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【E3 2014】圧倒的グラフィックのオープンワールド…『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』インプレッション

今年もロサンゼルスのコンベンションセンターで行われていたE3 2014。

ソニー PS4
【E3 2014】圧倒的グラフィックのオープンワールド…『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』インプレッション
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今年もロサンゼルスのコンベンションセンターで行われていたE3 2014。


数々のパブリッシャー、デベロッパーが出展している中、日本企業の雄であるKONAMIブースに足を運び、メディア向けに行われているクローズドシアター内にて『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』の開発者デモプレイが実施されたのでその模様をお伝えする。

まず、シアター入り口までの通路上には、シリーズ歴代の「MAP」「SNAKE」「METAL GEAR」のパネルが展示されており、今までの遷移を確認することができた。

▲シリーズ歴代「MAP」。『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』では『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』の200倍の大きさのマップであり、オープンワールドで描かれる本作が歴代マップの中でもいかに広大なフィールドを舞台にしているか確認できる。

▲シリーズ歴代「SNAKE」。グラフィックの変遷を確認できる。

▲過去作に登場した「METAL GEAR」

■圧倒的グラフィックでシリーズファンでなくとも、惹き込まれていく
今回のセッションでは、まず先日発表されたムービシーンの説明からはじまり、実際のゲームプレイをKONAMI担当者が解説を交えながら進めていく流れだ。


オープンニングムービー内では、過去作では敵として登場していた「オセロット」とスネークが、囚われたカズヒラ・ミラー救出について馬に乗りながら話しているシーンからスタートされており、なぜ2人がともに歩んでいるのかも気になるところだ。また、スネーク自体のビジュアルも左手が義手となっており、額には何かの破片が突き刺さっている。


一通り、会話を済ませた後、オセロットがスネークに、カズが身につけていたであろうサングラスを手渡し、ミッションスタート。オープニングムービー終了後、通常版であればチュートリアルが入るのだが、今回のセッションでは、割愛。また、今回実施されたミッションはミラーの救出であるが、E3 Verのデモプレイということで製品版とは異なる内容となっている。

まずは、双眼鏡を用いて辺りを見渡し、潜入先を探る。『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』より敵をマーキングする機能が追加されており、ステルスで進めていく本作ではかなり重要なアイテムとなる。双眼鏡を用いて、本作で繰り広げられるオープンワールドの世界を説明。かなり広大なマップであるとともに、美しいビジュアルで映しだされる世界はプレイするユーザーを惹き込んでいくことだろう。


馬の足を進めていき、潜入に成功すると、一人の兵隊を発見。馬に身を隠しながら、兵士に気付かれぬように接近、麻酔銃で眠らせてしまう。そして、気絶している間にバルーンを取り付け、空の彼方へ兵士を飛ばしてしまう。これは『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』から実装されている「フルトン回収」と呼ばれているシステムであり、スネーク達の拠点であるマザーベースで送るこむシステムだ。また、本作では敵兵士だけでなく、フィールド上に存在している動物やコンテナなどもフルトン回収でマザーベースへ送ることができるようだ。「この子もマザーベースへ帰りたいのかな?」と道端を歩いていた羊に麻酔弾を打ち込み気絶させ、先ほどと同じようにフルトン回収を行う。「めえぇぇー」と羊が叫びながら空の彼方へ飛び去っていく光景は、かなりシュールである。

潜入を進めていき、別の兵士を発見し、続いてCQCを披露。本作からはCQCも進化しており、より残忍な演出も追加されているようだ。兵士の後ろから忍び寄り、頭を抱えそのまま壁に頭を叩きつける。敵はもちろん気絶し、壁には敵兵士の血がこびり付いている。そして、フルトンにて回収し、先へ進んでいく。

本作からは現実世界と同様に、時間や天候さえも変化するという新たなシステムが実装されており、気候をうまく使うことで、潜入もしやすくなるようだ。スネークが所持しているデバイスから「警告、砂嵐が近づいてきます」というアナウンスが流れ、画面が砂嵐で覆われ、マーキングを頼りに足を進めていく。砂嵐内では、敵兵士に視認がされにくいようで、砂嵐に紛れて敵を気絶させるというシーンも垣間見れた。逆に、プレイヤー側も敵兵士を見つけづらくなり、不意に敵に出くわすこと可能性も高いようだ。


また、砂嵐や雨だけでなく「雲」や「太陽」の動きも時間によって変動していくようで、「ファントムシガー」と呼ばれる「葉巻」のようなものを吸い、時間を早く進めることが可能。ミッションでは時間帯により、潜入のしやすさも変わるため、このようなアイテムが用意されているようだ。目まぐるしく時間が経過する中で、太陽が沈み、辺りが夜になり「太陽が昇ります」のゲームアナウンスとともに再度太陽が昇り、画面が明るくなる。雲の動きはもちろん、太陽の動きに合わせてスネークの影が伸びているのも確認できた。また、夜になると見張りの兵士も眠りにつくようで、眠りについている兵士はブルーのマーカーで表示されていた。


天候システムの説明後、ミッションを進める。ここでシリーズではお馴染みの「ダンボール」を用いて潜入を試みる。『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』では登場しなかったアイテムであるが、被って身を潜めること以外に、ダンボールのみをその場に置き、敵をおびき寄せるなど多くのアクションが追加されており、こちらもファンでは気になるところではないだろうか。また、マップ内にはキラリと光る「ダイヤモンド」が地面に埋まっていることも確認できており、このダイヤモンドを回収することも可能のようだ。ダイヤモンドを何に使用するかは現時点では、不明である。


ミッションを進めていき、カズの居場所の情報収集に成功するが、敵兵士に発見されてしまう。急いでヘリを呼びつけるとともに、ポイントを指定してヘリに空爆を要請、ランデブーポイントに向かい脱出に成功すると『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』では、大惨事となっていたマザーベースへ帰還。


本作では、マザーベース内を歩きまわることが可能であるようで、捉えた捕虜マザーベース内で銃撃訓練を行っていたり、羊が歩き回っていることが確認できた。


今回のプレゼンテーションは短い時間であり、ストーリーの概要をつかむことはできなかったのだが、何より驚いたのがグラフィックの高さだ。砂嵐の表現の様子やめまぐるしく変化する雲の動きなどは過去作を大きく上回るものとなっている。

まだまだ、謎が多い本作であるが今回のE3のシアターを見る限り、ファンはもちろんのこと、初めてMGSに触れるユーザーも楽しめる内容となっているように感じた。今後の情報にも期待したいところだ。


またKONAMI・小島プロダクションのWEB番組『コジステ』にて「E3 2014トレーラー」を観たユーザーからの「『MGSV:TPP』はこうなる!」予想・考察も実施されたので、気になるユーザーはこちらも要チェック。

※UPDATE: 本文の内容を一部修正しました。
《森 元行》
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