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【TGS2015】『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』ステージで小林画伯がイラスト披露

数多くのタイトルを手がけたゲームクリエイター・菅野ひろゆき氏の代表作のひとつ『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』は、PC向けとしてデビューし、後にセガサターンなどに移植。当時だけでなく今でも、名作として語られることの多い一作です。

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数多くのタイトルを手がけたゲームクリエイター・菅野ひろゆき氏の代表作のひとつ『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』は、PC向けとしてデビューし、後にセガサターンなどに移植。当時だけでなく今でも、名作として語られることの多い一作です。


そんな存在感を持つADV『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』をフルリメイクすると、昨年の12月にMAGES.が発表。名作の復活に多くのファンが喜びの声を上げましたが、プラットフォームを含めた詳細などはまだ明かされず、後に届いた続報でも新たなビジュアルやキャスト陣などを発表しつつも、発売日などはまだ未定でした。

本作の続報を待ちわびるユーザーが関心を向ける中、東京ゲームショウにて9月19日に本作のステージイベントが行われ、プロデューサー・浅田誠氏や、サウンドクリエイター・与猶啓至氏が登壇。またゲストとして、主人公である「有馬たくや」役を演じる林 勇さんに、「武田絵里子」役の小林ゆうさんも姿を現し、新たな情報から衝撃溢れる「一枚」まで飛び出すステージイベントが始まりました。


オリジナル版の作曲を担当された梅本竜氏と与猶氏は交友があり、それぞれリスペクトしつつ切磋琢磨してきた経緯があったため、今回のリメイクでは「音量の変化に特徴がある」という、与猶氏の中にある梅本氏の特徴を意識しながらサウンド作りが行われました。

原作が持つ雰囲気、世界観の再現に注力した今回の楽曲作りは、まず全ての曲を頭から最後まで軽くアレンジし、更にもう一度アレンジを行うという手の込んだブラッシュアップを実施。「自信ありです」と力強いコメントも印象的でした。


アフレコに関する話を訊ねられた林さんは、台本が膨大な量なのでまだ収録の真っ最中と告白。1~2ヶ月に渡るというその収録スケジュール内容から、シナリオのボリュームが伺えます。また作品が約20年前ということもあり、際どいワードなどもあったとのこと。「極力シナリオは弄らない方向で進めています」と、原作ファンにとって嬉しい一言を浅田氏が口にします。

また小林さんは、自身が演じる武田絵里子を「とても素敵な方」と評し、姉御肌で恰好のいい女性だと語ります。「服装がちょっと残念ですが」との一言もありますが、その装いも極力変更しないひとつの証とも言えるでしょう。


ここで、声優陣がそれぞれのキャラクターを描いたイラストを発表。「自分は前座のようなもの」と自称する林さんと、「絵とまったく同じように描きました」と説明する小林さん。必死に身振り手振りで、「ここが白衣で!」と説明するものの、あまりに抽象的な小林さんのイラストからは、絵里子どころか人間を見出すのもなかなか難しいレベル。会場を笑いに包む小林さんの画力は、今回も見事に爆発しました。


ですが本イベントの一番の見どころは、やはり発売日およびプラットフォームの公開に他なりません。発売日は、2016年2月18日。約5ヶ月後に名作の再誕が明らかとなり、またプラットフォームはPS4/PS Vitaと判明。最新ハードで腰を据えて楽しむか、場所を選ばずに遊ぶか。好みのプレイスタイルに合わせてチョイスが可能です。

このイベントでリリース周りが明らかとなり、また試遊出展も行ったリメイク版『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』。オリジナル版の魅力を受け継ぐ本作の動きは、9月19日に大きな一歩を記しました。今後も、更なる続報がその本質を語り、そして発売日にはあの名作の復活を目の当たりとすることでしょう。

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』は2016年2月18日発売予定。価格は未定です。

(C)MAGES./5pb.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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