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【インタビュー】海外資料や歴代BGMも網羅!『ロックマン クラシックス コレクション』の魅力を謎のカプコン社員ウッチーが語る

先日お届けした「『ロックマン エグゼ』15周年特別スタッフ対談」では『ロックマン エグゼ』シリーズの開発者の方に集まっていただきましたが、実はその場にもう一人重要な人物が同席していました。それがカプコンのウッチー氏です。

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先日お届けした「『ロックマン エグゼ』15周年特別スタッフ対談」では『ロックマン エグゼ』シリーズの開発者の方に集まっていただきましたが、実はその場にもう一人重要な人物が同席していました。それがカプコンのウッチー氏です。

ウッチー氏はロックマン好きの人たちを集めて面白い事をしたいと立ち上げた「ロックマンユニティ」所長(自称)で、日々「ロックマン」に関する情報を発信。ツイッターなどで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。


インサイドでは、そんなウッチー氏にもインタビューを実施。同氏がPRを担当している『ロックマン クラシックス コレクション』の魅力などを伺ってきました。

◆ウッチーとは何者なのか



――そもそも「ウッチーさん」とはどういった方なのでしょうか。

ウッチー:「ロックマンユニティ」というロックマンファンとカプコンを繋げる活動をやっていまして、ブログやツイッターで情報発信をしています。

ただ「ロックマンユニティ」はファンクラブではなく、概念としてのコミュニティです。

――その関係があって今回『ロックマン クラシックス コレクション』のPRを担当されているんですね。

ウッチー:そうですね。ありがたいことに。

――ではもともと「ロックマン」がお好きなんですね……そのような格好になってしまうほどに。

ウッチー:かなりこじらせていますね(笑)。

――そのお姿は自発的にやられているんですか?

ウッチー:これは一点ものでして、自腹で作りました(笑)もちろん監修済です。

――本作には『ロックマン1』から『ロックマン6』まで収録されていますが、ウッチーさんの好きな作品はどれですか?

ウッチー:最初に遊んだ『ロックマン1』ですね。もちろん全作品好きなのですが、やはり『ロックマン1』は思い入れがあります。

◆「ロックマン」の魅力とは


――今回ついに発売された『ロックマン クラシックス コレクション』ですが、当初は海外のみの発売でしたよね。それがなぜ日本でも発売されることになったのでしょうか。

ウッチー:『ロックマン クラシックス コレクション』は海外のゲームショウ「E3」で発表されたんですが、国内のユーザーから「なんで日本で出ないんだ」という声がありまして、その声が土屋プロデューサーに届いたんだと思います。

――既に本作を遊ばれているとのことですが、改めて『ロックマン』をプレイされてみていかがでしたか?

ウッチー:ずっとシリーズ作品はやってきているんですが、やはり忘れている部分があって中々苦戦しています(笑)。そもそも「ロックマン」って強いキャラクターじゃないですよね。しかもゲームを進めてもそれ程強くならない。強くなるのは自分の心だったり腕前ですよね。

ちょうど先日「イエローデビル」をやったんですが、まぁ酷い有様でした(笑)。でも今日やったらクリアできたんですよ!なので、そういった「繰り返し遊ぶ面白さ」を改め感じました。

そしてクリアした時の達成感ですよね。これが「ロックマン」の醍醐味だと思います。


――改めてシリーズ作品を通してプレイすることで何か感じることがあったのではないでしょうか。

ウッチー:やはりゲームの進化は感じますね。まずアクション面ですと、チャージショットやスライディングが増えますよね。あとグラフィックの進化も改めて確認すると凄くて、「これ本当に8BITなの!?」と。

◆いつでもどこでも“遊べて・見れて・聴ける”新モード


――そういったヒストリー的な発見があるのも本作の魅力かもしれませんね。また、既存の作品だけではなく追加モードも収録されていますよね。

ウッチー:歴代の資料が見られる「ミュージアムモード」などが収録されているんですが、やはり一番大きいのは「チャレンジモード」です。「チャレンジモード」は歴代シリーズのステージを組み合わせたモードで、例えば「ボスだけ」といったリミックスステージを楽しむことが出来ます。

 

――話によると、結構歯ごたえがあるらしいですね。


ウッチー:これがね……作った方に「これをもってくるか!」と言いたいですね(笑)。中には「出現ブロックチャレンジ」というのがありまして、消えるブロックだけを組み合わせているんですよ!ちょっとこれはね……と(笑)。いまだいぶ心折れてます。

――この「チャレンジモード」はアミーボと連動させることで増えるんでしたっけ?

