第79回のロコレポは、インターグローが2014年4月30日から配信しているニンテンドーDSiウェア『マイティー ミルキー ウェイ』のプレイレポートをお届けします。
『マイティー ミルキー ウェイ』は、米国のゲームクリエイター集団「WayForward」による2Dパズルアクションゲーム。海外では、2011年から配信されている作品です。
■「プラネット」を「パルス」して飛び移り、ゴールにたどり着けばクリア
本作は、宇宙人「ルナ」が主人公のスペースアドベンチャーゲーム。ワールドごとに分かれたステージクリア型の2Dパズルアクションで、プレイヤーは「ルナ」の任務を助けながらゴールを目指します。
ステージでは上画面にミニマップが表示され、「ルナ」は下画面のタッチスクリーンでアクションします。操作方法は、十字ボタンの上下で画面のズーム、十字ボタンの左右でルナのスピード調整をするのが基本。また、「ルナ」はもっている「プラネット・キャンディー」を消費して宇宙空間に「プラネット」を創り出すことができます。さらに「ルナ」が立っている「プラネット」をタッチして「パルス」すると、ジャンプしてほかの「プラネット」に移動することができます。
■「プラネット」の大きさと挙動が重要なゲームシステム
「プラネット」にはサイズがあり、それぞれが引力を持ちます。例えば、小さい「プラネット」から大きな「プラネット」に移動するのは比較的簡単ですが、その逆は難しく、上手く操作しないと軌道に乗れないこともあります。宇宙空間が舞台になっているため、「プラネット」の衛星軌道に乗ったり、離脱するときは重力や慣性の法則を考慮する必要があります
■フランス語を話す宇宙人のヒロイン「ルナ」をとりまく、日本の萌え(?)な世界観
ヒロインの「ルナ」はフランス語が堪能な宇宙人という設定で、ゲームの随所で流暢なフランス語を披露してくれます。インターグローの公式サイトによると、「ルナ」は日本の萌え文化を吸収して生まれたキャラクターデザインということで、ほかにもステージに登場するオブジェクトやモンスターなど、どことなくハイセンス系の教育アニメのような世界観で楽しませれくれます。
■独特なプレイ感覚の2Dパズルアクションゲーム
『マイティー ミルキー ウェイ』。「WayForward」の作品といえば『マイティースイッチフォース!』を第55回でご紹介していますが、本作もオリジナリティの高い2Dパズルアクションゲームですね。ゲームシステムや操作系などあまりほかにないタイプの作品で、最初は戸惑う部分があるものの、慣れてくると独特の楽しさを感じることができます。
アクションパズルとしての難易度は高く、ステージの途中でマップの壁に衝突すると即ゲームオーバーになったり(通常の壁と異なり、反対側に弾く「バウンス・ウォール」も登場します)、ステージによってはかなりの微調整が必要なこともあるなど、全体的にパズル上級者向け。世界観も含めて、尖ったゲームデザインの作品が好みの方にオススメします。
『マイティー ミルキー ウェイ』は、好評配信中で価格は800DSiポイントです。
(c)2014 WayForward Technologies, Inc.
All rights reserved.
Licensed and published in Japan by Intergrow Inc.
【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType
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