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【特集】『ペルソナ5』プレイ前にシリーズ作を遊ぼう! でも、どれを選べば……悩む貴方にお勧めバージョンを紹介

人気RPGシリーズは数あれど、学生に焦点を当てたジュブナイルRPGと言えば、ゲームファンの間で『ペルソナ』シリーズが群を抜いた存在感を放っています。その人気は海を超え、今年行われたE3でも最新作『ペルソナ5』が高い注目を集めました。

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人気RPGシリーズは数あれど、学生に焦点を当てたジュブナイルRPGと言えば、ゲームファンの間で『ペルソナ』シリーズが群を抜いた存在感を放っています。その人気は海を超え、今年行われたE3でも最新作『ペルソナ5』が高い注目を集めました。

待望されていた『ペルソナ5』の発売日まで残り1ヶ月を切り、シリーズファンは指折り数えて当日を待っています。その一方で、近づく『ペルソナ5』のリリースをきっかけに『ペルソナ』シリーズに興味を抱いた新規ユーザーも少なくありません。

その中には、『ペルソナ5』発売までにシリーズ過去作を遊んでみよう、と考えている方もいることと思います。しかし『ペルソナ』シリーズが歩んできた歴史は長く、そのため各タイトルで様々なバージョンが存在しています。

物語的には、いずれのナンバリングタイトルもそれぞれで完結しているので、『5』を遊ぶ前に「プレイしなければならない」というような作品はありません。ですが作品ごとに繋がりを感じるネタが仕込まれていたり、継承されているゲームシステムもあるため、過去作と比較することで進化ぶりをより実感できることでしょう。


また『ペルソナ』シリーズはこれまで、オリジナル版が据え置き機でリリースされてきましたが、前作『4』が登場したのはPS2。『4』のバージョンアップ版は、PS Vitaで発売されています。そのため、PS3およびPS4でのシリーズ作デビューは『5』が飾る形に。安定期を迎えたPS3や最新の据え置き機となるPS4で、どれほどグラフィックや演出がパワーアップしたのか。その比較も、醍醐味のひとつと言えます。

しかし、各タイトルのバージョンの多さから「過去作を遊びたいけど、どれを遊べばいい?」「どのハードで遊べるの?」と悩むのも無理のない話。そんな悩みを持つ方々に向けて、お勧めのバージョンを分かりやすく紹介させていただきます。よければこちらを参考にし、満足の行く形で『ペルソナ5』の発売日に備えておきましょう。

◆広くお勧めできる『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』! ただしこだわり派は要注意



ナンバリングタイトルとしては『ペルソナ5』の前作に当たる『ペルソナ4』。UIやゲームシステムなどは時代と共に進化していく面があるため、他のナンバリングタイトルと比べても遊びやすさの点で一歩抜きん出ています。物語面のとっつきも良く、多くの方に勧めやすい1作と言えるでしょう。

また『ペルソナ4』は、PS2版『ペルソナ4』とPS Vita版『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』がリリースされていますが、ハードさえ持っていればPS Vita版一択というのもお勧めしやすいポイント。PS2版と比べてPS Vita版は、イベントやアニメシーン、新システムの追加など、より楽しめる要素が増えています。


そしてなにより、新キャラ「マリー」の存在も見逃せません。彼女とのコミュを楽しみたい方は、是非PS Vita版選んでください。もちろん、「『ペルソナ4』の基本的な部分だけ楽しめればいい」という人で、PS2が今も現役の方は、安く手に入りやすいPS2版でも充分です。ただし、環境によっては新品を探すのが難しいので、その場合は中古も視野にいれてご検討ください。

なお、強いて注意点を探すならば、『4』は関連作の多さが挙げられます。2D対戦格闘ゲーム『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』やその続編、シリーズ初の音楽ゲーム『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』、『ペルソナ3』のメンバーと出会う外伝的作品『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』など、ゲーム関連だけでも多くの派生作が登場しています。


