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【インタビュー】『ぎゃる☆がんW』開発陣が語る使命感とは…上間江望が選んだ下着も大公開

主観視点のシューティングゲームといえば、昨今ではFPSなども知名度を上げていますが、レールウェイ形式のステージ構成で展開される「ガンシューティング」を思い出す方も少なくないでしょう。

ソニー PS4
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主観視点のシューティングゲームといえば、昨今ではFPSなども知名度を上げていますが、レールウェイ形式のステージ構成で展開される「ガンシューティング」を思い出す方も少なくないでしょう。

アーケードはもちろん家庭用にも多くのタイトルが登場したこのジャンル。移動は基本的にオートで行われ、プレイヤーの意識が攻撃に集中できるのも一つの特徴です。またレベルデザインがしやすい設計なので凝った演出や意外な展開などが楽しめるため、必然的に没入感が高くなりやすく、今も多くのファンが愛しているジャンルと言えます。


「ガンシューティング」(以下、ガンシュー)から連想されるとおり、このジャンルのゲームは銃撃戦などが多い傾向にありますが、銃(ガン)ではなく眼(ガン)を駆使し、眼力と告白が飛び交う恋の戦場を駆けめぐり、誰も血を流さないという稀有なガンシューがあります。

一日限りのモテ男になってしまった主人公が、群がる女生徒や女教師を眼力で射抜き、意中の彼女に想いの丈を伝えるという3D・眼シューティング『ぎゃる☆がん』は、ガンシューと恋愛要素を大胆に融合させた個性的な一作として登場し、その特徴を極めたゲーム性が多くのユーザーの記憶に残る一作となりました。


そんな『ぎゃる☆がん』の最新作となるPS4/PS Vitaソフト『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』は、新たなヒロインや洋服が透ける刺激的なシステム、悪魔っ娘といった新要素を盛り込む完全新作です。前作では多種多様なパンツを拝むことができましたが、透け要素により本作ではブラジャーもたっぷり堪能できます。しかも「ユーザーが求めるデザインも採用しよう」と下着デザインの募集が行われ、短い期間ながらも55作品もの応募が寄せられました。

いずれも力作揃いだったため、インティ・クリエイツのプロデューサーである田村行政さん、キャラクターデザイン担当の伊東大典さん、そして新ヒロイン「神園しのぶ」を演じた声優の上間江望さんが集い、55作品の中からゲームに登場する優秀作品を選出する選考会が行われました。


「インティ・クリエイツ賞」として選ばれたのは6作品。さっぱりとしながらもパンツのワンポイントがリアルなスポーティ系や、フリルをあしらい可愛さと色気を両立したもの、高校生が好みそうな可愛い柄をあしらったものまで、魅力的な作品が選ばれました。中には「このままでも使えそうな完成度」と賞賛されたものも。

左から、「だぶるぴーす大賞」(マメ子さん)、「えみりー賞」2作品(KABUさん、渋谷智彦さん)

そして、星柄の下着とブラとパンツで顔を表現した猫柄の下着が「えみりー賞」を受賞。星柄下着は、顔が描かれた星がパンツの中央にあしらわれており、社内では「顔がなければな…」との声もあったそうですが、上間さんは「顔が入っているから!」と逆にそこが魅力だと推し、入選を果たしました。

猫柄下着は、ブラに猫の耳と目を描き、パンツに鼻や口、ヒゲを記し、上下セットで猫の顔を表現。猫の目をブラに持ってきた気持ちはよく分かると上間さんが力説し、「ねね子に是非着せて欲しいです」と開発陣にお願いすると「検討します」との返答が。

また、天使の羽根をモチーフにした下着が「だぶるぴーす大賞」に輝きました。目を引くデザインと可愛らしさを両立しており、この作品が大賞になったのも納得の一言。その方向性から「ぱたこに着て欲しいですね」と上間さんが呟きますが、「しのぶに着せたいのかと思ってました」と言われると即座に「そうしましょう!」と飛びつき、選考会が笑いに包まれる一幕もありました。

「インティ・クリエイツ賞」(左上から、スゴロクさん、tdnossanさん、渋谷智彦さん、左下からyamoさん、シイナさん、角家堂さん)

「インティ・クリエイツ賞」に「えみりー賞」、そして「だぶるぴーす大賞」の計9作品が、『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』への登場が確定。応募した方はもちろん、これらのデザインに惹かれたユーザーにとっても、発売日への期待が更に高まる形になったと言えるでしょう。

