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【プレイレポ】育てたコイキングがピジョンに連れ去られてゆく…切なくも面白い『はねろ!コイキング』

切なくも愛おしい「コイキング」を育てるスマートフォン向け育成ゲーム『はねろ!コイキング』のプレイレポートです。

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『ポケットモンスター』シリーズを遊んだことのある人でも、世界最弱のポケモン「コイキング」を楽しく育てたことはまずないのではないでしょうか。だいたいの人は「早くギャラドスに進化しないかなあ」などと考えていそうですが、むしろ逆にそれを楽しむスマートフォン向けアプリが登場したのです。

2017年5月23日より、『はねろ!コイキング』が配信開始されました。本作は前述のようにコイキングをのんびり育成するゲームで、コイキングを鍛え“はねる力”を競うリーグで優勝を目指していきます。

本作の開発を担当したのは、『生きろ!マンボウ!~ 3億匹の仲間はみな死んだ ~』『ハントクック』などスマートフォン向けタイトルを手がけている「SELECT BUTTON」。本作は株式会社ポケモンの協力などがあったものの、基本的にはSELECT BUTTONの3人で開発したそうです。

◆コイキングの「はねる力」を育てるゲームシステム



「ホップタウン」という町にやってきたプレイヤーは、「カープ町長」というこれまたわかりやすい人物に出会います。彼が言うには、この町ではコイキングの “はねる力(CP)” を競うリーグに参加することで盛り上がっていたものの、昨今はチャンピオンが出ないため盛り下がり気味だそうな。そんなわけで、ポケモンブリーダーであるプレイヤーはコイキングを育て、リーグでの優勝を目指していくことになります。


ゲームの大まかな流れは、「コイキングを釣る」→「コイキングを育成する」→「コイキングとリーグに挑む」という形になります。まずはボロのつりざおで最初の1匹と出会いましょう。


コイキングを釣り上げたら、きのみを与えたり特訓をしてCPを鍛えていきます。最初はどちらも種類が少ないですが、ブリーダーとしてのレベルが上がっていくと、コインで新たな設備などを購入できるようになります。


相棒を十分に鍛えたら、いよいよリーグに出場です。リーグでは、他のブリーダーと1対1で飛び跳ねる力を競います。勝つと賞金としてコインがもらえるうえ、優勝するとさらなる報酬を獲得可能。その報酬があればより育成が有利になっていきます。


コイキングのレベルが最大になった状態で、リーグで優勝するか途中で負けると世代交代が発生します。それまでの相棒はいけすの奥でひっそり暮らしてもらって大丈夫。なぜなら、コイキングは釣り竿さえあれば嫌でも釣れるのですから……。ブリーダーとしての経験を積み、より強く、よりレアなコイキングを求め続けていきましょう。

◆ポケモンらしい世界の作り



育成中にはさまざまなランダムイベントに遭遇することがあり、これがゲームプレイを盛り上げてくれます。特訓をしたあといきなり「きんのたま」をくれるおじさんに出会ったり、パートナーが迷子になってしまったりと、いくつもの経験を経て気づけば相棒のコイキングへ愛着が湧いていきます。


しかし、忘れてならないのはコイキングが最弱のポケモンであるということ。多くのブリーダーにとって印象に残るであろうイベントは「天敵はとつぜんに」でしょう。特訓の帰り際、木になったきのみを見つけたコイキングは、それを食べようと跳ねるのです。しかし、運が悪いとそこへピジョンがやってきて……。


そう、コイキングを連れ去ってしまうのです。「コイやろうーーッ!(育てていたコイキングのニックネーム)」と叫ぶものの時既に遅し。私の相棒だった「コイやろう」はどこかへ連れ去られてしまい、そのまま世代交代せざるを得ない状況になりました。このように、ランダムイベントはコイキングがいなくなってしまう可能性もある諸刃の剣。なんて弱々しいポケモンなのかと絶望しましたが、そのうちそういった部分が愛らしく感じられるようになります。

ピジョンがコイキングを捕まえるというのは『ポケットモンスター』シリーズのポケモン図鑑にも書かれており、このような原作の世界観をしっかりと再現しているところも本作の特徴です。特訓ではコイキングが覚えるさまざまな技(「たいあたり」や「じたばた」など)を使いますし、育てたコイキングが進化しないようブリーダーは絶対に「かわらずのいし」を持っているところなどもニクい設定です。


また、サポートポケモンとして「ピカチュウ」「ポッチャマ」なども登場します。このポケモンたちは育成を手助けしてくれるためいけすに住み着いてくれますし、たまに現れる「マナフィ」「ヒンバス」がボーナスを持ってきてくれることも。


さらに、コイキングたちが住むいけすはデコレーションすることが可能です。「シェイミ」風の水草や、「みがわりぬいぐるみ」、そして「ギルガルドオブジェ」などこちらでもポケモンの世界観がバッチリ再現。なお、オブジェには育成を助ける素晴らしい効果が用意されています。


オブジェは基本的に課金アイテム「ダイヤ」で購入することになるのですが、このあたりの課金要素も安心設計です。5,000円ほど課金すれば重要なアイテムが揃いますし、それ以上を入れようとしても10,000円程度で課金上限となります。ガチャに近いシステム(釣ったコイキングを釣り直すもの)もなくはないですが、それも非常に良心的な設定です。

それにしても『ポケットモンスター 赤・緑』では500円で買えてしまうコイキングが、いつの間にかゲームの主役という立派な立場になるだなんて……。弱々しさはまったく変わっていませんが、いつの間にかとても魅力的なポケモンになっていたようです。


『はねろ!コイキング』は配信中。基本プレイ無料(一部アイテム課金あり)です。


(C) 2017 Pokemon. (C) 1995-2017 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
Developed by SELECT BUTTON inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokemonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
《すしし》
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