ステージ上には総合監督の名越稔洋氏、プロデューサーの横山昌義氏が登壇すると、早速本作のプロモーションムービーを上映。映像では登場キャラクターやストーリーの一端が垣間見えるだけでなく、湘南乃風によるテーマソングも聞けるなど、見どころ満載の内容になっています。会場では、湘南乃風のメンバーから届いたビデオメッセージも公開。「戦っている男は湘南乃風が目指すところであり、それを歌詞でも表現した」とのことです。また、「夕日が似合う、背中で泣くような曲にしたい」との思いも込められているそうです。
湘南乃風が『龍が如く』シリーズのテーマソングを担当するのは、PSPで発売された『クロヒョウ 2 龍が如く 阿修羅編』以来約3年ぶり。今回の起用について名越氏は、「今でもメンバーとは仲が良いんですけど、理解のし合えた者同士だと、さらに新しいものが作れると思うんです」と話していました。
1988年を舞台に、若き日の桐生一馬や真島吾朗の姿が描かれる本作。バブル景気に湧く時代とあって、ゲーム内でも「金」がすべてを支配していると横山氏は語ります。そのため、通常であれば経験値でレベルを上げるところも、今回は経験値の代わりに金が必要になってくるとか。また、桐生一馬と真島吾朗の2人が主人公であることも大きな特徴ですが、桐生は不動産業、真島はキャバクラ経営と、大金を入手できる手段が用意されています。
「金」に続く2つ目のキーワードとなるのが「暴力」です。町中にいるチンピラを倒したすと金を入手できるのはこれまでのシリーズと同じですが、本作では、殴っただけでもリアルタイムで相手は金を落としていくのです。そして戦い方は桐生と真島、それぞれに3種類ずつが用意されているとのこと。3種類の中には、オーソドックスなタイプから高速で攻撃をするラッシュタイプ、武器による一撃必殺を狙うパワータイプがあります。また、真島は過去の作品でも見られた、トリッキーな戦い方もできるとか。横山氏は、「戦い方はシリーズの中で最も幅広く、ユーザーさんによってまったく違うものになるし、好きなように遊べると思います」と、自身に満ちたコメントを残していました。
そして最後のキーワードは「女」。プレイスポットの数々は本作でも健在で、真島が経営するキャバクラはもちろんのこと、テレクラなど当時を反映したスポットも用意されています。このタイミングで会場には、ユーザー参加型企画である人気投票によって出演が決定した、セクシー女優が一斉に登場。今回駆けつけたのは人気投票で上位入賞を果たした有村千佳さん、朝倉ことみさん、上原亜衣さん、大槻ひびきさん、紗倉まなさん、さとう遥希さん、白石茉里奈さん、友田彩也香さん、初美沙希さんの9名。
さらに会場では、セクシー女優がどのような形でゲームに出演するかも判明。白石さんは桐生の不動産会社の秘書、朝倉さんは真島が経営するキャバクラのライバル店に在籍する秘書となります。さとうさん、友田さんはテレクラの電話相手役で、横山氏によるとテレクラで彼女たちに好印象を与えると、サブストーリーに進展するそうです。
残る有村さん、紗倉さん、上原さん、大槻さん、初美さんの5名は、真島の店のキャスト役として出演します。ゲーム内では、彼女たちをさまざまな形でスカウトし、自分好みに売れるキャバ嬢に育てていくことが可能です。なお、今回ステージに登場しなかったセクシー女優については、街の住人やショップの店員として出演することも、横山氏の話から明らかになっています。また、街中には彼女たちを描いたテレホンカードが所々に落ちており、これを探すやりこみ要素も用意されているとのこと。テレホンカードは1人の女優につき複数枚が存在し、徐々に服装が薄くなるなどのサービス要素もあるとか。
最後に横山氏は「まだまだPS Vitaアプリとか、話しきれていないことがたくさんあります。東京ゲームショウが終わったあとも続々と情報を出していきますので、楽しみにお待ちください」と話すと、名越氏は「『龍が如く』シリーズは来年で10周年を迎えます。東京ゲームショウで流している映像は私たちが命がけで作ったものなので、ぜひ見てもらいたいです」と述べました。シリーズ10周年となる2015年春の発売に向けて開発が続く本作の続報に注目です。
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