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「日本ゲーム大賞 2015」各賞発表 ― 経済産業大臣賞は桜井政博、ゲームデザイナーズ大賞は『Ingress』

その他 全般

「経済産業大臣賞」授賞式の模様
  • 「経済産業大臣賞」授賞式の模様
  • 経済産業大臣賞を受賞した桜井政博氏
  • ゲームデザイナーズ大賞
  • Ingress
  • Ingress
  • 『Ingress』タイトルロゴ
  • アマチュア部門 大賞
  • 10動説
「東京ゲームショウ2015」の開催にあわせて、CESA主催による「日本ゲーム大賞 2015」各賞が発表されました。

「東京ゲームショウ2015」の期間中に発表されたのは、日本のゲーム産業発展に貢献した人物に贈られる「経済産業大臣賞」、ゲームデザイン性が評価されたタイトルに贈られる「ゲームデザイナーズ大賞」、アマチュアが制作した優れたゲームタイトルに贈られる「アマチュア部門」各賞、TGS2015出展された期待のタイトルに贈られる「フューチャー部門」の、4つの部門と賞(ならびに各賞)です。


◆経済産業大臣賞


■桜井政博氏(ソラ代表)

「経済産業大臣賞」は、近年に制作・発表された作品の実績から、日本のコンピュータエンターテインメントソフトウェア産業の成長・発展に寄与し、多大なる貢献をされた人物や団体を称える唯一の賞として、経済産業省後援のもと、2008年に設立されました。選考は、日本ゲーム大賞選考委員による厳選なる審査を行い、決定しています。

【受賞理由】
長年にわたり、数多くのヒット作品を手掛けられ、多くのゲームファンを魅了した作品は、日本のみならず世界においても多数の売上を記録。代表作『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは、任天堂をはじめとする多くの作品から様々な人気キャラクターを登場させる手法を採用し、一つの作品を通じて数多くの作品の魅力を伝えられました。

更には、ゲームデザイナーの視点で、これまでにない斬新かつ創造性豊かな作品を選考、表彰する「ゲームデザイナーズ大賞」の審査員長を務められると共にフリーのクリエイターとして、ゲーム音楽のコンサートのプロデュースや執筆活動に携わるなど、メーカーを問わず、ゲームの魅力を伝える多岐に渡る活動を通じ、当産業の発展に貢献された点が評価されての受賞となりました。


◆ゲームデザイナーズ大賞



■『Ingress』(Niantic, Inc.)[iOS/Android]


日本ゲーム大賞のもう一つの大賞である「ゲームデザイナーズ大賞」は、今後のゲーム産業の発展のための一つの指標として、トップクリエイターが評価、選考した創造性豊かな作品を紹介していきます。今年の審査員は以下の10名です。

●審査員(敬称略、五十音順)
・飯田和敏(代表作:ディシプリン*帝国の誕生、巨人のドシン)
・イシイジロウ(代表作:タイムトラベラーズ、428~封鎖された渋谷で~)
・上田文人(代表作:ICO、ワンダと巨像)
・小川陽二郎(代表作:ソニックと秘密のリング、クロヒョウシリーズ)
・神谷英樹(代表作:The Wonderful 101、ベヨネッタ)
・桜井政博(代表作:大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ、星のカービィ)
・巧舟(代表作:逆転裁判、ゴーストトリック)
・外山圭一郎(代表作:SIRENシリーズ、GRAVITY DAZE)
・藤澤仁(代表作:ドラゴンクエストIX、ドラゴンクエストX)
・三上真司(代表作:ゴッドハンド、バイオハザード)

【受賞理由】
ランドマークと位置情報を元に、リアル世界で陣取りをする作品。ルールや絵作りが斬新であるばかりでなく、 ゲームとしても多くの人が没頭する魅力があり、審査員の多くの支持を得ました。

厳密にサービスインの時期を踏まえると選考対象外になりますが、対象期間内に国内を席巻したのは事実であり、また、複数の審査員から投票が入ったことから、受賞とさせていただきました。


◆アマチュア部門



法人、団体、個人、学生、一般を問わずアマチュアが制作したオリジナルの作品を対象に募集。業界誌編集者、クリエイターによる第1次審査(VTR審査)と試遊による第2次審査を行い、発表授賞式のプレゼンターおよび各賞の講評を務める業界誌編集長とトップクリエイターによる最終審査(試遊審査)によって受賞作品が決定されます。


■大賞 『10動説(テンドウセツ)』[PC]
制作者:AliceとTeles(東京工芸大学)



10秒ごとに切り替わる「昼」と「夜」を生き抜く、サバイバルアクションゲームです。プレイヤーはモンスターと対峙しながら、安全な「昼」はモンスターの卵を破壊し、危険な「夜」は迫りくるモンスターから逃げまどいます。