さらに、TVアニメ「Persona4 the ANIMATION」および「Persona4 the Golden ANIMATION」も放映。ノベライズやコミカライズも果たしているため、「関連する物語は全部知りたい!」というこだわり派の方にとっては、かなりの時間泥棒となることでしょう。その全てに目を通そうと思うと、『5』の発売日に間に合うか難しいかもしれません。くれぐれもご注意を。

◆PSP版も魅力的だが、PS2版ならではの魅力もある『ペルソナ3』



関連作の多さで『ペルソナ4』に手を出しかねている方には、『ペルソナ3』がいいかもしれません。本シリーズは『3』以降でひとつの転機を迎えており、ゲーム内時間で約1年を描くスタイルや戦闘システム、全体的にポップな色使いなど、『3』と『4』で共通していいる部分も多くあります。

また逆に、『3』と『4』では主人公が置かれる方向性が異なり、連続殺人事件の犯人を追う『4』に対して、「影時間」を舞台に繰り広げるシャドウとの戦いを通じて世界の謎に迫る『3』。その違いも、どちらをチョイスするか判断しやすい基準になることでしょう。陰のある作品を好む方は、『3』との相性がいいかもしれません。


ちなみに派生作品の数は『4』ほどではないので、その意味でも比較的押さえやすい部類と言えます。アニメ関連で言えば、4部作で展開した劇場版「PERSONA3 THE MOVIE」だけで基本をチェックできます。そのため、「『3』が気になるけど、ゲームをクリアする余裕が今はない」という人は、劇場版4部作だけ見ておくのもひとつの手です。

また本編のアニメ化ではありませんが、TVアニメ「ペルソナ ~トリニティ・ソウル~」も関連作と言えます。成長した真田明彦が登場しており、新たな舞台・物語が展開。『3』との直接的な関連性は高くないので、時間に余裕がある時の視聴をお勧めします。

このように『3』は関連アニメの取捨選択はしやすいものの、ゲーム版のプレイに関しては裏腹に悩みもの。遊びやすさという点では、初代となるPS2版『ペルソナ3』よりも、後発のPSP版『ペルソナ3ポータブル』(以下、P3P)の方が当然お勧め。ダウンロード版であればPS Vitaでのプレイも可能なので、ハードウェア環境という面でもPSP版が一歩抜きん出ています。


しかし『4』の場合と大きく異なるのが、ゲームそのものの内容による判断です。女性主人公の追加という大きな新要素もある『P3P』も魅力的ですが、PS2版は追加ディスク『ペルソナ3 フェス』でED後の新ストーリー「Episode Aegis」が楽しめます(『フェス』はオール・インパック版もあります)。

この新ストーリーは『P3P』に収録されていないので、「Episode Aegis」も楽しめるPS2版か、「遊びやすい」「女主人公も選べる」「PS Vitaでもプレイ可能」なPSP版『P3P』か、実に悩ましい問題が立ちはだかります。時間さえ度外視ならば両方遊ぶのがベストですが、『ペルソナ3 フェス』はPS2のみなので、ハードの準備も含めて難しいポイントと言えるでしょう。


ちなみに「Episode Aegis」を遊ぶには、追加ディスク版の『ペルソナ3 フェス』だけではプレイできないので、PS2版『ペルソナ3』も用意するか、オール・インパック版『ペルソナ3 フェス』を手に入れましょう。

◆物語を全部知るには、かなり歯応えのある『女神異聞録ペルソナ』『ペルソナ2 罪/罰』



原点となる一作目『女神異聞録ペルソナ』や、シリーズ展開のきっかけとなった『ペルソナ2 罪/罰』も、シリーズを語る上では欠かせない存在です。いずれも初期の作品だけに、近年のシリーズ作と比べるとゲームシステムを含め様々な相違点もありますが、どのような進化を辿ったのかを伺うこともでき、興味深い体験を味わえることでしょう。

