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【特集】“『ブレイブルー』森P×かきゅん店長”特別対談 ~ゲームセンターの現状と未来~

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◆格闘ゲームブーム到来! ゲーセンの熱気は最高潮に




──森Pは『スペースインベーダー』に始まって色々なゲームを遊んできたわけですが、格ゲーブームへはスムーズに移行できた感じですか?

森:周りに好きな奴が多かったから普通に遊ぶようになりましたね。格闘ゲームのブームの頃はもう専門学校生だったのかな。『ストII』で「ガイル」になかなか勝てなくて(笑)。対戦にも慣れてないから2P側になると技が出せなくなるんですよ。

だから友達同士で対戦する場合はまずは1Pと2Pどっちを取るかをジャンケンで決めていました。でも2P側になった奴はすぐにキャラを1P側に移動させようとするんですよ。その攻防が熱くて盛り上がったなぁ。

かきゅん:すごくわかります(笑)。格闘ゲームブームの頃に入ると僕の世代にも追いつきますね。私は中3で『ストIIダッシュ』、高1で『ストIIダッシュターボ』でした。ゲーセンでは僕よりもひとつ上の世代の方が鉄火場みたいな感じで盛り上がっていたんで、そこであまり勝ち過ぎると目を付けられちゃうんですよ。

でもこっちとしてもお金がないので必死なんです。500円持ってゲーセンに行って、今日はこれで1日持たせようって考えるわけですよ。そうするとまず500mlのコーラを買って、残りはゲーム代なので自ずと強キャラを使うわけです。何十連勝かして負けて、また強キャラで入って何十連勝……みたいにやっていたら大学生に裏へ呼ばれたりとか……(笑)

一同:(爆笑)

──同時期には『餓狼伝説』シリーズも人気でしたよね。2人ともやってましたか?

かきゅん:やってましたね。私は 過渡期は「アンディ」や「テリー」を使って、最終的には「ダックキング」になりました。ちょっとファンキーな感じと超必殺技の「ブレイクスパイラル」がカッコよかったんですよね。コマンドも難しかったんですが、それをいかに上手く出せるか、みたいなのがステータスになっていた時代があったんです。そういうのも含めて好きなキャラでしたね。

森:僕も『餓狼伝説』シリーズはすごく好きなゲームでした。『2』から『SPECIAL』になってコマンド入力が甘くなったんですよね。『2』では正確な入力が求められていたんですが、『SPECIAL』では例えば大パンチを出してモーションが終わる前に次のコマンドを入れておくと技が出たんです。

あとは1回も負けずにラストまで行く「とリョウ・サカザキ」が出てくるってのが良かったですよね。ガ ード不能だった“龍虎乱舞”だけはカンベンしてって感じの強さで(笑)。

かきゅん:あの頃はSNKが一時代を築いていましたもんね。

森:格闘ゲームとしての隠し要素や面白さ、それにストーリー的な魅力を表現したのが『餓狼伝説』シリーズだったと思います。「テリー」と「アンディ」っていう兄弟がいて、「ギース・ハワード」っていう悪のカリスマがいて。

場所も世界各地ではなく「サウスタウン」っていう場所でストーリーが進行していくっていうところも良かった。やっぱりSNKの格闘ゲームを作ってた方々ってすごいなって今でも思いますし、僕はすごく影響を受けてると思います。



──当時の格ゲーブームの熱気ってすごかったですもんね。

森:そうですね。僕はブーム初期の頃は友人同士で対戦して遊ぶことが多かったんですが、『ヴァンパイアハンター』とか『ザ・キング・オブ・ファイターズ’94』の頃になると他のゲーセンへ遠征するようになったんです。「どこそこのゲーセンに強い奴がいるらしい」って聞いたら「じゃあ皆で行ってみようぜ!」って感じで。

『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズってうちで言うと『ギルティギア』と『ブレイブルー』が一緒になるようなものじゃないですか……だから僕、それをやりたくないんですよ。だって『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズが面白すぎたんですもん。

かきゅん:やっぱり先人がすでにやってるってことが大きいですか?

森:というか『餓狼伝説』も『龍虎の拳』もそれぞれストーリーが好きだったのに、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』に全て持っていかれちゃったんですよ。当時は「テリー」が本当に大好きで……『餓狼 MARK OF THE WOLVES』の超必殺技「バスターウルフ」なんかも本当にカッコよくてね。

かきゅん:「バスターウルフ」、カッコよかったですよね。私もあれを作った方に「ありがとう!」って言いたいくらいなんです(笑)。技を見た人みんながカッコいいって言う技ってなかなかないですよね。

森:「バスターウルフ」は歴代の格ゲー主人公キャラのカッコいい必殺技で1、2位を争いますよね。技の出方もカッコよかったし。

かきゅん:技のエフェクトも含めて衝撃を受けましたね。あの技を出したいが為にテリーを使いたいっていうのが、格ゲーが成熟してきた当時でさえありましたからね。

森:まぁ、そういうのもあってずっとドリームチーム的な格ゲーを作ることには躊躇しているんです。『ギルティギア』もまだちゃんと続いているコンテンツなので。こないだも石渡(石渡太輔、『ギルティギア』シリーズのゼネラルディレクター)と話したんですが、そういうのはお互いまだやるつもりはないっていう共通の意思も確認できました。それはここでも明言しておきたいですね。

かきゅん:いつかはアークのドリームチーム的な格ゲーが登場するんでしょうけど、それがいつなんだろうっていうのは私を含めてファン全員が気になってることなんでしょうね。

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《風のイオナ》

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