攻略のポイントは、昼と夜が切り替わる、その一瞬にタイミングを合わせ、敵を見通すソナーを発動させ、攻撃すること。ソナー発動のタイミングを逃すと、あっという間に襲われてしまいます。切り替えまでの残りの秒数は表示されず、あくまでプレイヤー自身のカウントダウンに委ねられるスリル感とテンポの良さが光る作品です。

【受賞理由】
今回は「時間」というテーマが与えられておりました。

優秀賞を受賞したどの作品もこの「時間」というテーマに真摯に向き合って作られておりましたが、こうして大賞に選ばれました『10動説』は、その中でも特に≪テーマ⇒コンセプト⇒ゲーム≫の落とし込みが見事だと思いました。モンスターの卵を破壊して回る「安全な昼」とモンスターから逃げ回る「危険な夜」が 10秒毎に切り替わり、その「攻・防の時間」を駆使して生き残るサバイバルアクションゲームというコンセプトは、ぱっと聞いただけで「新しくて面白そう!」と思えるものでした。

実際にプレイしてみると、ゲームデザインには「時間制限」「自己カウント」「タイミング」「カウントダウン計算」など、様々な時間を使った遊びの要素が自然に織り交ぜられており、しっかり考えられたゲームデザインだなと感心させられました。ストーリーやグラフィック、サウンドもこのコンセプトを活かして作られており、テーマからコンセプト、ゲームプレイまで「時間」の面白さを十分に引き出していると感じました。

何よりも好感を持てたのは、チームとしてゲームの完成形のイメージを常に共有しながら作れているんだなと随所に感じられたことです。ゲームとしても良いゲームでしたが、チームとしても大賞にふさわしい良いチームだったのではないでしょうか。

最後に。審査中めっちゃハマってプレイしちゃいました。シンプルに面白かったです。
今回は本当におめでとうございます。

(バンダイナムコスタジオ 村野 大輔)

■個人賞 『TWINS』[PC]
制作者(敬称略):松本拓之(清風情報工科学院)

コナミデジタルエンタテインメント・松井徹哉氏は「独特なセンスを持つシンプルなグラフィックとゲーム性が新しく、個人で作られたことで実現できた魅力ある作品」と評価しています。

尚、各賞は以下の通りです。

●アマチュア部門 各賞(敬称略)
優秀賞:
・いれかえてーしょん(チーム T.P.D / HAL大阪)[Wii]
・Chase the Sun(Photosynthese / 日本工学院八王子専門学校)[PC]
・Tick Bomb(生駒祥平 / トライデントコンピュータ専門学校)[スマートフォン/タブレット]
・TWINS(松本拓之 / 清風情報工科学院)[PC]
・10動説(AliceとTeles / 東京工芸大学)
・4D FOLLOWERS(Project 4D FOLLOWERS / 専門学校国際情報工科大学校)[PC]
佳作:
・an After image(Team.- EDEN - / HAL名古屋)[スマートフォン/タブレット]
・Chrono Bastille(川添伸一 / 学校法人コンピュータ総合学園 神戸電子専門学校)[PC]
・Time Bomb(Quad / ECCコンピュータ専門学校)[スマートフォン/タブレット]
・ヒカゲモノ(チーム カゲタロウ / バンタンゲームアカデミー)[PC]
技術特別賞
・TWIDIVER(RTableProject / HAL大阪)[PC]


◆フューチャー部門



「フューチャー部門」は、「東京ゲームショウ 2015」にて発表・出展された未発売作品を対象に、開催期間中の3日間(9月17日~9月19日)で来場者投票を実施。発売を待ち望む多くの声や圧倒的な支持を得た多くの作品の中から、日本ゲーム大賞選考委員会の審査を経て、今後が期待される10作品を選出。9月20日の「東京ゲームショウ2015」内イベントステージにて発表が行われました。

■受賞作品(五十音順)
『逆転裁判6』(カプコン)[3DS]
『Star Wars バトルフロント』(エレクトロニック・アーツ)[PS4/Xbox One/PC]
『スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-』(スクウェア・エニックス)[PS4/PS3]
『東亰ザナドゥ』 (日本ファルコム)[PS Vita]
『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』(スクウェア・エニックス)[PS4/PS3/PS Vita]
『人喰いの大鷲トリコ』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)[PS4]
『ファイナルファンタジーXV』(スクウェア・エニックス)[PS4/Xbox One]
『Fallout 4』(ベセスダ・ソフトワークス)[PS4/Xbox One]
『ペルソナ5』(アトラス)[PS4/PS3]
『モンスターハンタークロス』(カプコン)[3DS]
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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