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「第21回AMDアワード」で『スプラトゥーン』『マインクラフト』が優秀賞を受賞!功労賞には久夛良木健も

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『スプラトゥーン(Splatoon)』
  • 『スプラトゥーン(Splatoon)』
  • 『Minecraft』
一般社団法人デジタルメディア協会は、「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘15/第21回AMDアワード」における授賞者及び授賞作品を発表しました。

「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘15/第21回AMDアワード」は、2015年1月1日~12月31日に発売・発表された優秀なデジタルコンテンツなどの制作者を表彰するイベントです。今回は、年間コンテンツ賞「優秀賞」の授賞作品8作品と、「功労賞」「江並直美賞(新人賞)」「リージョナル賞」、そして特別賞となる「先端科学技術賞」が発表されています。

今回は、Wii Uで発売された任天堂の対戦アクションゲーム『スプラトゥーン』や、ブロックの世界で好きなものを作って冒険する『マインクラフト』などのゲームが受賞をしています。

◆「優秀賞」の受賞作品および受賞理由


■ULTRA JAPAN 2015

・制作、関連会社など:ULTRA JAPAN 2015実行委員会

世界的なダンスミュージックの祭典の日本上陸版。2015年9月に東京・お台場で開催し約9万人を集めた。世界から集めた有名DJが生み出す音楽と映像、照明が一体化したショウは音楽の楽しみ方を変え、SNSを積極的に活用した事でイベントそのものの楽しみ方も変えた。また、米国生まれでありながら日本の独自性を取り入れ新しい都市型の野外フェスを作り上げた。その先進性を評価。


■au 三太郎シリーズ

・制作、関連会社など:KDDI、電通、AOI Pro.

「CM好感度調査」において、2015年度はKDDIが1位へと躍進。日本昔話の主人公3人(桃太郎、浦島太郎、金太郎)が友達という設定がユニークで、くすっと笑えるシーンも豊富。「auのCMといえばこれ!」といったイメージを見事に醸成させ、auのブランド力向上にも貢献したのではないか。


■“スーパー歌舞伎II「ワンピース」”

・制作、関連会社など:松竹、スーパー歌舞伎II「ワンピース」パートナーズ

海外でも大人気の冒険マンガを、歌舞伎という伝統的な様式美の世界に再現させた。コンピュータグラフィックスやプロジェクションマッピングという最新技術を取り入れる一方、早替わりや宙乗りなどの歌舞伎の技法を融合させた演出は観客の度肝を抜いた。若者や外国人を集めることにも成功している。その独創性を評価。


■『Splatoon(スプラトゥーン)』

・制作、関連会社など:任天堂

オンラインマルチプレイがメインのアクションシューティングゲームでありながら、任天堂らしい「間口が広くて奥が深い」ゲーム性が多くのゲームプレイヤーの心をつかみ、新規IPとしては近年になかった国内100万本以上のセールスを記録。まさに2015年を代表するゲームソフトになった。その多大な成果と、そしてなによりチャレンジ精神を評価。


■Pepper

・制作、関連会社など:ソフトバンクロボティクス

「Pepper」は、世界初となる自分の感情を持ったパーソナルロボット。感情を擬似的に生成する機能により、喜んだり、不安になったり、ため息をつくなど言動が変化する。販売開始より、毎月即完売するなど世間から大きな注目を集め、金融・小売・医療・教育など様々な業界の未来の可能性を感じることができる点を評価。


■『マインクラフト(Minecraft)』

・制作、関連会社など:Mojang AB

いわゆるサンドボックス型のゲームで、ブロックを配置し、ユーザーが作りたいものを自由に作っていくことができる。ゲームとしての純粋な完成度、面白さもさることながら、“何でもできる”自由度の高さから、想像力や管理能力、戦略的思考の向上といった、知育の面でも注目されている点を評価。


■民放公式テレビポータル TVer

・制作、関連会社など:日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョン

2015年10月にスタートした無料の見逃し配信サービス。初めて在京民放5社が連携したもので、2カ月で150万ダウンロードを突破。PCやスマホ、タブレットで視聴でき、テレビ放送とインターネットの垣根をついに突破した功績は大きく、今後のコンテンツ流通の可能性を広げるものとして賞したい。


■Universal Cool Japan

・制作、関連会社など:ユー・エス・ジェイ

「モンスターハンター」や「進撃の巨人」、「バイオハザード」、「エヴァンゲリオン」といった日本が世界に誇るエンターテイメントを積極的に取り入れ、当該年度において約1270万人というパーク開設以来年間最高入場者数を記録した。本年度はさらに同イベントに「きゃりーぱみゅぱみゅXRライド」が加わり、インバウンド客も含め、さらに大きく業績を伸ばしている。顧客満足に取り組むチャレンジ精神と意外性を許容する企業文化、成果を評価。


◆その他の受賞作品


■先端科学技術賞「マツコロイド」

・制作、関連会社など:日本テレビ放送網、マツコロイド製作委員会(ナチュラルエイト、エーラボ、電通、電通テック)

マツコロイドは、大阪大学石黒浩教授の提唱する「ヒューマノイド型ロボットと人間のインタラクション」を、人気テレビ番組という一般国民に非常に分かりやすい形で提示したことに大きな意義がある。ロボット技術、人工知能といった日本の最先端科学に一般国民の興味を大いに沸かせたことはAMDの先端科学技術賞に値すると考える。


■功労賞「久夛良木 健」

いわずとしれた"プレイステーションの父"。社内ベンチャーだったソニー・コンピュータエンタテインメント設立からPlayStation 3まで、一貫して最先端を追求する独創的な着想で全世界のゲームユーザーを熱狂させた。業績は自プラットフォームに止まらず、ゲームとWebが出会った時点で両者が融合すると指針を示し、リアルが後を追った。その偉大なる功績を称える。


■江並直美賞(新人賞)「本多 達也」

本多氏は、耳の聞こえない人のために、音を振動と光の強さに変換させて髪の毛で感じさせるヘアピン型の装置という前代未聞の装置を開発した。音のアンテナという意味から「ONTENNA(オンテナ)」と名付けられたこの製品は、全世界のろうあ者に新しい希望を与える製品であり、表彰に値すると考える。


■リージョナル賞“宮崎県小林市移住促進PRムービー「ンダモシタン小林」”

・制作、関連会社など:宮崎県小林市

小林市を知らない人にも存分に楽しめるコンテンツとして仕上げ、二度見する人が続出。メディアでも数多く取り上げられ、2015年8月の公開後、約180万アクセスを記録(2016年1月時点)。西諸弁の言葉選びから、撮影、収録まで、市役所職員と制作スタッフによるチームワークの結晶といえるだろう。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘15/第21回AMDアワード」の授賞式は、2016年3月14日16時30分から明治記念館2F「富士の間」にて実施されます。
《すしし》

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