それだけに待ち遠しい『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』ですが、本作が生まれた経緯や現状、また気になるポイントに関しての生の声を直接伺ってきたので、こちらに目を通しながら発売日を心待ちにしておきましょう。


──続編となる『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』の制作が決定した経緯などをお聞かせください。

田村氏:まず前作なんですが、発売された後も地味に売れ続けていたんです。ダウンロード版や廉価版なども含めて。また、いろんな方から「続編出さないんですか?」という話も頂いていました。アルケミストさんともまた一緒にやりたいなとずっと考えていたので、今回ようやくそのタイミングが来たという感じですね。

伊東氏:スタッフの側からも「続編を作りたい」という声が上がってまして。僕が違う仕事をしてる時にも(笑)。そういう状況が2年ほど続いていたので、(今とても)ハッピーですね。作れないものだと思っていたので、チャンスをもらえて嬉しいです。

──今も鋭意開発中かと思いますが、いつ頃から制作がスタートしましたか? また、現状はどのような感じでしょうか。

田村氏:がっつりやってる時期や、(開発が)細くなった時期などを含め、開発自体はかなり長くやっているんですよ。2013年の2月から始めて、去年・今年と発売に向けて進めてきました。今は、ゲーム本編以外にもダウンロードコンテンツなどにも手をつけており、ラストスパートをかけています。

伊東氏:ほぼほぼ、いい感じで完成している……はずです(笑)。バランス調整にも入っています。

──いよいよ大詰めですね。楽しみにしています。ちなみに本作は、PS4とPS Vitaでリリースされますが、プラットフォームが変わったことで影響などはありましたか?

田村氏:折角なのでタッチ操作を意識して盛り込みました。PS Vitaはもちろん、PS4もコントローラのタッチパネルを活かして。

伊東氏:ドキドキモードをタッチで遊びたいという人が意外と多かったので。

上間さん:おおー!(笑)

伊東氏:直接こすったり。

上間さん:こする!(笑)

伊東氏:そういう、触れるものと、従来の「見つめる」タイプのもの、2種類のドキドキモードを用意しています。ダブルドキドキ、ダブルピースです(笑)。

──タイトルだけでなく、ゲーム自体にも『だぶるぴーす』の要素が盛り込まれているわけですね。


田村氏:そうですね、この「ダブル」は色んなところにかかっています。「天使と悪魔」や「姉妹」もそうですし、あと今回は一般生徒が悪魔に取り憑かれてSっ気のある「悪魔っ娘状態」になる要素があるんですが、これも二面性のひとつですね。あと、「だぶるぴーす」という表現がすごく良かったので、(そこから)「ダブルピース昇天」も生まれました(笑)。

伊東氏:ちなみにこのタイトルを思いついたのは、前作のモデリングを担当したスタッフなんです。

田村氏:パンツに描いたテクスチャーで、レーティングを上げた人(笑)。

伊東氏:そうそう(笑)。(今回のタイトルは)「ぎゃるがんX」や「Y」、「W」とかはどうかなと話してたら、そのスタッフが「W? じゃあだぶるぴーすだね」と言って、みんなも「だぶるぴーすいいじゃん!」って盛り上がりまして。響きもいいし、かっこいいし、いかがわしい感じもするので、即決定になりました。

田村氏:(タイトルを)聞いた僕らもテンション上がりました(笑)。


──では新要素の「ダブルピース昇天」が生まれたのは、タイトルが決まってからなんですか?

伊東氏:タイトルについてるからには、「だぶるぴーす」という言葉から真っ先に想像するであろうものを入れるべきと思いまして……得体の知れない使命感です(笑)。

──その使命感が刺激的なシステムに繋がったわけですね(笑)。もうひとつの新要素となる透視は、どのような経緯で導入されたのでしょうか。

田村氏:基本はシューティングゲームということで、「ゲームとして遊んでも楽しいよね」という点はインティ・クリエイツとしても譲れないところでした。それを踏まえた上で、(敵が)隠れているところから飛び出してくるような、シューティングゲームのセオリーをこれまでにない形で盛り込めないかと考えました。前作のバカっぽさを更に超えるような感じで(笑)。

「モテモテになって、女の子がいっぱい言い寄ってくるといいよね」という 『ぎゃる☆がん』の根底があって、更なる浪漫とバカっぽさを両立できるものはないかと話し合っていくうちに、「透視」に辿り着きました。ちなみにこの力は、天使の力で見えてしまうという、あくまで“不可抗力”なんです(笑)。


