中でも目を引いたのは余り紹介されることのないアミューズメント機器向けソリューション。同社広報によれば、ゲームショウには一般的なゲームのみならず幅広い客層があるため、こうした展示を行ったとのこと。
アミューズメント機器向けの「CRI ADX7」はゲーム開発向けの「ADX2」をベースにしたもの。最大の特徴は専用のハードウェアを必要とせずに多彩なサウンド表現が可能になっていること。そのため、PCを専用のケーブルで機器筐体と直接繋ぎ、サウンドデザイナーが実際の発音を確認しながらサウンド制作することが可能となります。
また、筐体から鳴る音は筐体によって差異が出てきます。それをソフトウェア的に音場補正して再生する機能も搭載。こちらは室内音響補正プラグインの「ARC System 2」(IK Multimedia社)と連携が取れるようになっていて、サウンドデザイナーの間で一般的に利用されているソフトウェアとの連携を重視しているとのこと。
既に利用されているソフトウェアを活かしながら、ワークフローを改善しようという「CRI ADX7」。アミューズメント機器ではサウンドは殊更重要なポイントであり、採用は順調に増えているとのこと。
CRI・ミドルウェアではゲーム機以外の組み込み機器向けのソリューション提供にも力を入れていて、一例として、バルミューダ社の空気清浄器やヒーターなど喋る家電の実現に一役買っているとのこと。
編集部おすすめの記事
特集
ゲームビジネス アクセスランキング
-
それは“絶望の一週間”―『シノアリス』のエンジニアがサービスイン時の混乱を語る【CEDEC 2018】
-
令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】
-
任天堂ミュージアムに行ってきました!
-
「サムスの性別は決まっていなかった」「2Dメトロイドは機会があれば」任天堂坂本氏が『メトロイド』を語る
-
『FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア』を支える中国のデベロッパー・・・バーチャスインタビュー(後編)
-
全世界で愛されているAndroidエミュレーター「NoxPlayer 」をTGSで体験!至れり尽くせりな機能が嬉しい
-
発覚!元任天堂広報H氏2度目の転職
-
【LEVEL5 VISION 2008】大規模クロスメディア展開は『イナズマイレブン』(3)
-
バンダイナムコ、リストラに応募が集まらず・・・期間を延長して実施
-
【レポート】進化を続けるLive2Dの現状と未来…「2Dと3Dのいいとこ取りを目指す」