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「ニンジャスレイヤー」は“ニンジャ全部殺すマン”ではない?よくある10の誤解が公開

B.ボンド&P.N.モーゼズが生み出した、サイバーパンクニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」。日本国内では、有志による日本語訳がTwitter上で連載されるという形でスタートし、書籍化やアニメ化も実現しました。

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B.ボンド&P.N.モーゼズが生み出した、サイバーパンクニンジャアクション小説「ニンジャスレイヤー」。日本国内では、有志による日本語訳がTwitter上で連載されるという形でスタートし、書籍化やアニメ化も実現しました。

独特ながらもクセになる言い回しや、先が見えない展開など、特徴的な世界観を舞台に進行する物語に多くの方が虜となり、高い人気と関心を獲得。この春からはテレビ放送も予定されており、その注目度は更に増すものと思われます。そんな「ニンジャスレイヤー」の翻訳チームが運営している公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」にて、「ニンジャスレイヤーに関する10のよくある誤解」に迫る記述が公開されました。


人間の脳というのは、よく間違いをするもの。特に本作は世界観が特殊なため、誤解されやすい一面もあるようです。読んだことはないもののその名前を知っているという人が陥りやすい間違いから、ファンでも一度は経験したかもしれない勘違いまで、「ニンジャスレイヤー」に関する10の誤解が解説されています。

代表的なところでは「ニンジャスレイヤー"ズ"だと思われている」というもの。確かに「~ズ」と複数形で締めくくるタイトルのものも多いため、無意識に混同してしまうケースもあるでしょう。ちなみに一例として、こちらも人気の高い小説「スレイヤーズ」を上げている辺り、さすがのセンスと言わざるを得ません。

また、「カタナと銃で戦う」というのも誤解だとしており、「ニンジャスレイヤーはカタナも銃も使わず、KARATEやSURIKENやNUN-CHAKUで戦います」と戦闘スタイルを説明。カタナは、彼の妻子を殺したダークニンジャの武器です。この辺りの勘違いは、ニンジャが出る映画やゲームなどの影響かもしれません。また「単純にデッドプールと間違っている可能性があります」との鋭い指摘も。ちなみに、「ニンジャスレイヤーの中身はロボットかサイボーグ」というのも大きな間違いで、これは「NINJA WARRIORS」との混同と見られています。

このほかにも、「全てのニンジャを問答無用で惨殺する」「どっかの出版社のステマに決まっている」「全てフリーで公開しないと滅びる」という穏やかならざる誤解や、「舞台はLAで“ドウモ、ニンジャスレイヤー、デス”みたいに片言日本語で喋る」という他作品のイメージが影響しているものなど、幅広い間違いを取り上げては丁寧に解説しています。

中には、「調理器具である」といった驚きの勘違いに対する訂正も。ちなみにこれは、「Ninja Master Prep」というフードプロセッサーとの混同で、よくAmazonで間違われるそうです。さらに詳しく知りたい方は、記載ページも合わせてチェックしてみてください。

■ニンジャスレイヤーに関する10のよくある誤解
URL:http://ninjaheads.hatenablog.jp/entry/2016/02/10/134535

ちなみに、個々の誤解とそれに対する解説を行った理由は、こういった誤ったミームを取り締まるような意図や目的はまったくなく、「血眼で取り締まったりせず、ゼンを心がけて奥ゆかしく穏やかに構えてほしい」といった考えからとのこと。誤記や誤用を見つけても、「温かい目で見守ってあげてください」と締めくくられています。

どれだけ作品の知名度が高まろうと、詳しく知らないという人や、勘違いして覚えてしまっている方は存在することでしょう。それすらも受け止めていく“ゼン”の精神、体得したいものです。
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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