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【特集】『Wallpaper Engine』の使い方―Steamで人気の“動く壁紙”作成ソフト

ゲーム販売システムとして知られる“Steam”で扱われるゲーム以外の様々なソフトウェア。その中でも、ある1本のソフトウェアが、2016年末から大きく世界的な注目を集めているようです。本記事ではそのソフトウェア、『Wallpaper Engine』の魅力、その導入法に迫ります。

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PCゲームのダウンロードサービスとして知られる“Steam”では、ゲームだけでなく様々な制作系ソフトウェアやツールも配信されています。その中でも、2016年末に配信され、常にセールスランキング入りするほど大ヒットしているのが、『Wallpaper Engine』です。本稿では、その基本概要から、導入方法、使い方までをご紹介します。

■『Wallpaper Engine』って?


PCのデスクトップ上には欠かせない壁紙。美しい風景写真から幾何学的な模様、キャラクターアートまで、ユーザーが自分好みの画像を設定しているはずです。Kristjan Skutta氏によって開発された『Wallpaper Engine』は、Unityを用いて、3Dリアルタイムレンダリングの画面、動画、Webページ、アプリケーションから壁紙を作成できる、Windows PC向けのソフトウェア。現在Steamで早期アクセスとして配信されています。言葉だけでは具体的なイメージが沸かない、そんな方はこちらの公式トレイラーを見ていただくと分かりやすいでしょう。


言ってしまえば「動く壁紙」を作れるだけのソフトでありますが、各々の好きな動画などを壁紙として簡単に追加、用いれるということで、リリース当初よりにわかに注目を集めていた『Wallpaper Engine』。その注目は2016年末に爆発し、一躍脚光を浴びることとなりました。日本においても、時期を同じくしてTwitterなどのSNSを通じて広く知られるようになった本ソフト、リリース時は日本語に非対応でしたが、2017年1月10日のアップデートにて、有志による訳を取り入れる形にて公式日本語化が行われています。

■『Wallpaper Engine』導入法


『Wallpaper Engine』は、ゲーマーにはお馴染みの、PCゲームダウンロードプラットフォームSteamにて販売が行われています。『Wallpaper Engine』には興味があるけどSteamは……という方はこちらの特集を参考に。Steamは基本部分は日本語に対応しており、支払い方法もクレジットカードだけでなく、コンビニ支払いやWebMoneyなどが使用可能で、安心して買い物を行うことができます。Steamへの登録を済ませ、Steamクライアントをインストール・起動した状態で、こちらのページもしくはクライアント内のストアページから“Wallpaper Engine”を検索し、購入を行いましょう。


『Wallpaper Engine』の購入が終わったら、Steamクライアントのライブラリの中の“ソフトウェア”の欄に『Wallpaper Engine』が追加されていますので、当該項目をダブルクリックするか、クリックして“インストール”ボタンを押しインストールを行います。その後は、もう一度当該項目をダブルクリックするか、“起動”ボタンを押してソフトウェアを起動することになります。

なお、『Wallpaper Engine』は本記事執筆時点では、特にSteamクライアントの起動が実行に必須ではないため、予めショートカットなどを作っておけば、Steamのクライアントを起動する必要はアップデートの時だけで済みます。ショートカット作成に必要な『Wallpaper Engine』の実行ファイルは、Steamのライブラリでソフト名を右クリック、プロパティを選択して、“ローカルファイル”タブから「ローカルファイルを閲覧」を選択することで簡単に見つけることができます。


ソフトが起動すると初回はこのような画面になります。最初の画面でlanguageを日本語にしておけば以降の画面も日本語となるので、戸惑うこと無く初期設定が可能でしょう。


初回設定が終わるとメイン画面が開き、幾つかのデフォルトの壁紙を目にすることができます。ソフトの基本的な使用法は至って簡単、閲覧したい壁紙をクリックする、ただそれだけです。適当な壁紙をクリックして『Wallpaper Engine』の効果をその目で確認してみましょう。

■簡単お手軽! 壁紙作成方法


これで『Wallpaper Engine』を用いることができるようになりましたが、やはり自身の好みの壁紙を楽しみたいもの。そこで本記事ではユーザー自身のローカルファイルを簡単な壁紙とする方法を説明いたします。

URLの選択画面。Webページを壁紙にする場合、本ソフトではFlashの再生ができないのには留意

Webページを壁紙にしてみた例。米国のセキュリティ会社「Norse」が提供するリアルタイムサイバー攻撃マップ

これについては本当に簡単。メイン画面に設置された“ファイルから開く”“URLから開く”ボタンを押し、前者の場合はローカルのファイルを選択、後者の場合はURLを貼り付けるだけ。たったこれだけの操作で手持ちのファイルや様々なWebページが壁紙となるのは気分がよく、つい意味もなく壁紙を制作したくなってしまうほど。

Steamワークショップ用壁紙製作画面。様々な問題を受け、注意書きが表示されるようになった

なお、メイン画面の壁紙作成ボタンを用いることで、“Steamワークショップ”を用いてワンボタンで共有可能な形式にて壁紙を制作することが可能ですが、この形式で制作された壁紙をワークショップにアップロードする場合は、壁紙の素材に留意し、動画などの違法アップロードとならないよう注意が必要です。また、Steamワークショップ自体の規約にも違反しないようにしましょう。

■ワークショップ投稿用壁紙作成方法


様々な3Dオブジェクトや2Dオブジェクトを配置、動きを指定して3Dシーン、2Dシーンを構築する“シーン壁紙”については、専門的になるため本稿では取り上げませんが、それ以外のワークショップ向け壁紙の具体的な作り方は下記です。(画像はビデオ壁紙のもの)


まずはメイン画面上の方に小さなボタンとして存在する壁紙制作ボタンをクリック。するとこのような画面に移り変わります。


シーン壁紙以外のものを選択すると、プロジェクト(壁紙)名とファイル、動画以外の場合にはexeファイルもしくはindex.htmlと、その利用に必要な画像ファイルなどが含まれるフォルダを選択する画面となります。


必要なファイル・フォルダを選択後は壁紙エディタ画面に。シーン壁紙以外の場合、基本的にはここで設定することはありません。ファイル・フォルダの指定ミスなど不備があるなら、エディットの項目から各種項目を変更しておきましょう。


最後にSteamの項目から“公開の準備”を選択し、必要項目を記入して公開ボタンを押せば壁紙の公開となります。注意点として、“収益化”の項目にチェックを入れた場合、それは直接公開されず、『Wallpaper Engine』開発元の承認とユーザーの投票を経て、有料の壁紙DLCとして販売されるものとなります。重ね重ね注意することとなりますが、Steamワークショップ利用の際は違法アップロードとならないよう、そしてSteamワークショップ自体の規約にも違反しないように気を付けてください。

昔から様々な形で“動く壁紙”は制作されてきましたが、PCのスペック向上やUnityエンジンの恩恵で更に高画質に、インタラクティブな壁紙を体験できるようになった本ソフト『Wallpaper Engine』。早期アクセス中は398円と、完成版よりお手頃価格となっているため、気になる方は一度触ってみることをお勧めします。

ユーザーによる各種の使用風景はこちらもご参考に。


《Arkblade》
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