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【超会議2015】「小林Pの超トークルーム」レポ…“例の紐”を付けた原田氏から新情報も

幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議2015」にて、『戦国BASARA4 皇』と『デビル メイ クライ 4』に関するカプコンのサブチャンネル「バサラ4皇&DMC4SEチャンネル【ニコ超2015】」が実施されました。

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幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議2015」にて、『戦国BASARA4 皇』と『デビル メイ クライ 4』に関するカプコンのサブチャンネル「バサラ4皇&DMC4SEチャンネル【ニコ超2015】」が実施されました。

25日に引き続き、26日もカプコンブースで行われたこの放送。一日がかりとなるボリュームたっぷりの内容で綴られましたが、26日の各コーナーの中で特に見逃せないのは『戦国BASARA』シリーズプロデューサーの小林裕幸氏が登場した、「小林Pの超トークルーム」でしょう。


14時から行われたこのコーナーには、メーカーの枠を超えたクリエイター陣が登場。まずは、『龍が如く』シリーズの開発に携わる横山昌義氏と、『ドラゴンクエスト』シリーズのプロデュースをしている市村龍太郎氏が、その姿を現します。


まずは、シリーズ最新作となる『龍が如く0 誓いの場所』の映像をお披露目。横山氏から開発者秘話なども明かされ、「過去の時代を再現するのは大変だった」「(勿体ないので)『0』の続編を作りたいくらいです」と小気味よいトークが飛び出します。


続いては、シリーズの可能性を新たに切り開いたアクションRPG『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』のTVCMが2本流れます。歴代キャラクターたちが作品の壁を越えて集まったり、ボイスに対応するなど、これまでにない展開や試みに多くのファンが引きつけられました。

そんな作品に関わってきたクリエイターたちを迎え、小林氏が司会進行役を務めながら、『戦国BASARA4 皇』と『デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション』のトークが幕を明けます。まずは、『皇』の新キャラクターについてコメントを求めると、横山氏が「足利義輝」を絶賛。「日本の武将の“カッコイイ”を追求するとここに行く」と力強く推します。

また、『皇』の新要素として大きな注目を集めている、二重人格でありサイキッカーな「千利休」が話題に上ると、「面白い利休ですよね」「こう来たのか」と、横山氏・市村氏の両名がこの大胆なデザインや方向性に高い関心を示します。更に「京極マリア」に関しては、「ドSキャラ作るの上手いですよね」と率直な気持ちが明かされる一幕も。

この後も熱いトークは続き、PS3への移り変わりを振り返る話から今向き合っている問題への乗り越え方などが、熱意を帯びつつも気さくに語られていきます。そしてしみじみと「(どのメーカーとか問わず)まずは家でゲームを遊ぶ時間を取り戻したい。遊んで欲しい」と横山氏が述べと、小林氏も力強く頷き、今後のゲーム作りに対する更なる意欲を垣間見せてくれました。

テンポのいい掛け合いが続きますが、残念ながら前半戦はここで終了。来年の『ドラクエ30周年』に向けて仕込みを行っている小林氏と、『龍が如く』10周年の更なる展開を企画している横山氏が、惜しまれつつも場を後にします。


入れ替わる形で後半戦に登場したのは、サイバーコネクトツーの松山洋氏と、バンダイナムコエンターテインメントの原田勝弘氏。後半戦でも、数多くの話題作を生み出したクリエイターが小林氏とのトークに臨みます。


お馴染みになりつつあるピカチュウのパーカーに身を包んでいる原田氏の姿は早速注目を集めますが、今ネットの一部で話題になっている「例の紐」らしきものもあしらっている点を松山氏が指摘。すると原田氏は「だってこれ私服やもん」と堂々と言い放ち、インパクトたっぷりなスタートを切りました。


松山氏は、スマホで展開中の『フルボッコヒーローズ』を紹介すると共に、「今、炎上中でして」と、衝撃的な一言をあっさりと放ち、月曜日に謝罪会見の番組を行うので見てくださいと肝の据わった告知を行います。


そして原田氏は、「『サマーレッスン』頑張ってます!」と報告した後に、こちらも力を入れている『ポッ拳』に登場する新参戦ポケモン「ゲンガー」の映像をお披露目。


また、『鉄拳7』の新キャラクター「ギガース」も発表。『鉄拳』の新情報がカプコンのブースで発表されるという事態に、感慨深さを感じるばかりです。原田氏曰く「正体不明のデカい人」で、暴走バカ力キャラなギガースは、4月28日に追加予定。間もなく遊ぶことができるという電撃発表となりました。


YouTube 動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=pTk4YKNZrLs

このほかにも『鉄拳』20周年を記念するアプリなど、カプコンブースで他社の告知が行われるという不思議な状況が続いた後に、話題はいよいよ『皇』へ。赤いと3倍になる、という足利を指し「これわざとでしょ!? 中の人一緒やん!」と松山氏の絶叫から始まります。一番分かりやすい呼び方こそ避けられましたが「アズナブルさん…」と原田さんが呟く姿も印象的でした。

また話の対象が利休に移ると、「こういう間違った日本文化をワールドワイドに広めるのはやめて欲しい(笑)」と原田氏が笑いを誘います。そして松山氏は「戦国を舞台にして、“サイキッカー”ってカタカナ使うタイトル初めて見たわ!」と率直な意見を口にしつつも、「『皇』では利休使います」と宣言しました。

続いて話題は『デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション』に。新要素も多数加わり新たな形として登場する本作に対し、松山氏が「ちゃんとブランドを育てていくよね」とその姿勢を高評価。更に、5千円を切るパッケージ版や更にお得なダウンロード版の価格に触れた上で、「DL版は流通コストとか下がってるのに、バンダイナムコさんは値段下げんよな?」「ちょっとはお客さんに還元したらええやん」と松山氏が詰め寄ると、「だからそういうので、さっきの完全無料のアプリとかを(出してる)」と原田氏が切り返す赤裸々なシーンも見られました。


まさに濃密の一言に尽きた「小林Pの超トークルーム」。それぞれのメーカーで活躍するクリエイターたちがその枠を超えて語り合う貴重なこのコーナーは、ゲームファンならば耳を傾けておきたいひとときでした。この大胆な企画がどこかで再び行われることを、期待したいばかりです。
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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