現地時間の9月7日、米ニューヨークで開催された「PlayStation Meeting」。会場となったPlayStationシアターにて、PS4 Proに対応した『Call of Duty: Infinity Warfare(コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア)』のマルチプレイモードを体験することができました。また、新型DUALSHOCK 4もさわることができましたので、どのような使い心地だったかもあわせてレポートをお届けします。
会場で体験できたのは、『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』のチームデスマッチ。6対6に分かれ、未来のプラント施設のようなマップでの対戦です。『CoD:BO3』のような2段ジャンプやスライディング撃ちといったテクニカルなアクションは健在。マップは前作よりも入り組んでいるようで、細かな駆け引きが発生しそうです。
また、今作では照準を合わせると『オーバーウォッチ』のように敵が赤い枠で囲われるシステムが導入されており、敵の視認性が上がっています。1試合プレイした印象としては、世界観やグラフィック以外はいつもの『CoD』といった感じで、シリーズのファンは安心して楽しめそうです。
さて、気になるグラフィック面について。担当者に確認したところ、今回の試遊版は4K出力されているとのこと。40インチほどのモニタでのプレイでしたが、前作のコンソール版より細かく美しいグラフィックになっているのは肉眼でもはっきりとわかるほどです。ただ、他のPS4 Pro対応タイトルと比較するとややジャギーが目立っていたので、ネイティブ4Kではないのかもしれません。それでも十分に奇麗ではあるのですが。
PS4 Pro版で何より驚かされたのは、フレームレートの低下を全く感じなかったこと。『CoD:IW』は60fpsで描画されていますが、どんなに激しいシチュエーションでも非常になめらかなまま。PS4の過去作では、敵味方入り乱れる激しいシーンではわずかながら「フレームレートがおちてるかな?」と感じる瞬間がありましたが、今回体験したPS4 Pro版では一切なし。正確な数値を出したわけではありませんが、体感的には60fpsにがっちり固定されているという印象を受けました。
次に、新設計で生まれ変わった新型DUALSHOCK 4(CUH-ZCT2シリーズ)について。外見上の大きな違いはタッチパッドからライトバーの光が見えるようになったこと。正面にスリッドのような半透明パーツを配置したことで、ライトバーの光が透過してみえるように工夫されています。
さわってみて、従来のDUALSHOCK 4との違いに気づく部分としては、アナログスティックがわずかながら重くなっているということ。中心に戻るバネの力がほんのわずかながら強くなっていることが原因だと思われますが、この重さ、『CoD:IW』をプレイする限りでは指を運ぶのに丁度良い重さで、エイムがいい感じに定まります。従来のDUALSHOCK 4に馴染んだユーザーにとっては、最初は違和感が生じしてしまうかもしれません。
もう一点変わったとみられる部分は、R2/L2ボタン。DUALSHOCK 4のR2/L2ボタンはトリガーを意識した形になっていますが、これまでのものはバネが小さいのか個体によっては「ギシギシ」と音がするものもありました。新型のDUALSHOCK 4は、R2/L2の押し具合がかっちりしている印象で、カチカチとメリハリのある押し心地に代わっているように感じました。アナログスティックとR2/L2ボタンはFPSプレイヤーにとってはかなり重要なものなので、改良されたのは非常に喜ばしいことではないでしょうか。
新型DUALSHOCK 4はスリム型PS4と同時となる9月15日より発売されるので、気になるユーザーは一足早くゲットしてみるのもいいかもしれません。
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