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【『ポケモン ORAS』発売記念】「通信対戦」でポケモンをもっと楽しもう!意外と知らないバトルの基礎講座

いよいよ『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』(以下『ポケモン ORAS』)が発売される日になりました。今回は、通信対戦の楽しさを伝える記事をお送りします。

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【『ポケモン ORAS』発売記念】「通信対戦」でポケモンをもっと楽しもう!意外と知らないバトルの基礎講座
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◆パーティー構成編


本編をクリアしたあと、殿堂入りしたパーティーでそのまま対戦に挑みたくなるところですが、待ってください。そのパーティーを少し見直すと良くなる可能性がありますし、できれば対戦相手にも同じ条件(クリア直後という決まり)でやってもらったほうが良いでしょう。

というのも、ポケモンの対戦においてパーティーの構成というのはとても大事なものとなっており、それだけで勝敗が決することもあるのです。まず、私が『ポケモン X・Y』で組んだパーティーを見ていただきましょう。


▲『ポケモン X・Y』より、手持ちポケモンの様子

とてもかわいいポケモンで構成されていますが、このパーティーは対戦において致命的な問題を抱えています。具体的に言うと、じめんタイプなどの技がとても有効だからです。こちらにはじめんタイプの技がバツグン(2倍ダメージ)もしくはふつうに食らうポケモンしかおらず、つまり対戦相手からすれば、じめんタイプの技を撃ちまくっていればまず有利に立てるということになります。

■もう一度押さえておきたい「タイプ相性」
ポケモンにはタイプごとの相性があります。ほのおタイプはくさタイプに強く、くさタイプはみずタイプに強く、みずタイプはほのおタイプに強いというのが一部の例で、冒険をクリアしていればだいたいはご存知のことでしょう。


▲『ポケモン X・Y』より、野生のポケモンとのバトルシーン

ただし、ふたつのタイプを持ち合わせているポケモンも多く、そうなるとタイプ相性の把握がかなり難しくなります。もっとも、はじめからすべてを覚える必要などはなく、まずは『ポケモン X・Y』公式サイトのタイプ相性表を見つつ、自分のパートナーとなるポケモンたちの弱点を把握すればいいのです。

前述のパーティーで言えば、じめんタイプに弱いため、じめんタイプの技が無効になるひこうタイプのポケモンを入れると少し良くなるでしょう。それでもまだでんきタイプなどに弱いので、それに対抗できるポケモンに入れ替えるか、もしくは対抗策を用意していって……という形で、徐々にパーティーを整えていくことも楽しみのひとつです。

◆特性を活かせばパーティーがより強く


また、パーティーにおいては「特性」の組み合わせも重要となります。「特性」とはポケモンが種族ごとにそれぞれ持っている特殊能力で、相手の能力を下げたり、特定条件下で特別な効果を発揮するものです。


▲『ポケモン X・Y』より「隠れ特性」“あめふらし”のニョロトノ

『ポケモン ルビー・サファイア』のころから特性はありましたが、少し前から「隠れ特性」なるもの(ユーザーからは非公式の名称で「夢特性」とも呼ばれるもの)も登場しており、これら特性の組み合わせによって試合が大きく動きます。

たとえば、じめんタイプが弱点のポケモンをあえて出したあと特性「ふゆう」のポケモンに交換しじめんタイプの技を無効化したり、「あめふらし」で雨を降らせ特性「すいすい」のポケモンのすばやさを上昇させるというコンビネーションがあります。また、相手がポケモンを交換できなくなる特性「かげふみ」と特定の技のコンボによって相手を封殺することもできますし、ダブルバトル以上となればその戦略はますます増えるのです。

◆技の選び方も戦い方のひとつ



▲『ポケモン X・Y』より、キングドラの技

そして、技の選び方も重要になります。ポケモンは自分と同じタイプの技を一番うまく扱うことができ、たとえば、みずタイプのポケモンがみずタイプの技を使うと技の威力が1.5倍になるのです。そのため、特に理由がなければポケモンのタイプと同じ技を覚えさせるべきでしょう。


▲『ポケモン X・Y』より、技「くさむすび」を覚えているエレザード

ただし、自分と同じタイプの技だけしかない場合は対策が立てられやすいです。たとえば、でんきタイプの技はじめんタイプに無効なので、でんきタイプの技しかないポケモンは、じめんタイプのポケモンを前に何もできません。

このケースでは、じめんタイプの敵対策として、こおりタイプやくさタイプの技など自分のメイン技が有効ではない相手に使う補助的な技もあると良いでしょう。もしくは、ほかのポケモンで苦手な相手に対応するべきです。

さらに、「でんじは」や「おにび」といった特殊効果をもたらす技や、「てだすけ」や「いやしのはどう」といったダブル・トリプルバトル向きの技も存在します。これらはふつうの冒険ではそこまで価値はないのですが、対戦ではとても有用な技になります。

◆道具で相手の鼻をあかせ!