伊東氏:破れるわけではないんですよね。破れるというのは(他のタイトルなどで)あるので、他のアプローチを模索したところ、「透かし」はどうだろうと。透けるのは、あまりないかなと思いまして。

田村氏:『ぎゃる☆がん』は、女の子を昇天させたりはしますが、ダメージを与えてやっつけるゲームではないんです。危害を加えるような要素はマッチしないので、ハッピーになって退場してもらいます。ただ、不可抗力で見えてしまうのはしょうがないですよね(笑)。

上間さん:シューティングゲームなのに、すごく平和なゲームですよね。浪漫も詰まってますし、誰も痛い思いをしない。みんな幸せっていう、素晴らしいゲームですね(笑)。

──それでは、こちらも新要素となる「悪魔っ娘」に関してお聞かせください。

伊東氏:今回は「くろな」という悪魔の子が出てくるんですが、彼女の槍に刺されることで、女の子たちがおかしな状態になってしまいます。凶暴になったりヘタれになったりと反応はキャラによって様々なんですが、一人の女の子の二面性が楽しめるようになっています。


上間さん:PVを見たんですけど、下着が見えてるのに踏みつけてくるシーンとかあって、凄いなーっていう(笑)。

田村氏:押し倒されてしまうので、たまたま見えてしまうんですよね(笑)。

上間さん:たまたま?(笑)

田村氏:たまたま!(笑)

伊東氏:たまたま、足の先に人がいたんですね(笑)。

上間さん:しのぶちゃんは(悪魔っ娘状態だと)すごくドSになっちゃたんですけど、そうじゃない子もいるんですね。

伊東氏:悪魔っ娘状態になってしまって、嫌々殴っちゃう子とかもいるんですよ。「殴りたくないんですー」と言いながら殴ってしまう、みたいな。

田村氏:一般の女の子たちは、ヘタレになったりドSになったりと、メロメロになる以外の内面的な性格が、色んな台詞に現れて差別化されていますね。色んなことをいっぱい喋らせました。

伊東氏:敢えて攻撃を食らうっていうのも、面白いと思いますね(笑)。

田村氏:(悪魔っ娘状態で)嫌いになってそういうことをしてるわけじゃないんですよね。そこが重要なポイントです。

──それだけ台詞のパターンがあるということは、収録も大変だったのではと思います。台詞量などは増えましたか?

田村氏:倍くらいになってますね。メロメロの状態で出てくることもあれば、悪魔っ娘状態で登場する時もありますから。

伊東氏:全ての台詞を喋らせるための配置なども、大変でしたね。

──上間さんから見た、今回の収録の感想を教えてください。


上間さん:前作では一般女子(里中るる / 姫野亜理沙役)として出させて頂いたんですが、その時はレッスン生だったので、時間をかけて録っていただきました。今回はしのぶちゃんをやらせていただいたのですが、台詞の量がもの凄くて(笑)。3日くらいかけて、少しずつ録ってもらいました。

田村氏:「これ、シューティングゲームですよね?」と音響監督さんにも驚かれたくらいの量でした(笑)。

──以前とは別の意味で、大変な収録だったんですね。上間さんがしのぶ役を担当する経緯なども伺って宜しいでしょうか。

上間さん:私はもともと、くろなのオーディションを受けさせていただいたんです。

田村氏:声を聴かせていただいた時に「くろなよりしのぶだろう」と考え、決めました。

上間さん:そうだったんですね! (しのぶ役に選んでいただき)ありがとうございます。

──しのぶを演じる上で、苦労したところや思い出深いポイントなどはありましたか?

上間さん:主人公が起こす行動に対して、しのぶにとってよかった時と悪かった時のセリフが何パターンかありまして、それを交互に喋っていく流れで収録したんです。その切り替えをするのが、大変でしたね。

──ゲームの収録ならではの苦労ですね。

上間さん:あとは……やっぱり『ぎゃる☆がん』なので、色んな台詞があるじゃないですか(笑)。妄想をかき立てるような台詞もあって。でもそれは、大変というよりも、楽しませてやらせていただきました。

伊東氏:前作もやってましたしね(笑)。

上間さん:そうですね(笑)。でも前作の時はもっと未熟だったので、ずっと悔いが残っていたんですよ。そのやり残したことを、今回発散させてもらったかなと。成長したところを感じてもらえたらと思っています。

伊東氏:アクションイベントの台詞とかもたくさんあったので、そこも大変だったのかなと思ってました。結構叫びましたよね?

