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書籍「日本刀」シリーズ累計32万部突破…女性購入率が5割で、一因は『刀剣乱舞』

宝島社が発行している別冊宝島「日本刀」シリーズが、2015年3月10日の重版分にてシリーズ累計32万部を突破しました。

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宝島社が発行している別冊宝島「日本刀」シリーズが、2015年3月10日の重版分にてシリーズ累計32万部を突破しました。

昨年1月に、第1弾となる別冊宝島2120「日本刀の本」を発売。類書の価格帯はこれまで2,000円から3,000円が主流でしたが、中綴じの大判ビジュアルムックにしたことで低価格化を実現しました。その成果が実を結び、40~60代の男性を中心に異例の15万部を達成。

この第1弾の好評を受け、今年の1月にシリーズ第2弾となる別冊宝島2288「日本刀」をリリース。第1弾の男性読者は8割に及びましたが、第2弾では女性が半数を占める結果に。また20~30代の女性は、38%にも及びました。それぞれの購買層グラフを確認すると、男性購買層の分布比率に大きな違いは見られず、そのまま推移した形と言えます。しかし女性購買層に関しては20~30代、加えて40代の伸びも大きく、確かに明らかな変化を遂げていました。

この比率の変化に関し同社は、「歴女」ブームはもちろんのこと、刀が出てくる人気漫画「ワンピース」「ナルト」などの存在や、刀剣を擬人化したオンラインゲーム『刀剣乱舞』のヒットが、刀剣に興味を持つ女性の増加に繋がったのではと述べています。

日本各地で開催されている刀の展示会などにも、本物の刀を一目見たいと足を運ぶ女性が増加しており、こちらも『刀剣乱舞』人気が少なからず影響を及ぼしている様子。ゲーム業界も無縁ではないこの流れが、今後どのような相乗効果へと結びつくのか。気になるばかりです。

■商品概要
第1弾 別冊宝島2120 『日本刀の本』
発売:2014年01月15日
定価:本体838円(税抜)

第2弾 別冊宝島2288『日本刀』
発売:2015年1月16日
定価:本体800円(税抜)


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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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