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【レポート】格ゲー伝説ウメハラに訊く『GUILTY GEAR Xrd』闘神参戦の決め手

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【レポート】格ゲー伝説ウメハラに訊く『GUILTY GEAR Xrd』闘神参戦の決め手
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アークシステムワークスのPlayStation向け対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR Xrd -sign-』で、ギルティギア王者軍とプロゲーマー連合軍の総勢20名が激突するSCEJA主催の大会「闘神激突」。その戦いに参戦する格闘ゲーム界の伝説、梅原大吾氏に大会への意気込みやプロゲーマーとしての考えを語ってもらいました。

――『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』の大会に参加することになったきっかけは?

大会企画運営側から強烈なオファーがあったことと、もともと『GUILTY GEAR』(以下、ギルティ)というゲーム自体が気に入っていたからです。『ギルティ』を最後にやってから3年4年の間ゲームをやっていなくて、復帰したゲームが『ストリートファイターIV』(以下、ストIV)でした。『ギルティ』をやりたい気持ちがあったのですが、なかなか機会がなかったのもあります。

――PVで長い間ギルティシリーズをやってこなかったと語っていましたが、その理由などを教えてもらえますか?

『ギルティ』を含めた格闘ゲームをやっていなかった時期と、プロゲーマーに復帰してから『ストIV』を中心にやっていたからです。実際『ストIV』は世界的に盛り上がっていることもありますし、このタイトルで勝つことが知名度の上がるきっかけになり、スポンサーにとってもプラスであるため、そして余裕がなかったこともあります。


――梅原さんから見て『ギルティ』と他のタイトルの違い、魅力は何ですか?

格闘ゲームに限ったものではないと思いますが、日常生活とゲームは全然違う時間感覚だと思います。もっと具体的に述べるなら、ゲームだから興奮してアグレッシブに攻めるという「非日常」が対戦ゲームであるはずです。中には遊ぶための工夫がされていないゲームがあって、全く動かないほうが強いというような腹立つものは興奮しません。自分の中でゲームじゃないと言うか遊びじゃないと思います。「なぜお金入れてゲーム台に座って遊びじゃないことをしなければならないのか」と強く思うのです。ただそういうのはゲームのバランスというものがありますし、勝ち負けをお互いに追及したときにどうしてもそういう構図になってしまうことがあります。

しかし、『ギルティ』はそれらをシステム面でカバーしています。“テンションゲージ”というもので、「何もしない」ということが必然的に不利になるからです。どんなにゲームを攻略しても変わる部分ではないので、「勝ちたいと思うなら動きなさい」ということがゲームとしてあるべき姿だと思うのです。格闘ゲームだけでなくゲーム全般は「動かなきゃダメですよ」という工夫を示す必要があると思います。

――最近、e-Sportsやプロゲーマーの話題がテレビや新聞でも取りあげられる事がありますが、ゲーム自体の盛り上がりを実感していますか?

どこからどこまでが、ゲームの世界の盛り上がりと捉えるのが難しいことです。自宅近くのコンビニに自伝の漫画が置いてあるのを見ると、盛り上がっているように見えるけれど、ゲームの世界の盛り上がりと関係あるのかな?という判断が難しいです。ただ、昔に比べて色々な企業がゲームを使った配信に注目していると思うのです。その順序でプロにも注目されるのではないかと。ゲーム自体は盛り上がっていると思います。


――e-Sportsの競技としてみた時、格闘ゲームは、FPSやMOBAのようなゲームと比べてどう違うと思いますか。

違いはあると思います。若い人達が活躍してある程度の年齢、25歳ぐらいになると勝てなくなる、チャンスがなくなるという話がありますが、ただゲームとしてではなくプロの競技としてどうかと思います。アスリートなら仕方がないという面があると思いますが、様々な強さ、色々な勝ち方があるから面白いと思うのですよね。歳を取ると勝てないという、若さに物を言わせて勝つやり方は、自身の経験や築いた戦略から勝つという一つの可能性を閉ざしているし、ちょっと味気ない気がします。

それらの事を今FPSやMOBAをやっている人達が「現実問題として若い人しか勝てないのだ」と思ってしまったら、果たしてこれまでと同じように「盛り上がるのか?」という疑問がありますね。ただ、世界のスポーツを覗いてみると、仕方がないことですが個人競技より団体競技のほうが盛り上がるのですよね、これは絶対動かないことだと思っています。今、世界的に見たときにMOBAと格闘ゲームとの間にはかなりの差があると思っていますが、必ずその差は縮まると思っています

――ゲーム全般で、普段どれくらい練習されているのでしょうか?