ですが、『5』の発売日までにプレイする、という点で見るならば、お勧めしにくいポイントもいくつか。『1』は最も古い作品だけに、PSP版であっても歯応えがあります。そのため最近のRPGに慣れている方には、この手強さは少し厳しいものかもしれません。また『1』には、本編である「セベク編」に加え、プレイ中に完全に分岐して展開する「雪の女王編」が用意されており、どちらも味わおうと思ったら2本のRPGを解くような形になります。


そして『ペルソナ2』は、『罪』『罰』という2作品構成。物語的には単体で完結していますが、その関連性などを考えると、やはり『罪』と『罰』の両方をプレイしておきたいもの。さらに『1』に登場した一部のキャラが『2』にもパーティ入りを果たすなど、『3』や『4』よりも密接な関係にあるので、その全てを押さえようと思ったらゲームだけでも『ペルソナ』『ペルソナ2 罪』『ペルソナ2 罰』の3本に挑むということになります。

ちなみにバージョンに関しては、3作品ともにオリジナル版がPS向けに登場し、後にリメイク作がPSPでリリースされました。PSPのダウンロード版を購入すればPS Vitaでプレイ可能なので、遊びやすさの面から見てもPSP版がお勧め。もちろんPSPでも楽しめるので、PSPが現役の方はそちらでプレイしてもOKです。

◆番外編として、こちらもお勧め


ここまではナンバリングタイトルを取り上げてきましたが、こちらではちょっと毛色の変わったタイトルをご紹介。まずは、『4』の下りで名前を挙げた『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』です。


本来、『3』と『4』の時間軸は異なっており、数年の開きがあります。しかし『ペルソナQ 』では時間すら飛び越え、お互いが高校生のまま出くわし、謎めく空間を舞台にダンジョン探索に挑みます。位置づけとしてはメインシリーズの外伝的な作品となりますが、『3』と『4』のキャラが学生同士という立場で結集するという醍醐味は、本作でしか味わえません。


また本作のゲームシステムは、アトラスの人気RPG『世界樹の迷宮』シリーズがベースとなっており、『3』と『4』のコラボレーションのみなならず、『ペルソナ』と『世界樹の迷宮』のコラボでもあります。キャラクターのかけ合いからゲームシステムまで、まさにお祭り的な一作。『3』と『4』のキャラを知らないと魅力が減じてしまう面こそありますが、体験済みならば見逃すには惜しいタイトルです。『ペルソナQ 』を未体験なシリーズファンは、プレイを一考してみてはいかがですか。なおハードは、3DSとなります。


そしてもう1本紹介したいのが、『幻影異聞録#FE』。こちらは、『ペルソナ』シリーズと直接の関係性はありませんが、ポップな色遣いや戦闘システム、スキルやアイテム名といった様々な面で、『ペルソナ』シリーズを彷彿とさせます。スキルを厳選して取捨選択するといった悩ましい面での共通点もあり、シリーズファンだからこそ分かる楽しさを見つけるというのも一興でしょう。


加えて、地方の街という色が濃かった前作から一転し、都会を舞台とする『5』。今のアトラスがRPGで「東京」をどのように描くのか、渋谷や原宿などを舞台とした『幻影異聞録#FE』から推測してみる……というのも、ちょっと通な遊び方と言えるかもしれません。こちらは、Wii Uで楽しめます。

もちろんゲーム単体として見ても、『ペルソナQ 』『幻影異聞録#FE』共に充分お勧めできる内容なので、その点もご安心を。ナンバリングタイトルそれぞれも独自の魅力を持っているので、気になったタイトルがあればチェックし、時間が許す限り『ペルソナ』の世界をたっぷり堪能してください。そして9月15日に、待望の『ペルソナ5』へ挑みましょう!

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

(C)ATLUS CO.,LTD.1996,2006
(C)ATLUS CO.,LTD.1996,2008
(C)ATLUS CO.,LTD.1996,2009
(C)ATLUS (C)SEGA All rights resevered.
(C)2015 nintendo / ATLUS
FIRE EMBLEM SERIES:(C) Nintendo / INTELIGENT SYSTEMS
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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