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【hideのゲーム音楽伝道記】第6回:リズムゲームは原曲でプレイしたい

その他 音楽

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。ゲーム音楽好きライターのhideです。ゲーム音楽の連載記事「hideのゲーム音楽伝道記」第6回目をお送りします。

僕は最近、『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』(以下、『シアトリズムFFCC』)や、『シアトリズム ドラゴンクエスト』(以下、『シアトリズムDQ』)といった、ゲーム音楽を題材にしたリズムゲームをよくプレイしています。どちらも数々の名曲群が収録されており、とても楽しませていただいているのですが……これらの作品をプレイしていて感じたことがあります。それは、「リズムゲームは原曲でプレイしたい」ということです。



『FF』シリーズの音楽で遊べる『シアトリズムFFCC』では、原曲、つまり原作の『FF』各作品で使用されていた音源がそのまま収録されています。一方、『シアトリズムDQ』では、原作の『DQ』各作品で使用されていた音源ではなく、新たに制作されたシンセサイザーの打ち込み音源が収録されています。この音源は『DQ』シリーズの作曲者であるすぎやまこういち氏が再監修しているそうで、交響組曲(オーケストラアレンジ)版のような響きがあって聴きごたえがあり、音色としても綺麗になっているのですが、その反面、原曲とは雰囲気が異なっているものもあって……。この点が、『DQ』ファンとしてはむずがゆい思いがありました。

やっぱりゲーム音楽、特にRPGの音楽は、長い時間プレイして繰り返し聴くものですから、自然と体に刷り込まれ、深い思い入れが生まれます。それは、ファミコンのようにピコピコした音源であってもそうです。今改めて聴いてどんなにチープに聴こえたとしても、当時何十時間も繰り返し聴いたその音は、チープだと切り捨てることなんて到底できない、たくさんの思い出が詰まったものです。だからこそ、『シアトリズムDQ』は、シンセサイザーの打ち込み音源だけではなく、原曲でもプレイしたかったというのが、正直な気持ちとしてあります。

『DQ』の音楽だけに限ったことではないのですが、音楽って、それを聴いただけで当時の思い出が色々とよみがえってくるんですよね。『シアトリズムDQ』の魅力は、いくつもの冒険の旅を重ねてきた熟練の『DQ』勇者が、「昔プレイした『DQ』作品の音楽に触れて、懐かしさを感じられる」という側面が大きいと思うので、もし次回作があれば、ぜひ原曲も標準装備で入れてもらえたらいいなと思います。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

あと、無茶振りかもしれませんが、できれば『シアトリズムDQ』も『シアトリズムFFCC』にも、各ハードごとの音源が収録されていたらいいなと思いました。両シリーズには、各作品の移植作やリメイク作が様々なハードで発売されており、同じ楽曲でも異なる音源が存在しています。たとえば『DQI』は、ファミコン版の発売後、MSX版、スーパーファミコン版、ゲームボーイ版などが発売されていますが、そういった各ハードごとの音源が、『シアトリズム』のソフトに全て収録され、プレイヤーが自由に音源を選んでプレイすることができたら最高です。そうすれば、それぞれのハードでプレイしたプレイヤーが、それぞれの思い出に沿った音源でプレイできて、ステキだろうなと……こんな無茶な仕様を入れると、制作者の皆さんが大変になってしまうとは思いますが(苦笑)。

一応『シアトリズムDQ』に関しては、追加コンテンツとして、『DQI』から『DQIV』のエンディング曲のファミコン版音源がセブンイレブンやTSUTAYAで先行配信されましたが、今後もその流れが続くといいなと思います。また今後、一部の楽曲については原曲バージョンが配信される予定とのことなので、そちらに期待しています。

【筆者プロフィール】
 hide / 永芳 英敬

ゲーム音楽ライター&ブロガー。ゲーム音楽作曲家さんへのインタビュー記事、ゲーム音楽演奏会のレポート記事、ゲーム音楽演奏会のパンフレットなど、主にゲーム音楽関係の記事を執筆しています。『DQ』シリーズは『VI』が特に好きです。空飛ぶベッドに乗ってみたい!

[Twitter] @hide_gm
[ブログ] Gamemusic Garden
《hide/永芳英敬》

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