人生にゲームをプラスするメディア

1万本のエターナルソードが降臨!? 総勢12名の豪華すぎるスキットを堪能 ─ 「テイルズ オブ フェスティバル2014」レポ(前編)

バンダイナムコゲームスは、5月31日・6月1日に横浜アリーナで「テイルズ オブ フェスティバル2014」を開催。その5月31日の模様をレポートとしてお届けします。

その他 全般
開幕前のOPムービー公開だけで、サイリウムが揺れる盛り上がりぶり
  • 開幕前のOPムービー公開だけで、サイリウムが揺れる盛り上がりぶり
  • 「テイルズ オブ フェスティバル2014」のロゴを見るだけで感慨深いばかり
  • いよいよ開幕です!
  • 司会の、小野坂昌也さんと名塚佳織さんが登場
  • 今年のスペシャルスキットは、サブステージも駆使するこだわりが
  • 手に汗握る、メインステージでの決戦
バンダイナムコゲームスは、5月31日・6月1日に横浜アリーナで「テイルズ オブ フェスティバル2014」を開催。その5月31日の模様をレポートとしてお届けします。

すっかり恒例となった「テイルズ オブ フェスティバル」。このお祭りを楽しみに、徹底してスケジュールを組んでいる方もいることでしょう。筆者も恥ずかしながら、この日のためにデジカメを新調し、いっそうの気合いを持って臨みました。ですが、浮かれてはいませんよ。これも仕事ですからね。

開場開始直後に会場入りを果たし、開幕前のスクリーンに映し出された『テイルズ オブ』シリーズ作品のオープニングムービーに沸く観客席を写真に収めていたら、「写真撮影はダメですよ」とスタッフさんにやんわり怒られるくらいにしか、浮かれていませんとも! 首から提げたプレス証に気づいてもらえないくらい、はしゃいでいたんでしょうね……すみません……。

そんな恥ずかしい筆者の心も一気に沸き立たせてくれたのが、スタンとルーティーによる会場アナウンス。懐かしい2人の、しかしまったく新しい掛け合いに、会場は開幕前から大きな歓声に包まれました。そして、ムービーと掛け合いでファンの期待が一気に膨らんだ瞬間、「テイルズ オブ フェスティバル2014」が華々しく始まりの幕を上げます。

◆6月1日 出演陣


■声優
・小野坂昌也さん(テイルズ オブ シンフォニア/ゼロス・ワイルダー役)※司会
・名塚佳織さん(テイルズ オブ イノセンス/アンジュ・セレーナ役)※司会
・草尾毅さん(テイルズ オブ ファンタジア/クレス・アルベイン役)
・岩男潤子さん(テイルズ オブ ファンタジア/ミント・アドネード役)
・関智一さん(テイルズ オブ デスティニー/スタン・エルロン役)
・今井由香さん(テイルズ オブ デスティニー/ルーティ・カトレット役)
・緑川光さん(テイルズ オブ デスティニー/リオン・マグナス役)
・小西克幸さん(テイルズ オブ シンフォニア/ロイド・アーヴィング役)
・鳥海浩輔さん(テイルズ オブ ヴェスペリア/ユーリ・ローウェル役)
・森川智之さん(テイルズ オブ ファンタジア/ダオス役)
・近藤隆さん(テイルズ オブ エクリシア2/ルドガー・ウィル・クルスニク役)
・大川透さん(テイルズ オブ エクリシア2/ユリウス・ウィル・クルスニク役)

■テーマソングアーティスト
・misonoさん(テイルズ オブ ザ テンペスト、テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-)

◆まさに夢の共演! 目の前で繰り広げる生声スキット「テイルズ オブ ドリームス」


開幕と同時に登壇したのは、この人がいなければ「テイルズフェス」が始まらないと言える小野坂さんと、丈の短いパンツ姿が眩しい名塚さん。今年は残念ながらコスプレの披露はなりませんでしたが、名塚さんの美脚に早速小野坂さんが食いつき、「男だったら映したくなる!」とカメラにズームを要求。その声に応えてカメラが寄り、ステージ上の巨大スクリーンに名塚さんのすらりとした脚が映し出されると、観客席からは男女ともに喜びの歓声が。この暴走ぶりも、「テイルズフェス」ならではでしょう。

目にも嬉しいオープニングステージに続いたのは、恒例のスペシャルスキット。豪華声優陣が登場し、生声によるドラマが展開するのはもちろんですが、今回はメインステージ以外にサブステージも用意され、アリーナ席以外からでも、テイルズ声優さんたちを間近で見ることができました。

今回のスキットは、シリーズ初代となる『テイルズ オブ ファンタジア』の決戦を思わせるような、クレスとミントがダオスと対峙している場面から始まりました。登場したのはもちろん、草尾さんに岩男さん、そして森川さん。ダオスをクレスが追いつめるものの、力の干渉によりその手にあるエターナルソードが砕けてしまい、その余波で三人は力の奔流に巻き込まれて異世界に転移してしまいます。

波乱のあったメインステージが暗転すると、向かって左側のサブステージに近藤さんと大川さんが登場。どうやらルドガーとユリウスも異世界に飛ばされた模様。2人とも時計を失い、しかもルドガーは料理中だったらしく、なんとエプロン姿で──というのは設定の話のみならず、なんと近藤さん自身がエプロンを着用して登場。普段は見られないその姿に、ファンからは喜びの声援が上がります。そんな姿を見過ごせない大川さんもといユリウスが「…エプロンは、脱げ」とあの声で呟くと、その歓声は更に黄色いものへ。