練習時間は、年々プロゲーマーとしてキャリアを積んでいく過程で変化している部分です。プロ1年目の2010年では、目や手を常に動かしている感じで毎日16時間ぐらいプレイしていました。練習の甲斐あってかその年にはEVOで優勝することができたのですが、その後にバランスを崩し体調を崩してしました。レバーを触ると気分が悪くなるぐらい、やりすぎてしまっていたのです。

しかし、趣味ではなく仕事でプレイしているため、状況を改善しなければならないため自分の頑張れる限界を認めました。「自分にとってのベストな取り組み方は何だろう?」と考えながらプレイするようになったのです。『ギルティ』をプレイする前までは「自分に欠けているものは何だろうか?」、「自分の伸ばさなければならない分野とは?」、「試してみるべきプレイスタイルは何だろう?」という自身への課題を探すことに時間を費やしていました。長年の経験から課題もないのにプレイするのは、あんまり意味がないということがわかっていたからです。現在はやればやるだけ伸びる時期なので、練習時間をかなり多めにとっています。


――先ほどの話もありますが、一般のプロゲーマーの平均年齢は、10台後半から20台前半あたりと認識しています。30代の梅原選手が先陣を切って戦える要因は何ですか?

一つは道具が同じということが大きいです。『ガンスリンガーストラトス』をプレイしていて、自分の頭のなかで「こうするべきだ」というのはわかっていても手が追い付いていかないシーンはあったりするのですが、アーケードスティックのレバーとボタンさえ与えてくれれば画面で再現可能なのですよね。視力や反射神経が衰えていたとしても、今まで非常に多くの練習を行ってきたので、熟練度がハンパじゃないという部分が、若い人に対してもアドバンテージかなと。もう一つに格闘ゲームというものは、ルール上最低限のセオリー(コンボを繋げる、近接キャラならこの戦い方など)が長年の経験で培っているのもあるため、何とかなっているというのもあります。

また、「分業制ではない」ということがあります。今後、規模が拡大してゆくに連れて、センスあるプレイヤーと、サポートや攻略を担当するブレインが出来ると思うのです。今は、練習内容やメンタル管理も含めて全部自分で管理しなければならないため、総合力みたいなものは若いころからの経験で捉えていると思います。

――格闘ゲーム以外で注目しているゲームやジャンルはありますか?

個人的には、気になっているというか『ガンスリンガーストラトス』がすごく面白かったというのがあります。ただ今までずっとゲームって自分でプレイして遊ぶものだったのですけど、自分が一旦ゲームを辞めざるをえなかったことで証明されたのですが、「好きな人達が遊んでいるだけ」では限界があって、今状況が変わってきたのは見る人が付いてきたというのがあると思います。

『ガンスリンガーストラトス』では、プレイしている側はすごく面白いのですが、見ている側はわかりづらいのです。今後、国内外でゲームが流行っていくに従って見る側の人を意識する必要に迫られると思います。


――大会への意気込みを教えてください。

ブランクがすごくあるので、不利な勝負なのはわかっているのですが、「ギルティの歩く辞書」というか師匠に近いプレイヤーから教わりながらやるつもりです。ルール的に全対応する必要はなくて、一人の相手、一人のキャラを煮詰めていけばいいので、そういうのは自分にアドバンテージがあると思っています。やっぱり勝ちたいと思っていますし、みんなが思っているよりかチャンスがあると思います。

――本日はありがとうございました。


ニコファーレで実施される格闘ゲーム大会「闘神激突」は、8月22日開催予定です。

記事提供元: Game*Spark
《Game*Spark》

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