タイトル：『DEAD RISING』 発売・開発元：カプコン
ゲームジャンル：ゾンビパラダイスアクション
おい！ババア！マジでやめろ！
―ババアインパクト事件の悲劇
ある日、アメリカ合衆国コロラド州の小さな町ウィラメッテにて、ゾンビが大量発生する事件が勃発。ゾンビの群れから生き延びた人々は、町の数少ない商業施設であるショッピングモールにバリケードを築いて立て篭もりました。その中に、大切な家族である「マドンナちゃん」がいなくなり、パニックを起こしている成金風情の老婆が1人……彼女の名はリンゼイ・ハリスです。彼女は、ショッピングモールの外に愛犬のマドンナちゃんがいると見るや、己の力のみでバリケードを崩し、それを止めようとする男達を軽く投げ飛ばし、扉の向こうのゾンビ達をみすみすと招き入れ、生存者達を絶望のどん底に陥れたのでした。この衝撃的なシーンは、「ババアインパクト事件」とシリーズファンから命名され、リンゼイは主人公フランクがはじめて遭遇するサイコパスとして語り継がれています。ババア、なんて事をしてくれたんだ……。
◆キドラント町長
タイトル：『ロマンシング サ・ガ3』 発売・開発元：スクウェア
ゲームジャンル：ロール・プレイング・ゲーム（RPG）
町長！生贄の件について何か釈明はないのでしょうか！？
―私が町長です。
腕に自信がある冒険者に「洞窟の怪物を倒して欲しい」と依頼しては、彼らを洞窟に閉じ込め、怪物アルジャーノンに生贄を捧げてきたキドラント町長。そもそも、この男は、アルジャーノンの存在を町の深刻な問題として悩んでいたわけではなく、ただ単に日頃のうっぷんを晴らすために、気に入らない連中を生贄として殺していたフシがあります。そんな卑劣な町長に、キツーいお仕置きイベントがあると思いきや、アルジャーノンを倒してキドラントの町長宅に戻ったところで、返ってくる言葉は「私が町長です。」のみ。実に『サガ』らしい淡白な演出ですが、『ロマンシング サ・ガ3』のディレクター河津 秋敏氏は「データを見なおしてみても、お礼をあげたり、謝ったりするつもりだった形跡が全くない。「私が町長です。」開き直っているのか、壊れているのか、どういうつもりだ？」と自身のTwitterアカウントで語っており、どうやら意図したものではなかったようです。これはどう考えても開き直ってる。
◆たぬきち
タイトル：『とびだせ どうぶつの森』発売・開発元：任天堂
ゲームジャンル：コミュニケーションゲーム
せっかく作り上げた花畑……お宅にぶっ潰されたんだけど……
―も、もしかしてブラック企業……？
『どうぶつの森』シリーズに登場するたぬきちは、不動産業をはじめ多方面でビジネスを展開しており、民間企業でありながら村運営のサポートを行っています。しかし、村長であるプレイヤーの許可を取らずに、花畑や道路のど真ん中に住宅地を建設したり、半強制的にローンを組ませたりと、その強引な経営方法は一部のプレイヤーからブラック企業と称されるほど。それと従業員に「まめきち」と「つぶきち」がいるところから、どうやらブラック企業にありがちな一族経営の体制を敷いているようです。このような企業と関わらないためには「会社名 ブラック企業」の検索ワードでググって徹底的な調査を行う必要がありますね。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
さて、無性に殴りたくなるゲームキャラクターを一挙に紹介しましたが、いかがでしたか？良くも悪くもプレイヤーに強烈な印象を残している彼らは、もしかするとゲームにおいて必要不可欠な存在なのかもしれません……。他にも、「こいつだけは絶対に許せない」「あいつの顔を見ていると殴りたくなる」といったキャラクターがいたら、当記事のコメント欄で教えてください！
記事提供元： Game*Spark
