人生にゲームをプラスするメディア

【特集】みんなそれぞれのポケモンの思い出(1)「20周年、あらゆる『先駆け』はやがて『文化』」へ」

『ポケモン』の思い出、と一口に言っても、なにせ20年の長きにわたって続くシリーズです。人によって入り口が違えば印象に残るソフトも様々なことでしょう。

任天堂 その他
 
  •  
  •  
『ポケモン』の思い出、と一口に言っても、なにせ20年の長きにわたって続くシリーズです。人によって入り口が違えば印象に残るソフトも様々なことでしょう。我々の世代からすると、最も思い出深いのはやはり何と言っても『ポケットモンスター 赤・緑』。筆者が本作に出会ったのは小学校低学年の頃でした。



御存知の通り本作は、RPGの様でありながら通信要素で他のプレイヤーと遊ぶ事が可能でした。これが「ゲーム」=「コミュニケーションツール」であった筆者の友人達でウケないはずもなく、筆者の地域でもポケモンブームは爆発的に加速していきました。

ただ、仲間内ではあまり遊ばれてこなかったRPG(みんなで一緒にプレイできない、という点で)ということもあって、不慣れな我々は四苦八苦しながらプレイしていたことをよく覚えています。当時のゲームシーンにありがちだったのですが、聞こえてくる攻略情報やテクニックの中には不確かなものが多く、「Aボタン連打でポケモンが捕まえやすくなる」など今からすれば眉唾モノの噂話で溢れていました。しかし幸いな事に筆者の家庭には「インターネット」という頼もしい情報源がありました。90年代後半、ネット環境がある家庭はまだ少なく、正確な情報を一早く入手できた筆者は一躍友人たちのアンテナ役に。今ではすっかり当たり前となってしまった「困ったときはネットで検索する」という行為を先駆け的に体験させてくれたのは他ならぬポケモンでした。当時まだまだネット全体のサイト数が多くない状況ですら、流れてくる情報量は半端ではなく、世間のポケモン人気をブラウザ越しに垣間見た気がしていました。

小学校中学年に上がった頃ともなると、普段目にするテレビや学年誌などは既にポケモン一色。社会現象と呼ぶに相応しい盛り上がりを見せていました。そんなシリーズ第1作目『ポケットモンスター 赤・緑』の流行を、実際に肌で体感してきた方々も今や25歳から30代となるでしょうか。誰が言ったか「20年続けば文化となる」。その言葉通り、ポケモンは今や文化として親子で楽しめるコンテンツにまで成長しました。始まりを知るものとして、ゲーム史に確かに刻まれたこの「文化」をこれからも見守っていきたいと思います。

特集 ポケットモンスター20周年

ポケモンゲーム史
1996年2月27日、全てはここから始まった「ゲームボーイ」編
世界はカラフルになった「ゲームボーイカラー」編
アドバンスに進化するルールやシステム達「ゲームボーイアドバンス」編
通信もWi-Fiで進化した「ニンテンドーDS」編
そして未来へ繋がっていく『ポケットモンスター』「ニンテンドー3DS」編

特別インタビュー
ポケモンが現実世界と仮想世界を繋いでいく、20年目の挑戦・・・株式会社ポケモン代表取締役社長・石原恒和氏インタビュー

みんなのポケモンの思い出
・感じた爆発的ブーム、文化となったポケモン
《ひびき》

バーチャル関西の何でも屋さんです ひびき

2012年からインサイドにてゲームライターとして活動して、はや十数年。ちょっと古参気取りの何でも屋。Game*Sparkやアニメ!アニメ!にもたまに顔が出ます。ゲーム・アニメ以外では、ホビーやガジェット、バーチャルYouTuber業界が専門。お仕事お待ちしております。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 『ポケモン』野球ファン必見!独特な投球フォームの元ネタ3選

    『ポケモン』野球ファン必見!独特な投球フォームの元ネタ3選

  2. 『あつまれ どうぶつの森』島の名前アイデア50選!命名に迷っている人は要チェック

    『あつまれ どうぶつの森』島の名前アイデア50選!命名に迷っている人は要チェック

  3. 『MOTHER3』歴史に残りそうなほど奇妙な敵キャラ10選

    『MOTHER3』歴史に残りそうなほど奇妙な敵キャラ10選

  4. 『遊戯王 マスターデュエル』で人気の可愛いカードは?3位「ブラマジガール」、2位「閃刀姫」、1位は貫禄の“ドヤ顔”

  5. 『スプラトゥーン3』で真っ先に慣れたいジャイロ操作のコツ―初心者はまず、思わず傾く体をこらえて!

  6. 『モンハンライズ』ライトボウガンの操作方法・立ち回りを解説ー精密射撃でモンスターを翻弄せよ【個別武器紹介】

  7. 『モンハンライズ』の新スキル「鬼火纏」って何?驚くべき強さの秘密や注意点まで徹底解説

  8. 『あつまれ どうぶつの森』定番からオンリーワンまで大集合!皆が付けた「島の名前」約60個を紹介【読者アンケート】

  9. 今こそやりたい究極の『人狼系』ゲーム3選!ゲーム実況で話題のタイトルから1人用のSF作品まで

  10. 『モンハンライズ:サンブレイク』双剣の新たな動きを解説!鉄蟲糸技「螺旋斬」で、空中戦がもっと得意に

アクセスランキングをもっと見る