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【TGS2016】『サガ スカーレット グレイス』スペシャルステージで実機プレイ!今作では”ダンジョン”がない?

スクウェア・エニックスは、9月18日まで開催されていた東京ゲームショウにてPS Vita向けフリーシナリオRPG『サガ スカーレット グレイス』のスペシャルステージイベントを行いました。

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スクウェア・エニックスは、9月18日まで開催されていた東京ゲームショウにてPS Vita向けフリーシナリオRPG『サガ スカーレット グレイス』のスペシャルステージイベントを行いました。

このイベントは、最新作『サガ スカーレット グレイス』を手がけた河津秋敏氏(ゲームデザイン/シナリオ) と伊藤賢治氏(作曲家) 、市川雅統氏 (プロデューサー)がステージに登壇し、『サガ』シリーズのファンである人気声優の中村悠一氏をMCに、本作の新情報を伝えるものです。


まずは本作の4人の主人公を紹介。貴族のウルピナは、女の子らしい姿をしていますが、武道を嗜んでいるキャラクターです。貴族と言っても武家のような「戦える貴族」なのだとか。まだ甘えっ子のような一面があるものの、責任感が強い性格の持ち主だそうです。


農民の青年レオナルドは、河津氏によると「一番主人公っぽい主人公」で、”ヤンキー”のような性格であるとのこと。伊藤賢治氏は、レオナルドのテーマの作曲に苦戦したそうで、制作サイドから「レオナルドが聴きそうな曲を作ってください」と言われて、まずレオナルドがどのようなキャラクターなのかという所から曲のイメージを固めていったと語っています。同様に、キャラクターデザインの小林智美氏もレオナルドには、苦戦したのだとか。ちなみに、伝説の都「アイ・ハヌム」を探す事が彼の目的であるそうです。


法廷処刑人バルマンテは、他のキャラクターと異なり、ストーリーの流れが決まっている主人公で、世界観も雰囲気もガラリと変わります。


陶芸家のタリアは、結婚をしており、子供もいる異色の女性キャラクター。河津氏によると、彼女のコンセプトは「アーティストであり、大人の女性の主人公」であるそうです。

それぞれのキャラクターによって、ストーリーの展開が異なりますが、最後の到達点はどのキャラクターも一緒であり、ラスボスも共通していると、河津氏からネタバレ発言がありました。また、キャラクターによって戦闘曲とフィールド曲が違う事が明らかになりました。


続いて、初公開となる実機プレイのセッションが行われました。ゲーム画面には、広大なフィールドマップに本作の主人公のひとりであるレオナルドが立っていました。河津氏によると、従来のシリーズとは異なり、本作では、ダンジョンが存在しないとのこと。ゲームの余分な要素をそぎ落とすために、この決断に至ったそうです。プレイヤーは、このフィールドマップ上で、クエストをこなしたり、敵を倒したりする事になります。フィールドマップを全て探索するには、20時間以上かかるそうです。


次に、バトルシステムの説明に移ります。フィールド上にあるアーティファクトに触れると、これから起きる戦闘の概要が表示。ここには、モンスターの種類や戦闘報酬、ボーナス報酬、難易度などが記載されており、戦闘前に敵の情報がわかるようになっています。難易度がEASYの敵ばかり戦っていると、パーティメンバーは成長しないので、ゲームの腕前と相談しながら難易度を選ぶ必要があるそうです。


バトル画面には、「戦闘開始」と「戦闘準備」のボタンがあります。戦闘準備ボタンでは、「編成」「装備」「技・術」「ロール」「陣形」を確認・設定する事が可能で、敵の相性に合わせて戦闘に挑む事が出来るようです。