▲『ポケモン X・Y』より、道具「きあいのタスキ」

忘れてならないもうひとつの要素が「道具」です。ポケモンには道具を持たせることができ、特に対戦ではこれが大きな意味を持ちます。冒険では道具を使うとなくなるため持たせないことが多いかもしれませんが、通信対戦ではなくならないのでどんどん使いましょう。

それこそ『ポケモン ルビー・サファイア』では「オボンのみ」といった体力を回復させる木の実が登場しましたが、『ポケモン X・Y』では弱点の攻撃を受けるとこうげき・とくこうが2倍になる「じゃくてんほけん」や、自分のとくぼうを1.5倍にする「とつげきチョッキ」などが手に入るようになっています。


▲『ポケモン X・Y』より、道具「こだわりスカーフ」

道具でポケモンの戦略は大きく変わり、すばやさが1.5倍になる「こだわりスカーフ」であまり速くないポケモンが先手を取ることができるようになったり、一撃でやられてしまうポケモンでも「きあいのタスキ」でHPを1残すことができるわけです。

なお、「メガシンカ」するために必要な「メガストーン」も道具のうちに入ります。「メガシンカ」は1度の戦闘で1匹しかすることができず、同時にメガストーンを道具として持たねばならないので、ほかの道具を持つことができません。

◆どのポケモンがメガシンカをするか・しないか


そして、パーティーで「メガシンカ」させるポケモンを選ぶのも重要です。前述のように、メガシンカしたポケモンは能力値が変化するうえ特性が変わる場合もあるため、それがパーティーの組み合わせとして価値を発揮することも。


▲『ポケモン X・Y』より、戦闘中の「ゲンガー」

例として「ゲンガー」を見ていただきましょう。このポケモンはゴースト・どくタイプのため、じめんタイプが弱点のひとつとなっています。しかし、通常時の特性は「ふゆう」なのでじめんタイプの技が効きません。


▲『ポケモン X・Y』より、戦闘中の「メガゲンガー」

そして、ゲンガーがメガシンカし「メガゲンガー」になると、特性は「かげふみ」になりました。これで対戦相手のポケモンは交換ができなくなり、なんらかのコンボを実行できます。ですが、逆にじめんタイプの技が当たるようになるため、弱点を増やしてしまう結果にもなったわけです。

メガシンカはポケモンの長所を伸ばす道具と同じように考えて良いですが、このように場合によってはマイナスの面を持っていることも。単純に能力の上昇や特性の変化が利点になるならばメガシンカをさせるべきで、もしほかのポケモンがじめんタイプに弱ければ、ゲンガーはメガシンカさせないほうが良いでしょう。

なお、メガシンカはプレイヤーが任意のターンに行うことができるため、あえてその時だけメガシンカをしないという判断もあるわけです。また、“あからさまにメガシンカしそうだけど実は違う道具を持っている”という作戦や“どのポケモンがメガシンカするかわからない”という作戦もありえます。このように、メガシンカはパーティーの可能性をより広げてくれるわけです。

◆パーティー構成編まとめ


パートナーとなるポケモンは数百種類以上も存在するだけでなく、その中から特性・技・道具の構成を考えれば可能性はさらに増えます。パーティー単位で相性を補いあったり、技や特性のコンビネーションでバトルをより有利に運んだり、持つ道具によってそれぞれの役割が変化していくのです。

これで、ポケモンの通信対戦が奥深いことはなんとなくわかってもらえたでしょうか。こういった中から、自分の相棒となるポケモンたちを選び、考えぬいた作戦で戦い、勝利を掴むのがとても楽しいのです。あるいは、あのポケモンを活躍させたいと思うのも良いですし、人のパーティーを参考にするのも良いでしょう。

最後に、バトルで勝つために覚えたい「ポケモンの能力の基礎知識編」をお送りします。

《すしし》
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