『ハリー・ポッター:魔法同盟』(以下、『魔法同盟』)は、 WB Games San Franciscoとナイアンティックが共同開発を行い、ワーナー・ブラザース傘下のPortkey Gamesがレーベルとなり販売されるモバイルARゲームです。ゲームの内容は、映画「ハリー・ポッター」シリーズと「ファンタスティック・ビースト」シリーズをモチーフにして作られています。
気になる中身は、WB Games San Franciscoが持つ、アニメーションやサウンドなどの独自のオーセンティックなコンテンツに加え、ナイアンティックの得意とする、モバイルAR(拡張現実)を特色とした現実社会とも深くつながるゲームになる予定です。これまでトレイラーなどは公開されていたものの、ゲーム内容自体は明かされておらず、今回のイベントで初めてその姿を現すこととなりました。
イベントの幕開けは、ナイアンティックCEO・John Hanke氏からの挨拶から。Hanke氏によると、『ポケモンGO』で大成功を収めたナイアンティックが『魔法同盟』を開発する際に大切にしたのは、「Exploration(探検)」「Exercise(エクササイズ)」「Real World Social(現実社会での社交)」という3つのアイディア。
「Exploration」とは、近所の何気ない通りや地元のランドマークなど、世界中にはまだまだ探検しきれていない場所がいっぱいあるという点から来ています。「Exercise」については、ゲームをプレイしながらたくさんの距離を歩き回り、大人も子どもも気軽にできるエクササイズのような体験にすることを目指していることから。そして、『ポケモンGO』では世界中でイベントを開催し、ゲームを通じて大勢の人々と触れ合う体験ができたということで、今回も世界中の人々と触れ合える機会を持ちたいと考えたことから、「Real World Social」というアイデアも重要視したそうです。『魔法同盟』では、プレイヤーは「Calamity」の謎を解くために働く「Statute of Secrecy Task Force (機密保護特別任務部隊)」の新人として任命されたという設定になります。魔法界の骨董品や呪文を見つけたり、魔法動物や有名キャラクターと出会ったりして現実世界の自分の近所のエリアや都市などを探索します。
その後、ナイアンティックとWB Games San Franciscoの開発者の方々からのゲーム内容についての説明が続きました。『魔法同盟』は”Be a forever game(永遠のゲームとなれ)”を目指して開発されたとのこと。プレイヤーが魔法使いとして、多くの選択をし、様々な困難を克服し、強くなっていく過程を長く見ていってほしいとの想いで作られており、プレイヤーにも長期に渡ってこのゲームに取り組んでもらいたいと願っているそうです。ではいよいよ、実際のゲーム画面の紹介です。
プレイヤーには「Ministry ID Card」が与えられます。このコーナーでは、カメラで自撮りした顔をベースに、ハリー・ポッターでお馴染みのメガネ、マフラー、帽子など自由に好きなアイテムを組み合わせて自分のキャラを設定します。自撮りした顔がベースとは言っても、好きなアイテムをどんどん組み合わせていくと最終的には誰なのかわからなくなります……。
タイトル:『ハリー・ポッター:魔法同盟』 パブリッシャー:Niantic, Inc. / WB Games ディベロッパー:WB Games San Francisco / Niantic, Inc. 対応:iOS, Android 発売日:2019年(英語版・日本語版共に日にち未定)《chucco》