上間さん:叫びましたね(笑)。一回の収録が終わると声が枯れちゃったりもして。あと悪魔っ娘状態のしのぶちゃんはドSになってしまうんですけど、普段の性格と真逆なので、別のキャラを演じてるみたいで面白かったです。


伊東氏:悪魔っ子になると、セリフが途端に過激になる子もいますね。ステージ2から登場し始めるので、お楽しみに。

田村氏:ちなみに(憑依している)みにくろなを倒すと普通の状態に戻ります。ただしそれまではいくら撃っても効かず、ビンタされるわ踏まれるわとすごく大変な目に遭うので(笑)、透視なりサイティングをして早く見つけて倒しましょう。

上間さん:倒さないっていう楽しみ方もあるんですよね?

田村氏:そうです。見ちゃいますね、ついつい。「あ、この子にまだ踏まれてないな」とか(笑)。

──収録と言えば、上間さんはPVのナレーションも担当されましたよね。

上間さん:PVの映像をちゃんと見たのは収録の時だったんですけど、想像していたよりも女の子がすごいポーズをとっていました(笑)。3人集まってダブルピース、しかもお花が咲いていたりと、演出も面白いですよね。前作を超えてきたんだなと実感しました(笑)。

──あのPVは、まさに衝撃的でしたね。

上間さん:「(キャラが)アンアン言ってるけど、大丈夫かな」と思いました(笑)。あと、(動画の)最後の方で女の子が押し寄せてくるじゃないですか。あれを見たら、「ああ、お母さんに見せられない」と思いましたね(笑)。でも楽しかったですよ、本当に。

──映像ももちろんですが、PVに登場した予約特典もかなり刺激的ですよね。


上間さん:「破れすぎた制服」ですよね。これ、一体何があったんですか!?

伊東氏:何があったんですかね(笑)。誰かに破られたのか自分で破ったのか、分かりません。謎です。

──さらに限定版には、コスチュームのダウンロードコードが付属するんですよね。くのいち、ウエディングドレス、ミリタリー、裸リボンの4種類が。

上間さん:私まず、ここに目が行っちゃいました。(くのいちの下半身を指しつつ)

伊東氏:ふんどし履いてますね。これデザインしたの、女性なんです。

上間さん:女性のデザイナーさんもいらっしゃるんですか?

田村氏:『ぎゃる☆がん』チームの3分の1くらいは女性です。しかもグラフィッカーに女性が多いので、絵作りやモーションをつけたりしているのは、おおむね女性です。言い訳っぽいんですが本当です(笑)。


上間さん:そうなんですか、衝撃です! なんだか見方が変わりました。で、(くのいちの)ラブレターは巻物なんですね。

伊東氏:ゲーム中では、(巻物を)広げて出す感じになると思います。

上間さん:この手裏剣というのは?

伊東氏:これは髪飾りです。露出度を高くしたいというのはあるんですけど、今回は透視があるのでそこまで高くしなくていいのかなという葛藤がありました。

上間さん:でも、なかなかですよ(笑)。

伊東氏:(胸が)横から見えるのはポイント高いと思います。

田村氏:元々はサラシを巻いていたんですが、とってくれと頼みました。横乳にちょっと夢があるかなと(笑)。


伊東氏:あとウェディングドレスですが……これは(ある種の)夢ですよね。ギャルゲーの定番とでも言いますか。

上間さん:後ろ姿もすごく可愛いです。

田村氏:いっぱいの花嫁姿の女の子に言い寄られるっていうのもいいですよね。(この衣装の時は)婚姻届を持ってくるんですが、本物っぽいとパッと見分かりにくかったので、分かりやすい形にしました。それとミリタリーですが、これは伊東さんのこだわりです(笑)。


伊東氏:出したい出したいと言うたびに、ボツになり続けていました。(前作では)唯一、「サスペンダー教官」だけが採用されましたね(笑)。

上間さん:(ミリタリーの衣装は)がっつり守っている感じですね。

伊東氏:その分、透視し甲斐があるのかなと。

上間さん:透視しがいがある、ってすごい言葉ですね(笑)。

田村氏:ミリタリーを着た悪魔っ娘に叱られたりしたいですよね。


上間さん:そして最後に……裸リボンです。

伊東氏:男の夢ですね。

上間さん:これもう、衣装じゃないじゃないですか(笑)。これだって……透視したらどうなるんですか?

田村氏:それは、限定版を買った人だけのお楽しみということで(笑)。

上間さん:本当に、ノリノリで作ってる感じですよねー。

伊東氏:ちなみに、この“裸リボン”も女性が作ってます。

上間さん:えーっ!? やっぱり、見方変わっちゃいますね(笑)。

──ちなみに、しのぶに着せたい衣装、または着せたくない衣装などありますか?