ウッチー:ロックマンのアミーボをかざす事で11ステージ増えます!もちろん連動させなくても50ステージ以上遊べ、プレイするとどんどん新しいステージが解放されていきます。

――先ほども少し話しに出ましたが、「ミュージアムモード」も注目のモードですよね。

ウッチー:過去に発売したオフィシャルコンプリートワークスの「R20」や「R20+5」の資料はもちろんのこと、海外向けのパッケージやチラシなんかも見ることが出来ます。本作は海外開発なので、それらの資料は向こうから来ているんですよね。中には「よくもってたな!」というものもあり、ビックリしますよ。


――海外向けの資料って中々見ませんよね。

ウッチー:ポスターはもしかしたらあるかもしれませんが……2,30年前のチラシなんかは、もう社内でも見ないですね。しかも再販されたときのチラシなんかもあります。

――ウッチーさんが気になった資料は何かありますか?

ウッチー:おっさん顔の『MEGA MAN』がデザインされているパッケージですね(笑)。しかもパッケージの裏まで収録されていて、そこに「キャプテンコマンドー」がいるんですよ!

――あ、海外版の「キャプテンコマンドー」ですか?

ウッチー:そうです!ベルトスクロールアクションの「キャプテンコマンドー」ではなく、カプコンUSAのマスコットキャラの方の「キャプテンコマンドー」です。彼らは別人なんですよね。

因みに「キャプテンコマンドー」はカプコンの名を捩ったキャラクターでして、「CAPTAIN COMMANDO」のそれぞれ頭3文字を取ると「CAPCOM」になるんです。

――因みに音楽方面はどうなんでしょうか。

ウッチー:もちろん音楽も収録されています!しかも『ロックマン1』から『ロックマン6』まで全て入っているので、ファン必見ですよ。音楽プレイヤーにしてもいいと思います。

――『MEGA MAN』といえば、海外版の各作品も収録されているんですよね?



ウッチー:ちゃんと海外もあります!全部英語なので新鮮な気持ちで楽しめると思います。なので言うたら12本入ってるわけですよ。

――日本では3DS版が先行して発売されていますが、公式サイトには「3D立体視対応」の文字を発見しました。もしかして……。

ウッチー:気がついてしまいましたか!そこは実際にプレイしてどこが3Dなのか探して頂きたいですね。

――ということは全てが3Dに対応しているということではないんですね。

ウッチー:そうですね。しかも「ここで使うの!?」というシーンが3Dになっています。ただあまり期待しないでくださいね(笑)。

――その他に機能的な面で何か新しいものがあったりしますか?

ウッチー:『ロックマン1』はセーブ機能はおろかパスワード機能もないんですが、全収録作品に共通してどこでもセーブできる機能を実装しています。また自分のプレイを振り返れるリプレイ機能もありますよ。



あとこれ、あまり知られていないんですが、ゲーム内に「データベース」というモードがありまして、そこに敵キャラを含めた各キャラクターのファイルを見ることが出来るんですが、そこでボスにカーソルを合わせてボタンを押すと、ボス戦に直接飛ぶことが出来るんですよ!なので「あぁ今日はあいつと戦いたいなぁ」という時はぜひ活用して頂きたいですね。

――他のハードについては2016年発売予定のままでしょうか。

ウッチー:近いうちに何かしらの発表ができればいいなと思っているんですが、今回は機能面のお話をさせてください。

今後発売が予定されているPS4/PC/Xbox One版では、それぞれトロフィーや実績に対応するのはもちろんのこと、ランキング機能も実装されますのでご期待下さい。

――最後に読者に向けてメッセージをお願いします。



「ロックマン」は本当にファンの方に愛されているというのを日々感じております。これからも同じように愛を持って接していただけると非常に嬉しいです。

――ありがとうございました。

3DS版『ロックマン クラシックス コレクション』は発売中で、価格はパッケージ3,990円(税抜)/ダウンロード版3,324円(税抜)。PS4/Xbox One/PC版は2016年発売予定で価格は未定です。

※PS4/Xbox One/PCのパッケージ版はありません。
《栗本 浩大》
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