ルドガーとユリウスが現状把握のために探索へ移ると、場面も移り今度は右のサブステージへ。そこでは、ミントやダオスとはぐれてしまったクレスが、ロイドとリオンに助けられながら、襲い来る魔物に対して三人同時の「魔神剣」で撃破。こういった組み合わせが聞けるのも、イベントならではの醍醐味と言えます。

対するミントは、スタン、ユーリと出会います。ミントの説明に現状を察するユーリと、ちっとも説明が飲み込めないスタン。結果スタンは、「ミントはクレスとはぐれて困ってる。困ってるなら助けないとな」と、色々端折りながらもその人の良さと器で協力を申し出ます。もちろんユーリも、ここで見過ごせるような男ではありません。

そんな三人のもとに、謎の声が届きます。声の主はユアン。彼によると、それぞれが元の世界に戻るには、砕けてしまったエターナルソードの欠片が必要とのこと。ユーリは、持ち前の慎重さでユアンに警戒心を抱くものの、その欠片のひとつをスタンが持っているとユアンが指摘して説得力を示します。なおスタンは「綺麗だったから拾った」と、あっけらかんと答えます。ともあれ、これで欠片のひとつがミントの元へ集いました。

直後、大量の魔物に追いかけられるゼロスが登場。どうやらゼロスも欠片を持っており、そのせいで狙われているようです。スタンとユーリの活躍で敵を退けると、ようやく一息つけたゼロスは、いえ、ここでは小野坂さんと言いましょう。こちらも「テイルズフェス」恒例の「俺は悪くねぇーー!!」を来場者と共に叫び、大きく盛り上げてくれます。こうして2つ目の欠片も揃いました。

一方、異世界で出会ったルーティとアンジュは、探索を行うルドガーとユリウスに遭遇。しかしこの時は2人を魔物と思い込んでおり、先制攻撃とばかりにローバーアイテムでアイテムを奪取。すると、ルドガーのエプロンがルーティへ、そしてユリウスからはネコの写真がアンジュの手元に届きます。相手が人間だと知った2人は謝罪しますが、ユリウスはそれよりも「…ネコの写真を返してくれ」と、そちらの方が重要な模様。またルドガーも無事にエプロンを返してもらい、共に行動することに。なお最後の欠片はアンジュが持っていました。

こうして生まれた3つのパーティは、欠片に引き寄せられた魔物に追われるなどして、それぞれが高台を目指しそこで合流を果たします。欠片を2つ揃えたミントたちと、アンジュらの持つ最後の欠片、そしてエターナルソードを使いこなすクレスに、ロイドとリオン。これで元の世界に戻る準備が整いました。しかし状況は一変。そこに現れたユアンがエターナルソードの欠片を全て砕いてしまいます。そう、ユアンはダオスに操られており、全てはエターナルソードの力を葬らんとする彼の策略だったのです。勝ち誇るダオスと、操られて苦しそうなユアン。一人二役となる森川さんによる名演が展開します。

ダオスを倒すためにはエターナルソードが必要。しかしこの世界にあった剣は、たった今全てが砕かれたばかり。絶望が一同の上に影を落としますが、正気を取り戻したユアンがミントに語りかけ彼女に「タイムストップ」を使わせます。そして生まれた僅かな時の猶予の中で、失われたエターナルソードを取り戻すため、客席に向かって叫びました、「手を上げて叫ぶんだ、エターナルソードをここに!」と。その声に応え、ファンがサイリウムを突き上げます。いえ、1万本のエターナルソードが、熱い想いと共に掲げられました。

会場の想いがひとつとなってクレスの元に新たなエターナルソードが蘇り、そして繰り出された「冥空斬翔剣」によりダオスの力が大きく弱まります。しかしこれで膝を屈するダオスではありません。彼の名を冠する「ダオスレーザー」をルドガーとユリウスに向けて放ちます。彼らを助けるためクレスが咄嗟にエターナルソードをルドガーに渡しますが、今の彼らではダオスの力に抗いきることができません。

そしてもう一度ミントが、「時計をここに!」と会場に呼びかけます。再びひとつとなった皆の想いによりルドガーたちの手元に時計が生み出されると、即座に骸殻化を遂げて見事ダオスを退けます。こうして、ステージと客席が熱い一体感で結ばれたスペシャルスキットが、喝采とともにハッピーエンドを迎えました。

ですが、「テイルズ オブ フェスティバル2014」はまだ始まったばかり。「ビバ☆テイルズ オブ マガジン」で行われた企画の結果発表から、最新情報の公開まで、見逃せない内容がまだまだ続きます。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)NBGI
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 【Amazonセール】GWは大容量HDDと超高速SSDでどこでもゲーム三昧!高耐久に優れた安心安全のWD製品が安くてお得

    【Amazonセール】GWは大容量HDDと超高速SSDでどこでもゲーム三昧!高耐久に優れた安心安全のWD製品が安くてお得

  2. 神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!

    神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!

  3. 純白ドレスに眩しい水着!『アズレン』×「DMMかりゆし水族館」コラボが決定ー等身大スタンディ展示や「饅頭」によるキャラクターグリーディングなど盛りだくさん

アクセスランキングをもっと見る