高山:イベントは基本的にユニット単位で行っています。たまにミックスでやっているのですが、ユニットごとのイベントですと「こういうものが描きたい」とか「ここを掘り下げたい」というアイデアの種を中心に考えていきます。それをプロットに落とし込み、シナリオ班と連携しながらブラッシュアップを進め制作しています。例えば、イルミネーションスターズのイベント「Catch the shiny tail」(2019年1月31日から行われていたイベント)は、合同ライブが現実世界(1stライブ)と同じく予定されているというリアルとのリンクを作りたかったというのが前提にあるんですが、その中で『シャイニーカラーズ』のセンターとしての「櫻木真乃」とイルミネーションスターズのセンターとしての「櫻木真乃」を描くというアイデアが元々あったので、それがイベントになっているという形です。
高山:ユニットごとの表現の幅を広げたいっていう部分はベースとしてあったんですけど、どこを広げていくのか、もしくはどうやって広げていくのかについてはしっかり考えなくてはいけないと。イルミネーションスターズの楽曲「ヒカリのdestination」「虹になれ」って表すなら"エモい"楽曲だと思うんですけど、新曲ではそのエモさを伸ばしていくのか、もしくは3人の元気/明るさという方面を伸ばしていくのかというのを考えた時に「We can go now!」では、元気さという部分を今回はフィーチャーしてみましょう、という形になりました。実際ライブで盛り上がりそうな曲に仕上がりましたし、どこを伸ばしていこうか、どのくらいの幅を持たせようかというのは密に相談しながら作っていますね。