そして、いよいよ戦闘開始。パーティメンバーは5人で構成され、BPと呼ばれる行動ポイント(☆マーク)を消費して、敵と戦闘を繰り広げる事になります。このBPは、メンバー共通で消費され、ターンを進める事で徐々に使用できるポイントが増加します。大技を繰り出すには大量のポイントが必要になるため、「ここぞ!」という時に使う必要があるのです。河津氏によると、陣形によって序盤の行動ポイントの量が異なるそうです。

戦闘画面下部には、敵味方の行動順や繰り出すコマンドの情報がわかるタイムラインが存在しており、プレイヤーは、このタイムラインを参考にしながら、各メンバーの行動を決める必要があります。従来のシリーズより簡単になっている印象を受けますが、敵が狡猾に行動してくるので、シミュレーションゲームの戦略性を備えた、歯ごたえある戦闘を楽しむ事が出来るのです。河津氏も「全然サクサク進められないし、ひとりひとりの行動をきちんと考える必要がある」と語っています。


加えて、今回もライフポイント(LP)の概念が存在。LPとは、そのキャラクターが敵に倒されても、0になるまでは復活できる数値です。本作では、LPの回復方法が従来のシリーズとは異なり、LPが少なくなったキャラクターをパーティメンバーから外すと、徐々に回復するシステムになっています。お気に入りのメンバーを常にスタメンに入れる事は出来ないので、パーティメンバーのマネジメントを行わなければいけないようです。ちなみに、仲間は無制限に増やせますが、その分、キャラクターのマネジメントに手間がかかります。その際に、仲間になるキャラクターが総勢70人くらいになると明かされました。


タイムライン上で、味方と味方の間に挟まれた敵を倒すと、連携技「連撃」が発生。敵に対して強力なダメージを与えられるうえ、連撃に参加した味方キャラクターの行動ポイントを減らせます。従来のシリーズだと戦闘で不利になった場合、ゲームをリセットをしなければなりませんでしたが、このシステムによって、いつでも戦況を覆せるようになりました。また、戦闘で敗北しても再戦可能です。


戦闘が終わると、各キャラクターの能力が成長する旨が表示されており、その中には、「果敢」というロールを取得したと書かれていました。このロールというのは、各キャラクターに備えられたパッシブスキルのようなもので、特定の技を覚えると取得できます。また、キャラクター固有のロールもあるとのこと。


他には、本作でも『ロマサガ2』の七英雄や『ロマサガ3』の四魔貴族のような「12せいしん」と呼ばれる存在が登場する事が明らかに。ただし、ゲーム中は12人も登場しないそうです。加えて、プレイ中に味方の装備を強化する「鍛冶屋」の存在を確認できました。

本作のクリア時間は、おおよそ50時間程度を予定しており、全キャラクターのエンディングを見ようとすると、200時間以上要するとのこと。開発の進捗状況は、もう既に完成している状態で、あとは細かなバグ修正を行うのみであるそうです。本作の発売日である2016年12月15日が楽しみですね。


『サガ スカーレット グレイス』の最新情報をいち早く知りたくて、あるいは名作RPG『サガ』シリーズを手掛けてきた、あの「河津神」こと河津氏の姿を一目見たくて、スクウェア・エニックスブースのステージに多くのファン達が詰めかけていました。中には、親子でステージを眺めている参加者もおり、『サガ』シリーズが幅広い世代から支持されているのがわかります。このスペシャルステージイベントは、そのようなファンの拍手喝さいで締めくくられました。
《真ゲマ》

『ドラゴンフォース』が一番好き 真ゲマ

吉田輝和の絵日記やトイレオブザイヤー、ギャグ漫画「ヴァンパイアハンター・トド丸」、洋ゲー漫画「メガロポリス・ノックダウン・リローデッド」など、これまでゲームメディア業界に影響を与える様々な企画を立ち上げてきました。他社メディアでも活動中なので、気軽にお仕事の依頼をお願いします。 ちなみに、ユウキレイ先生が手掛ける4コマ漫画「まほろば小町ハルヒノさん」(まんがタイムで連載中)で教師役として出演中です。

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