業績を支えるのが、国内外での積極的な新ビジネスへの進出である。こうしたなかで事業の核である映像企画・製作でも、新たな試みが続いている。
11月2日に発表された第2四半期決算のプレセンテーション資料では、そうした新企画の一部に触れている。まずオリジナルCGプロジェクトとして挙げられたのが『正解するカド』である。資料によれば本作は2014年11月に公開され、劇場はもとより、映像パッケージでも大ヒットになった『楽園追放 -Expelled from Paradise-』に続く作品だとしている。
実は『正解するカド』は、2015年8月末に公式サイトが既にオープンしている。スタッフとして作家・野崎まど、アニメ演出家・村田和也、イラストレーター・有坂あこ、そして『楽園追放』のプロデューサーである野口光一の名前が並んでいる。多彩なジャンルの才能が結集するようだ。
著作権クレジット(C)として東映アニメーションと木下グループが表記されているが、これまで製作発表はされていない。今回の資料が、東映アニメーションが自ら企画進行を伝えた初のものになりそうだ。
もっとも現在は企画段階としており今後のスケジュールは明らかにされていない。企画が順調に進むのか、どのような作品になるのか、次の展開から目が離せない。
一方、もうひとつすでに発表されているプロジェクトが、『file(N): project PQ』だ。2015年4月にダンスをテーマに、5人の女の子が成長していく「青春ダンス映画」として明らかにされた。こちらも企画進行中である。
さらに一作品、気になるプロジェクトがある。ハリウッドホラー映画と銘打った『Haunted Temple(仮題)』、英語の仮題もつき、国際的なプロジェクトを想像させる。こちらは製作中として表記で、VFXパートも担当するとしている。アニメーションと実写のハイブリッドの可能性もありそうだ。こちらの詳細も、今後企画が進めば明らかになるだろう。
このほかに、複数の企画・製作プロジェクトが進行中としており、東映アニメーションが引き続きオリジナル企画に力をいれていることが判る。
オリジナルアニメーションプロジェクト
『正解するカド』
http://seikaisuru-kado.com/
[アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載]
「正解するカド」 東映アニメーションのオリジナルCGプロジェクト企画が進行中
《アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.biz》編集部おすすめの記事
その他 アクセスランキング
-
『FE 風花雪月』最推しコンビorカップリング投票結果発表─第3位の“ヒルマリ”を制した第2位、第1位は…!
-
【今から遊ぶ不朽のRPG】『Arcanum』(2001)
-
ネタバレ注意!『ソウル』シリーズで最も苦戦したボスは?3位『ELDEN RING』、2位『Bloodborne』、やはり1位は...?【アンケ結果発表】
-
『真・女神転生V』“美人&美少女”悪魔のオンパレード! お預け小悪魔からチラ見せ美女までお届け【フォトレポ】
-
『モンハンライズ』マルチプレイで押さえておきたい6つのポイントーみんなで集まって遊んだ日々が帰ってくる!
-
『Ghost of Tsushima』“真のヒロイン”は誰だったのか? 境井仁のモテぶりを振り返る─命の恩人から幼なじみまで
-
『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』初心者に届け! ゲーム序盤のポイント7選─序盤の歩き方や便利機能をご紹介
-
読者が選ぶ「至高のフリーゲーム」10選!気軽に試して欲しい個性豊かで尖った作品が盛りだくさん!!
-
「PS2ソフト」は大ヒット作だけじゃない! 個人的に好きなタイトルをただただ語りたい─『ヴィーナス&ブレイブス』など忘れられない6作品を振り返り
-
公式Xが投稿の『ポケモン』を信楽焼で表現した作品がすごすぎる!リザードンやロコンなど、ほのおタイプのポケモンが温かみと迫力のある造形に