上間さん:しのぶちゃん可愛いから、どれも似合っちゃいそうですけど……(裸リボンは)ちょっとしのぶちゃんに着せたくないですね(笑)。あ、真夜ちゃん(しのぶの妹)に着てもらいましょう!

──なるほど! ウェディングドレスなどはいかがですか?


上間さん:ウェディングもまた見たくないですね。まだ高校生でいて欲しいです。

伊東氏:まだ嫁に出したくないと(笑)。

上間さん:着せたいのは、くのいちですね。

田村氏:(しのぶが)マシンガンを持っているイラストもあるので、ミリタリーは結構似合うかもしれませんね。妹の真夜はお札みたいの使ったりするので、くのいちとかもいいかもしれません。

上間さん:ふたりそれぞれ違う衣装を、同時に着せることもできるんですか?

伊東氏:別々の衣装を着せられますよ。あと、衣装とアクセサリー、あとラブレターを組み合わすことも可能です。

──前作のPS3版では423種類ものパンツが用意されましたが、本作ではどれくらいになるでしょうか。

伊東氏:女性スタッフの頑張り次第です(笑)。

田村氏:今回はパンツだけでなくブラも描かなければいけないため、単純に2倍の作業になんです。なので、パンツの枚数だけで比較されてしまうと厳しいところもありますが、頑張って増産しています。

伊東氏:それと、「透け度」という概念もありまして、とある方法で変わるようになります。最終的には、ほとんど着ていないかのように(笑)。もちろん、たまたまですよ?

田村氏:ちなみにドキドキモード中も透けるので、こちらもお楽しみに。

──ますます、遊んでいるところを見られると危険なゲームになってますね(笑)。

上間さん:今回は、前作にあった「ママキタ画面」はあるんですか?

田村氏:入れたいんですが、今頑張って検討しているところです。PS4版には入ると思いますが、PS Vitaは個人で遊ぶので必要ないのかもしれませんね。

──ゲーム全体のボリュームは、前作と比較してどのぐらいでしょうか?


田村氏:前作よりも、エンディング含め一般女子にフィーチャーしているところがあるので、その意味ではコンプリートするのはものすごく大変ですね。

伊東氏:シナリオ自体も、前作より長いです。

田村氏:後は、女の子の各プロポーションにズームすると、3サイズが測定できるんですよね(笑)。そうやって埋められる部分もあるので、色んなキャラをじっくり見ながら遊んでもらえると、たっぷり遊んでもらえますね。

伊東氏:ステージによっては、一本道じゃないところもありますしね。

──舞台が前作の1年後なので、新キャラはもちろん前作キャラの再登場も楽しみな本作ですが、それぞれが登場するバランスはどのような感じでしょうか。

田村氏:前作の3年生は卒業し、がっつり新しい1年生が入っています。

伊東氏:各学年20人くらいで、その半分は新しくなっていますね。前作から引き続いて登場するのは、20人くらいです。あと先生は、体育教師と保健の先生が増えて5人になりました。

──それでは最後となりますが、本作を待ち望む方々にメッセージをお願いします。

上間さん:(ここまでで)お分かりいただけたと思うのですが(笑)、色々な面でパワーアップして盛りだくさんになった『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』。私も気合を入れて収録に臨みましたので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。いっぱい遊び方があるので、それぞれの楽しみ方で堪能してください!

田村氏:前作以上にバカなゲームで、ボリュームもいっぱい、インパクト押しで一生懸命作っています。キャラクターもみんないい子ですし、シューティングゲームとしてもしっかり面白いものを作っていきますので、ぜひ遊んでみてください。

伊東氏:詰め込めるだけの欲望を、全部詰め込んだゲームです(笑)。思い残すことがないように、現時点でやれることは全部やっているので、それを感じ取ってもらえればと思います。ぜひ、手にとって遊んで欲しいと思います。よろしくお願いします。

──ありがとうございました!


『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』は2015年8月6日発売予定。価格は、下記の通りです。

●PS4
・パッケージ/通常版 7,800円
・パッケージ/限定版 9,800円
・ダウンロード/通常版 7,000円
・ダウンロード/限定版 9,000円

●PS Vita
・:パッケージ/通常版 6,800円
・パッケージ/限定版 8,800円
・ダウンロード/通常版 6,000円
・ダウンロード/限定版 8,000円

(C)INTI CREATES CO., LTD/Alchemist
発売元:MAGES.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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