックだったんですが、そこから切り替えて予選を勝ち進めたことが、トーナメントでの自信に繋がったかなと思います。

─デッキ選択の理由を教えてください。

シマダ選手:
「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」と「サーナイトGX」の2つがずっと候補として上がっていました。しかし大会の3~4日前に、「ルカリオ&メルメタルGX」が強いのではという話が出てきたんです。とりあえずデッキを作り、弱点を突かれる炎デッキに勝てるかどうか試したところ意外と感触が良く、それ以外のデッキにも戦いやすいことが分かりました。

─これまで「ルカリオ&メルメタルGX」は使っていなかったのですか?

シマダ選手:
そうですね。当初は採用する予定も無かったのですが、作ったデッキをチームメンバーに教えていたところ、自分も使いたくなったという形です。本当にギリギリで決めました。


シマ選手:
自分は最初、「ミュウツー&ミュウGX」と炎タイプが入ったデッキをずっと煮詰めていました。しかし二週間ほど前から「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」と「ケルディオGX」を軸にしたデッキが出始めており、それに対しては勝てないなと。

そこから考えを切り替え、とりあえずJCSで優勝したデッキから順に触ろうと思いました。そこで改めて「レシラム&リザードンGX」は強いなと思ったんです。また、オフシーズンでも使っていたことから愛着もありました。その後、一週間前の大きな自主大会でも優勝できたので、そこからさらに仲間と構築を見直しながら採用した次第です。ただ今回は本当に、デッキ選択には悩みました。

─それぞれのデッキの中で、ポイントになったカードはありますか?

シマダ選手:
「ネクロズマ たそがれのたてがみ」と「ウソッキー」がそれぞれ、良い味を出してくれましたね。前者は相手のベンチポケモンにダメージを置きつつ、「ルカリオ&メルメタルGX」のGX技の効果を受けられる鋼ポケモンであることから、採用しました。

シマ選手:
「フィルドブロアー」を当日の朝、入れようか悩んでいたのですが、決勝で当たったデッキタイプの存在は知っていたので、結果的に入れて良かったなと思います。


─いよいよ2020年の新たなシーズンが始まりました。今後の目標や意気込みを頂けますか。

シマダ選手:
昨年は一度優勝した後、大型大会での成績があまり奮わなかったので、気を抜かず自分に厳しくいけたらと。それと世界大会はトップ8には入りたいですね。

シマ選手:
今季は世界大会の舞台であるロンドンに絶対行くんだという目標を立てています。世界大会で結果を残せるようなプレイヤーになれればと思います。

─先ほど発表された「スタンダードレギュレーション」の改正については、どんな印象をお持ちでしょうか?

シマダ選手:
8月の世界大会は同じ『ポケカ』をやっているのに、レギュレーションが違うとこんなにも新鮮で楽しいものかと思いました。新しいルールとなる国内でも、今までの『ポケカ』に無いような構築やプレイイングが出てくるのが楽しみです。

シマ選手:
ルールが変わると今まで輝かなかったカードが注目を集めますし、新しい「ポケモンV」の存在もあって、これからまた盛り上がってくるんじゃないでしょうか。

─10月4日に、大会で活躍したカードが多数収録されるハイクラスパック「タッグオールスターズ」が発売されます。その中で「これだけは持っておけ」と言えるカードがあれば教えてください。

シマ選手:
まだ全ての収録カードが公開されていないので難しいのですが、決勝戦でお互いのデッキに入っていた「ジラーチ」ですかね。

シマダ選手:
僕は「デデンネGX」ですね。新ルールでは先行プレイヤーは最初の番にサポートが使えなくなりますが、「デデンネGX」を使えば上手く展開できるのかなと思います。

─ありがとうございました!
《ねんね太郎》

また、お会いしましたね ねんね太郎

ゲームセンターとテレホーダイが生み出す濁流に、満面の笑みで身投げした雑食系ゲーマー。油断すると余裕で半日は寝てしまうため、スヌーズ機能が欠かせない。ゲーム以外の趣味は、モノを捨てること。

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