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『バーチャファイター』のノンフィクション小説が舞台化決定! 「NON STYLE」石田明も出演

サンライズプロモーション東京は、2015年3月18日より、舞台「TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~」を東京グローブ座にて開催すると発表しました。

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サンライズプロモーション東京は、2015年3月18日より、舞台「TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~」を東京グローブ座にて開催すると発表しました。

近年ではゲームをモチーフとした舞台も数多く行われており、昨年も『ダンガンロンパ』や『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』、『ファンタシーオンライン2』などの舞台が公演され、今年の5月には『戦国無双』も舞台化を果たします。

それぞれ個性的な発想で舞台化を実現していますが、このたび新たな切り口で放つ公演が明らかとなりました。90年代に大きなムーヴメントとなった『バーチャファイター』ブームを題材にしたノンフィクション小説「TOKYOHEAD:REMASTERED」(大塚ギチ著)を原作とし、最新のモーションキャプチャー技術を応用して開発されたリアルタイムCG再生システム「DL-EDGE(R)(ディーエルエッジ)」を駆使した、舞台「TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~」が上演されます。

出演は、村川絵梨さん、尾上寛之さん、吉沢亮さんなど、TVドラマや映画などで活躍する気鋭の俳優陣。この他にも、演劇界で活躍する個性派俳優たちや、舞台「ダンガンロンパ」では出演・演出で活躍した「NON STYLE」の石田明さんが、前人未到のゲームセンターコメディーへと挑みます。

本公演で脚本・演出を担当するのは、京都発の人気劇団「ヨーロッパ企画」の代表を務める上田誠氏。劇団全公演の脚本・演出を手がけるほか、外部での脚本・演出や、映画・ドラマの脚本、テレビやラジオの企画構成など、その実力と実績は多岐に渡っており、2010年には、構成と脚本で参加した「四畳半神話大系」が第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞しました。

今回の発表に合わせ上田氏からのコメントが寄せられているので、本公演が気になる方は概要と共にご覧ください。また、この舞台の大きな魅力のひとつとなる「DL-EDGE(R)」に関する詳細も、お見逃しなく。

◆「DL-EDGE(R)」とは


「DL-EDGE(R)」は、ディー・バイ・エル・クリエイションが独自に開発したリアルタイムCG再生システムの名称です。モーションキャプチャーの技術を応用し、独自のプログラム制御でリアルタイムに演者の動きを取り込み、CGキャラクターを自在に操作することができるほか、よりリアルな映像表現を可能にするための機能を多数搭載しています。今まで困難であった表現や演出が、このシステムによって、舞台やライブコンサートなどで可能となります。

最大の特徴としては、モーションキャプチャーを使用してCGキャラクターをリアルタイムに動かすことが可能で、顔や手先の表情を、あらかじめ用意したデータを基に操作することができ、洋服や髪の毛なども動作にあわせて物理演算で表示、マイクの音声入力からリアルタイムでCGキャラクターの口の動きに対応など、表現豊かに演出する機能が多く実装されています。

◆脚本・演出担当 上田誠氏コメント


ゲームセンターの物語を以前から描いてみたいと思っていました。ゲームセンターは魔窟であり魔境であり、アジールであり別天地であり、熱狂と倦怠があって、伝説もあれば与太話もあって、セブンティーンアイスもあって、劇の舞台にはおあつらえ向きな感じがするからです。イスもあって会話劇もしやすいですし。騒音で声が聞こえないことは何とかするとして。

そんな風に、ゲームセンターでのひと夏の群像劇をいつかやりたいな、って思っていたのは、大塚ギチさんの「TOKYOHEAD」を読んでいたからで、これは、1994年ごろにムーブメントを巻き起こしたセガの3DCG対戦格闘ゲーム『バーチャファイター』にまつわる、伝説的プレイヤーたちを追ったノンフィクションなんですけど、これが血沸き肉躍る面白さなんです。「バーチャ」の猛者たちが、各地から西新宿の、あるゲームセンターに続々と集まってくる、っていう。

すると、本当にひょんなきっかけから、まさにこの「TOKYOHEAD」を原作として舞台をやらせていただく、という光栄に授かりました。しかも、『バーチャ』のあのキャラクターたちを、ディー・バイ・エル・クリエイションさんのテクノロジーでああしたりこうしたり、ということもできるようです。ボヤかしていますが「TOKYOHEAD」が考えうる最高の形で上演できることは間違いなしです。正直なところ僕は肝心の『バーチャ』をゲームセンターではやったことがなくって、でも原作は大好きですので、『バーチャ』を知らない方でもご安心ください。そして『バーチャ』に詳しい方に今から追いつくべく、『バーチャ』を始めようとしている今です。熱狂を今一度、という気分です。伝説ですよこれは。

◆公演概要(敬称略)


■公演名:舞台『TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~』
■原作:大塚ギチ「TOKYOHEAD:REMASTERD」(bootleg! books)
■脚本・演出:上田誠(ヨーロッパ企画)
■出演:村川絵梨、尾上寛之、吉沢亮、石田剛太、酒井善史、諏訪雅、土佐和成(ヨーロッパ企画)、今井隆文(劇団プレステージ)、亀島一徳(ロロ)、菅原永二、石田明(NON STYLE)
■公演期間:2015年3月18日(水) ~ 23日(月)
■会場:東京グローブ座(JR山手線 新大久保駅より徒歩6分)
■チケット代:S席:6,800円 / A席:5,800円(全席指定・税込)
■チケット発売日:2015年1月31日(土)AM10:00より
■主催:株式会社ディー・バイ・エル・クリエイション
■制作協力:株式会社プラグマックス&エンタテインメント

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


(C)SEGA
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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